引用元: ・俺の体験した怖い話を話します
- 1: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 20:45:01.53 ID:VX/GMftH0
- それはたしか三年前の事だったかな……
とある村に人形に神様を封じ込めてそれを崇める事で福を呼ぶ風習があって
友人はそれを聞きつけて興味を持ち頼み込んでその人形をもらってきたんだ
しかしその後悪い事が起きるようになったと友人がらしく
俺はそれを相談されたんです
そんなのあるわけねーだろと言ったら本当だよ一緒に泊まってくれと言われて
仕方なく泊まったわけですね
そして泊まり始めて二日後の事です
寝ていると急に息苦しくなり金縛りにあったんです
そして出てきたのは10歳ぐらいの和服の女の子でした
前髪をそろえた長い髪の女の子がすごく暗い、生気の無い顔で見下ろしてきた……
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- 3: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 20:48:05.41 ID:s/TvH79m0
- それが、とても興奮して…
- 14: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 21:16:06.00 ID:VX/GMftH0
- >>3
めっちゃ興奮しました。 - 4: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 20:49:06.78 ID:VX/GMftH0
- しかしその時ネットで見た言葉を思い出したんです
「幽霊は死んだ人間の霊というなら生きてる人間にも霊はあるから触れる」
俺は手を伸ばしてその女の子の足を掴んだ!
そしてそのまま一気に引っ張りました。その子はすっ転んで倒れた。
そのまま俺は彼女に覆いかぶさるように押し倒したんですよ。
その時の呆然とした女の子の顔は忘れられません。
何が起きたかわかっていないような、そんな顔でした。
直前までの人形のような無機質な顔とかわって、とてもかわいかった。
俺はたまらず、そのまま和服の胸元に手を突っ込んだんですが、人間の体温よりは低いけどほんのりとしたぬくもりがありました。
そして冷たくすべすべとしててなんというかとてもやわらかかったんですよこれが。
俺はそのままそのやわらかい小さなふくらみを右手で揉みつつ、左手で彼女の手を押さえつけました。
そして顔を近づけ、そのままキスしたわけです。ちなみにファーストキス。 - 5: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 20:50:31.61 ID:fc21l8wz0
- 良い展開じゃないか!
- 6: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 20:50:45.29 ID:o4XZxLSa0
- まじかよもっとくれ
- 8: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 20:55:12.02 ID:VX/GMftH0
- なんというか夢中で吸いついて、なめまわして唇と舌を貪りました。
相手は声を出していないのに、嫌がる声が聞こえるという不思議な感覚でした。
口を話した後、胸をもんでいる手を放し、彼女の股間へと向かわせる。左手は掴んだまま。
おっぱいに吸い付きつつ、はじめて女の子の股間を触る感動。
その時初めて自分が息を止めてたことに気付いて少々むせつつも、おおきく深呼吸。
その時うっかり手を放したんですが、彼女はあまりの予想外の展開に
考えが付いて行っていないのかむしろあっちが金縛りにあってるように動かない。
というか泣いてたわけですよ。
なので俺は正気に戻り、たたずまいを直して、彼女の和服の下……なんというのか知らないけど、とにかくそれを開いて股間を視る。
暗いはずなのに不思議とちゃんとしっかり見えました。 - 9: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 21:01:26.91 ID:VX/GMftH0
- 肉声は出していないけど、あっ、とかえっ、とか戸惑うような、泣いてるような声が聞こえる中、股間を凝視。
生えてませんでした。感動。
一気に口をつけて舐めるか、それとも指で弄るかの選択を迫られる俺。いきなり突っ込むのは論外だし。
少しの間考えたのち、舐める事にしました。
味はあまじょっぱいかんじ。実際の生の女の子の股間の味は知らないけどそんなかんじでした。とにかく感動。
舌を突き入れ、顔を押し付け、ふとももを両手でつかんで貪るように舐めると、声じゃない声で叫ぶ彼女。
脳内のエロゲ知識も何もかも吹っ飛んだ思考の中で、いける、と根拠のない確信を得た俺は口を放して、
ゆっくりと指、人差し指と中指で彼女のすじの中に指を突っ込んで動かす。そしてそれをそのまま、彼女の口に突っ込んだわけです。
彼女は俺の指を舐めてくれました。いや、いやがって拒んでただけかもしれないけれど。 - 10: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 21:05:27.40 ID:VX/GMftH0
- あとはそのまま、脚を広げさせて、股間にあてがって一気にゆっくりと挿入。
当然童貞だった俺ですが、その感触はなんというか、リアルですげえ、っていうかんじで。
声を殺して顔をしかめる彼女がまた可愛くて、ああ俺って変態だなあ、と思いました。
あとはなんというかあまり覚えてなくて、とにかく必死に腰を動かし、向きを変えとにかく何度も出した感じです。
あと顔にもかけたり。
さすがに尻に挿れるという発想はありませんでしたが。
そしてさすがに疲れて一息入れると、むその瞬間に……
消えました。ふっ、と。彼女の姿は。
仕方なく俺は乱れた服を戻して、写真撮ればよかったなあと思いながら再び床に就きました。 - 11: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 21:08:03.65 ID:zDEs4ntRi
- >>1
初体験が幽霊ってやばいなwwwww - 14: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 21:16:06.00 ID:VX/GMftH0
- >>11
俺もびっくりでした。しかも半ば凌辱とか。 - 13: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 21:13:26.53 ID:VX/GMftH0
- そしてそのまま翌日。夜が明ける。
友人いわく、金縛りになってて苦しかった。お前はなんか寝返りしてうるさかったたけど何も感じなかったのか?と。
俺は女の子の霊が出た、とだけ彼に告げたわけです。
彼が言うには、自分も時々女の子が出てきて自分の首を絞めたりのしかかってきたりしていた、と。
まあそういうこともあるだろう、しかしすまない甘く見てたよ、霊ってすごいんだな、と俺が言うと、
彼も同意してしました。本当に怖い、こういう祟り?みたいなのあるんだな、って。
彼が言うには、その神様を入れた人形をもらって来たはいいものの、そのまま放置状態だったのが不味かったのかな、と。
彼はコレクター気質だけど、手に入れる事が好きなのであって手に入れたものを大゛詩にすることはあまりないのは俺も知っていた。
新しいコレクションを手に入れるために過去に手にいれたものを売る、ということもよくしてたし。
彼は、こうして自分以外の人間も同じように霊を視た以上、受け入れるしかないしこれ以上苦しめられるのも嫌だから、ちゃんと祀って大切にしよう、と言い始める。
確かにそれは見上げた姿勢であり推奨される事だと思うのだけど、でも俺はこういったわけです。
「でも一度こうなると俺たちのような素人じゃどうにもならないよ。霊能者が知り合いにいるから、その人に渡そう。
俺は一回だけだけど、お前は何回もこんな目にあってるからつらいだろう?
その人形、俺が持っていくよ。手元に置きたくないだろうから俺が買い取る事にしてさ」
と、銀行にあるお金三万円を彼に渡して引き取る提案を。
もちろん霊能者の知り合いなんていません。 - 16: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 21:22:57.12 ID:VX/GMftH0
- 彼は俺のいきなりの提案にさすがにいぶかしがりました。
いきなり三万円は不味かったか、最初は三千円くらいから交渉始めるべきだったか……とちょっと後悔。
そもそも知り合いに霊能者がいる、なんてことも話したことなかったので不審がりますよねさすがに。
本当に怖いのはここからです。
その夜に何があったのか、彼は金縛り状態で真っ暗闇の無音の中で何も見えず感じられず、ただ何か騒がしいことしか覚えていなかった。
だが俺のただ事じゃない雰囲気を見て、こういったんです。
「いや、あれは大事なコレクションだし三万程度で手放せないよ」
値段つり上げに入りました。
「手に入れるための時間や労力、レア度を考えると十万ぐらいはねぇ……」 - 17: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 21:27:32.03 ID:VX/GMftH0
- 人間の金銭欲とはなんと怖いものなのか。
金に目がくらんだ男にとっては、恐怖をやわらげるために一晩ともにした男との友情などもはや価値がないのか。
いや、その時の俺は彼に負けず劣らず性欲に目がくらんでいたわけですが。
欲しい、と。またもう一度あの幼女霊だか幼女神だかを抱きたい、と。
しかし現実には銀行に残っているお金は八万円。十万円など払えないしたとえ八万ですんでも生活費が無くなる。
「三万五千」
「九万五千」
「三万八千」
「九万二千」
「四万」
「八万」
「四万三千」
「七万八千」
醜いバトルは続きました。 - 18: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 21:35:30.20 ID:VX/GMftH0
- 最終的に、五万円支払う事になりました。
俺も彼もお互い何も言わず、互いの欲しいものを手に入れた、ただそれだけです。そこに遺恨も後腐れも何もなし。
俺は即様コンビニにいってATMで五万をおろして彼の元に。
まるでお年玉を握りしめてゲームソフトを買いに行く小学生のように興奮と喜びに胸を膨らませながら。
一瞬、その間に人形が消えている、とかあったらどうしようと不安になって、車にはねられかけましたけど無事でした。
そして彼の家にある日本人形を引き取ることに成功したのでした。 - 19: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 21:43:19.53 ID:ogIEzibJ0
- これは興味深い
- 20: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 21:45:57.64 ID:VX/GMftH0
- しかし帰ってからさすがに頭が冷えたのか、色々とありすぎたなあと思ったわけです、俺。
バイト代が入るまで三万円で暮らすのはつらい。
そしてそれ以上に、昨晩の出来事は夢なのか現実なのか。
夢ならば、すげぇ気持ちを食てリアルなあんな夢を見れるのか……と思うし、
現実ならば幽霊レイブ略して霊プとか俺ってちょっと最低なんじゃねーかなー、って思ったりします。
まあ、それは夜になってみればわかるだろう、と思って期待しつつ寝たわけですが……
その夜、何も起こらず。
翌日、友人いわく、何も起きなくてすっきりさっぱり気持ちいい朝を迎えられた、とめっちゃいい笑顔で。
こっちは何も起きなくて超がっかりだったのに。 - 21: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 21:48:28.95 ID:nFCgFr2q0
- 続きが気になる
- 22: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 21:53:36.93 ID:VX/GMftH0
- それから一週間、特に何もなくて。寝ている時に変な夢を見る事もなく、見たとしても普通の夢。
現実でも特に変なことが起きたわけでもなく、ああねあれはすげぇリアルな明晰夢で俺ってロリコンだったんだなと
そういうふうに考えるようになりました。
そしてさらに三日ぐらいたったころだと思いますが、出たわけです……彼女が。
夜、というか朝方ぐらいでした。まだ明るくなってないぐらいで。
金縛りにあって、そして俺が寝ている隣に女の子の姿がある、とわかったんですよ。
金縛りってて目もあいてない、体も動かないのに、そこに「いる」とわかった。
感情というか機嫌というか、そういうのも伝わってくる感じでした。あきらかに不機嫌。
んでかつ怒ってはいるのですが、なんかちょっと怯えているような、でも出てこないとどうにもならなかったような
そんなかんじが伝わってきました。
暫く互いが無言。
といってもこっちは身体が動かないのでどうしようもないわけですが。
そうしていたら、やがて、前の時のような声が。空気を震わす音声ではない、幻聴のような、声になってない意思というかが。
『あやまれ』
何を謝ればいいのか、と思ったりはしませんでしたよさすがに。悪いの俺だし。
でもね、謝れと言われても、俺って動けないわけです。金縛ってて。
なのでしばらく黙っていると……
『……あやまって』
再び謝罪の要求が。ただしニュアンスというか勢いというかが微妙に違う感じで。 - 23: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 21:58:42.46 ID:VX/GMftH0
- 微妙に涙目でかつ怖がってるけど必死でがんばって威厳保とうとしているようなそんな声。
ごめんなさい、正直言って萌えます。
『神様なのに……』
さすがこれ以上放置してるのはかわいそう、だけどどうしても身体が動かない。
だから俺は必死で思考を巡らせたわけです。そしたら思い出した。
あの日も身体が動かなかった、だけど一気に動くようになった。
あの時は、自分にも霊がある訳だから触れる!という考えに突き動かされて一気に襲い掛かったわけで。
強い意志で動けば絶対に動けるはずだ!!今動かないと駄目だぞ俺!!!!って感じで動きました。
がばっ!! ってかんじで。
その瞬間に彼女はびくんっ、てかんじでふるえました。まあそりゃ怖いよね。
でも俺は紳士なので、そのまま襲い掛かったりせずに、頭をさけで謝りました。
「ごめんなさい」って。 - 24: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 22:07:33.01 ID:ShBDiwf+0
- なんだこれ…
- 25: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 22:07:35.44 ID:VX/GMftH0
- 半分寝ぼけていて、そのうえ恐怖もあったので何が何だかわけがわからなかった、本当にすみませんでした。
要約するとそんなかんじで、半ば土下座状態での謝罪をしました。
わるいことしたらごめんなさいしないといけないのは当然ですしね。
まあ、悪かったと謝りながらも内心は狂喜してたてわけですが。
あれは本当だった。もし夢としても、同じ超リアルな淫夢を何度でも視れるってことは最高ですよね
どっちにしてもイヤッホォオオオオオオオ!!!!!!!ってかんじで。
そんな俺の神妙な姿に、気をよくしたのか、彼女……神様はほっとしたかんじで、わかればいい、と言ってくれました。
……レイプされてそれで許すって、神様って寛大なんですね。
それで改めて聞いてみたわけです。理性があるうちに。
「あなたは、ええと、誰なんですか?」
『神様だよ』
「いやそれは……はあ、神様ですか。ええと、友人Aから聞きましたけど……」
『うむ。人形に御霊を下ろして宿る神様であるぞ』
いきなり口調がなんかそれっぽく尊大になったので逆に信憑性が下がりました。なんというかなりきってるか演じてるっぽい。
神様じゃなくて神様気取りの幽霊か何かじゃないかなあ、というのが正直な感想。
ていうかガチ神様を凌辱したら俺って天罰で死んだりしてそうだし。 - 26: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 22:18:28.69 ID:VX/GMftH0
- そこで俺が思いついたこと。
日本の神様ってやたら難しいなんちゃらミコトだのなんちゃらオオカミだの言うでしょう。
だから名前を聞いてみたらいいんじゃないかな、って。
そして聞いてみた所、しばらく考えた後、
『人間が神様にむやみに名前を聞くものではない、そういうのはその、教えられぬ』
俺の疑念、さらに増す。本当に神様なのかなあ、と。少なくとも友人Aを祟ってひどい目に合わせるだけの力はあるみたいだけど。
「あの、でも名前ぐらい聞かないと……呼びづらいし」
『じゃあ好きに呼べばいい!』
うん、なんか三流ラノベみたいになってきたぞ。きっとこれから色んな神様っ娘が俺のところに来るに違いない。
それはおいといて、どうしようかなあと考えて……本棚を見て適当に。
「じゃあ織姫で」
ブ○ーチが表紙のジャ○プを見たのはナイショだ。
別に井上と全然似てなくてどっちかというとルキアのほうがあってそうだけど、日本の神様を自称しているのでそれに敬意を示しました。 - 27: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 22:18:43.10 ID:nFCgFr2q0
- 淫夢の続きは??
- 38: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 22:42:08.30 ID:VX/GMftH0
- >>27
最初の時よりは抵抗が少なかったと覚えてます。 - 39: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 22:43:14.48 ID:9zi0pmBx0
- >>38
その織姫とは今はどんな関係? - 43: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 22:52:50.07 ID:VX/GMftH0
- >>39
まあなんといえばいいか……
それなりに仲良くやっていると思いますよ、はい。
今のところ呪い殺されたりはしていないですね。
- 45: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 22:55:20.30 ID:9zi0pmBx0
- >>43
そんなことして仲良くやってるってのがまた面白いな
ネットで悪影響なら写真に撮ってカメラに封じ込めるってできるのかな? - 47: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 23:03:44.50 ID:VX/GMftH0
- >>45
封じ込めるとは違う感じで
なんかたぶんそういうのって
神社で買えるお札とかと同じかんじじゃないかなあ、って思うです
分身というか分霊というか力を込めた、分けたみたいな?
携帯の待ち受けは彼女の人形にしてます
変なのが映っていると言う事は無いですけど - 48: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 23:05:28.97 ID:9zi0pmBx0
- >>47
みんなぁぁぁ!!
オラに元気を分けてくれええええぇぇぇぇぇ!!!!!
って超絶パワーアップするかもしれんぞ - 50: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 23:08:46.35 ID:VX/GMftH0
- >>48
集まってくるのがどう見ても元気じゃなくて別の気なんですが。
彼女が同祖神系のあれならパワーアップしそうですけどそうじやないみたいなんで。
- 28: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 22:20:15.42 ID:mKzqeCkX0
- そういう展開になるのか
- 29: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 22:23:02.78 ID:utIQ7yOq0
- 俺は撫子ちゃん(神)とそんな体験がしたい
- 38: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 22:42:08.30 ID:VX/GMftH0
- >>29
撫子ちゃんいいよね……いいですよね…… - 30: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 22:27:26.94 ID:VX/GMftH0
- そんなこんなで会話して判明したこと。
彼女はとある地方で、神様の霊を人形に降ろしてそれを飾る事で守り神となるタイプの神様だと。
大切にしないと祟る、と。友人が周囲に悪いことが起きるようになったのはどうやらそれでのようで。
ただ、話をしている時に、眷属という言葉も使っていたので、あとでまあその言葉とかを調べて思ったんだけど、
神様本人じゃなくてそのお付の霊とかそんなんじゃないかなあ、と思ったり。
んで、ちゃんと水と供え物をしろ、そうじゃないと今度こそ祟るぞ、と。
ちなみに友人Aの枕もとにもそういう要求をするために立ってたけど奴は霊感が無くて、彼女の姿や存在はわかっても要求はわからなかったとか。
そんな時に別の人間を連れてきたのでその枕もとに立ったらいきなり乱暴されてしまった、と。
本当にごめんなさい。
「じやあ、お水とご飯や御菓子を備えてれば許してくれるんですね?」
『うむ、二言は無い』
言質とったり。
いくばくか冷静になり、論理的思考が出来るようになっているとはいえ、
半ば夢うつつ状態の健康な男性を甘く見たのが彼女の運の付きだったと思うのです。
俺はがっしりと、織姫の手を掴みました。
そしてそのまま押し倒し、あとはご想像通りにレッツ霊姦。
次の日の朝は、とてもいい気分で目が覚めました。
あと、バンツがぐっしょりとアレなことになってました。 - 32: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 22:35:52.26 ID:VX/GMftH0
- とりあえずパンツ履き替えた後で人形の前にコップに水を入れて、あと間に合わせでクッキーをお供え物として置いて、手を合わせる。
これからもよろしくお願いします、と。
そして謝罪と感謝の意を込めて新しいちょっと上等なお菓子を用意するために買い物にいきつつ考えてたわけですが。
本当に恐ろしいのは生きている人間だなあ、って。
あれがガチな神霊だとしても、あるいは俺のすげぇリアルな夢だとしも。
人間って怖いですね、という話です。
とりあえずちょっと疲れたので今日はここまでで。 - 37: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 22:41:02.49 ID:zDEs4ntRi
- >>32はいつの話?
- 40: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 22:44:32.61 ID:VX/GMftH0
- >>37でも書いたように三年ほど前だったかと思います
- 33: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 22:37:53.85 ID:9zi0pmBx0
- なんだこのエロ小説は
- 38: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 22:42:08.30 ID:VX/GMftH0
- >>33
本当になんでしょう。私のただの夢日記、として読んだ方がいいかも。ある意味ではそれも完璧にあってますし。 - 34: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 22:39:15.76 ID:VX/GMftH0
- いちおう質問とか受け付けます。
あと先に言っておきますが、人形の写真のうPはNGですすみません。
あの後新しく知り合ったとある人に言われたんです。インターネットは怖いからそういう写真は出しては駄目だと。
念とかが逆流してくる事もあるから悪影響が及びかねないから、と - 35: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 22:40:34.08 ID:9zi0pmBx0
- >>34
レ○プしといて今さらそれを恐れるか?w - 40: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 22:44:32.61 ID:VX/GMftH0
- >>35
ネットに流すことで彼女に変な影響があるかもしれないとかなんとか。
ちなみに話すだけならギリOKだそうで。でも写真だとさすがにきついらしいです。
わたくしが霊能者なら結界貼ったり浄化したりして対処できるそうですが。
- 36: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 22:40:51.65 ID:qPzJSzuD0
- >>本当に恐ろしいのは生きている人間だなあ、って。
こえーわ。おまえまじでこえーわ。 - 40: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 22:44:32.61 ID:VX/GMftH0
- >>36
全くです。
- 41: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 22:45:23.88 ID:fc21l8wz0
- 何が略して霊プだよw
- 43: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 22:52:50.07 ID:VX/GMftH0
- >>41
今では合意だと思うので霊プではないかもですね。
夢の中ってどうにも理性がおぼろげになるので仕方ないと思うんですよ。 - 42: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 22:51:29.47 ID:I4aiJlxj0
- カルト板にこういうの詳しいすごい人がいる。
その人によると心霊とかそういうものは画像とかでうpしちゃうと
見た人の元へ瞬時に行ってしまうらしい。
だからうpして大勢の人がその人形を見る事により
人形の力などが大勢の人の元に行く可能性があると。 - 44: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 22:52:52.66 ID:9zi0pmBx0
- >>42
それはじつにすばらしいことじゃないか - 47: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 23:03:44.50 ID:VX/GMftH0
- >>42
なるほど納得。俺が聞いたのとある意味逆ですがどっちもあるんでしょうね。
彼女の力が分散して飛び散ったり、そのあげくに見た人の想念が流れ込んできたりとかで。
強いモノだと逆になんかパワーアップしそうな。
- 49: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 23:05:34.86 ID:x45RaQdx0
- 今でもその霊とやってるの?
その霊はセックスを楽しむようになった? - 50: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 23:08:46.35 ID:VX/GMftH0
- >>49
断られたりもしてます。
しかしもはや一人遊びのネタに困る事もないですね。
一時期ちんちんがやばいことになりましたが。あれも祟りなのかしら。
やたら痒くなって、皮がひび割れると言うか穴が開いたみたいに皮膚が切れて血が出て。
今は治ってますが。薬ぬってしばらくしたら普通に治る。 - 51: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 23:10:49.91 ID:9zi0pmBx0
- その神様妊娠せんのか?
- 53: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 23:15:58.12 ID:VX/GMftH0
- >>51
肉体が無い(自称)神様だし妊娠はしない。
無理したらそういう赤子的な霊的存在を作れないこともないらしいけどする意義も理由もないとの事です。
- 54: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 23:17:04.78 ID:9zi0pmBx0
- >>53
これで最後にするが、隣にゴジラ人形置いたらいいと思う - 56: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 23:26:42.01 ID:VX/GMftH0
- >>54
機会があれば試してみます。
- 59: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 23:36:35.40 ID:x45RaQdx0
- >>56
前も、女の幽霊とセックスしたらありがとうと言って姿を消したというスレあったし、
俳優の奥田英二も悪霊とセックスを何日かした事あると言ってたから信じる
しかし、相手が幼女というのは単純にうらやましい... - 62: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 23:41:57.43 ID:VX/GMftH0
- >>59
どこかで聞いたのが
ヤった幽霊を文字通り昇天させられる魔法のちんこをもった男の話……
女の幽霊が順番待ちしてるって聞いたことがあります
でもやった相手が必ずいなくなるってのはさびしいと思うの - 55: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 23:22:24.86 ID:x45RaQdx0
- 霊は快感を感じるんだろうか?
霊もイクの? - 56: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 23:26:42.01 ID:VX/GMftH0
- >>55
感じてました。
まあ昔から淫魔や色情霊の話や神様との婚姻の話もありますしね。
前はそういうのは人間のしわざか夢とか空想でしかないと思ってたけど
今となるとやっぱりそういうのもガチであるのだろうなって。
無論その霊と言われる全てを完全肯定するつもりはないですが - 57: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 23:31:34.87 ID:/JOocY+GO
- ロリコンをこじらすとこうなるのか…
- 62: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 23:41:57.43 ID:VX/GMftH0
- >>57
そうはいうがな
俺はもともとストライクゾーンは15歳から23歳ぐらいまでのノーマルのつもりだったんだ
あと二次元
自分が少女にあそこまで興奮するなんて知らなかったんだよ
銭湯で女の子見ても反応しないし
- 60: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 23:40:20.07 ID:ogIEzibJ0
- 三年もやる仲なら向こうもフェラとか奉仕してくれるの?
- 63: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 23:45:50.18 ID:VX/GMftH0
- >>60
高校生のころに親父の隠し持ってる裏ビデオを見て
女優さんが蛸みたいな顔してちんちん吸ってる姿を見てとても怖くて気持ち悪いと思い
フェラは全然興奮しないのでやってほしいと思ったこともないです
こわいんだもんひょっとこ顔。無論俺の個人的な見解であって
それが好きな人を否定するつもりはありません。
あと舌を伸ばしてぺろぺろ舐める系なら視覚的にアリだと思うけど - 64: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 23:51:28.42 ID:x45RaQdx0
- あとTVでも霊とセックスした人はそこそこいて、独特の気持ち良さがあると言ってたよ
でも幼女の霊とはエロいな... - 68: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 00:03:59.34 ID:VX/GMftH0
- >>64
生の人間としたことはないけど
少なくともセルフの非では無かったですよ
- 66: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 23:54:52.69 ID:l/ro99X40
- 単純に羨ましいわwww
オマイの行動力に敬服する - 68: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 00:03:59.34 ID:VX/GMftH0
- >>66
自分でもここまで行動力があるとは思わなかった
草食系だと思ってた
- 67: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/28(火) 23:59:35.29 ID:l/ro99X40
- 神界の事とか聞いて教えてくれよ
可能な範囲で - 68: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 00:03:59.34 ID:VX/GMftH0
- >>67
今度聞いてみる
んじゃそろそろ寝ます。おやすみなさい - 69: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 00:09:31.86 ID:OQ5R2jW00
- あの~、霊界の情報を伝えられるのはほんの一握りの人間だけなので、
セックスだけしてる場合じゃなくね? - 71: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 09:08:51.11 ID:J3SIrHRe0
- >>69
まだあるので色々話していきますが
セックス三昧の日々ってわけじゃないですよ! - 74: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 20:23:52.82 ID:OQ5R2jW00
- >>71
びっぷらだとオカルト話は人気ないけど、俺は興味あるので何でもいいから書いて欲しい
できたらどんな感じでセックスしてるかもよろしく... - 98: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 21:14:25.09 ID:J3SIrHRe0
- >>74
まあその、脱がせてじっくり鑑賞してつついたり舐めたりとか。
やっぱりその、いじめるようなかんじだったりしますかね。
いや、いちゃついたりもしてますけれど。
彼女は乗っかられるより乗っかる方が好きなようです。 - 70: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 00:20:32.21 ID:wn0RNAdz0
- 寺生まれの俺の直感から考えるに>>1は相当羨ましい状況に違いない
- 71: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 09:08:51.11 ID:J3SIrHRe0
- >>70
いやまあ、色々とひどい目にもあってますし…… - 75: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 20:24:06.27 ID:J3SIrHRe0
- こんばんわ。
織姫との出会いの後の話をします。
想像していたようなセクロス三昧の毎日……というわけではなく。
実際に視覚像として普段から見えたりすることは全くなかったです。
元々霊感もある方でもないし、ああいるなあ、とかそんなかんじで日々を過ごしていました。
もちろん、水やジュース、酒、お菓子をお供えするのは出かけている時以外は欠かさない感じで。
月に数回、少ない時は月イチぐらいで夢に出てくる感じでした。
出てくるときは必ず明晰夢で肉体感覚も自由意思もしっかりしてる感じで。
出てきた時も毎回ヤるわけじゃなくて、話したりデートみたいなことしたりして過ごすこともありました。
そんで大学のサークルの旅行があったんですよ。 - 76: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 20:26:36.41 ID:J3SIrHRe0
- その日は久々に織姫と出会い、夢の中で一緒に歩いてました。
ロケーション的には秋の紅葉に染まる山道でした。現実時間では夏だったんですけどね。
その時の俺の服装は和服でした。リアルでは和服なんてほとんど着たことが無いんですけどね。
似合ってる、とにやにやしながら言う織姫。
ベンチに座った俺の膝の上に座って、俺の首に手を回してぶらさがるようなかんじで。
んでとりとめない事をいくつか話した後、ふいに織姫が真面目な顔をして言い出しました。
「気をつけなさい」
「……何が?」
「あなたにはこれから危機が迫るわよ」
「そう言われても……」
その前にも危機が迫っている、と言われて怖がってたら
仮面ライダーのフィギュアが壊れたりしただけだったし。
「そうね。じゃあ賭けをしようか」
「賭け?」 - 77: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 20:30:06.80 ID:J3SIrHRe0
- 「数日……いや、二週間ぐらい。その間に何か起きたなら、私の勝ち。
ひどいことするの禁止で」
「何かって、箸が転んでも靴ひもが千切れでも何かの範疇だろ。もう少し具体的に言ってもらわないと。
今年日本で災害が起きる、と言われても日本では毎年災害が起きてるし」
「ああいえばこういう……じゃあそうだな、霊的な危機がお前に降りかかる」
「自演禁止な」
「するか! ……本気で気をつけろ。お前に死なれたら行くあてがないからな」
「友人Aが喜んで引き取るかもしれん」
「奴は嫌だ。何言っても通じんから……」
金縛りにあって姿がわかる程度には霊感が無い事もないが、意思の疎通は無理という感じらしい友人A。
だからといって首絞めたりするのもどうかと思うが。
「じゃあ、そういうのが起きなかったら俺の勝ちと言う事で。
俺が勝ったら……」
「か、勝ったら?」
「ものすごいことをする」
滾ってきた。 - 78: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 20:32:33.84 ID:J3SIrHRe0
- そんな事を話した翌日、大学のサークルで旅行の話が持ち上がったわけです。
ちなみにサークルは文芸部。友人Aも同じサークル所属です。
連休を利用した合宿旅行みたいなかんじでサークルの希望者たちで、と。
正直俺は気が進みませんでした。だってあれですよ、昨日の織姫との話があるし。んでそういう旅行とかフラグビンビンじゃないですか。
まあそれでも行く事にしたのはぶっちゃけ単位のためですね。
教授がなんというかいい加減な不良教授でしてね。
参加者にはサービスするぞー、とか言うの。良いのかそれ。しかし背に腹は代えられないので参加したのですが……
この時、あんな誘いに乗らなければよかった、と今でも思います。 - 79: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 20:34:25.51 ID:J3SIrHRe0
- 参加メンバーは
オカルトマニアの飽きっぽい友人A。
デブでメガネだけど人柄はよくて男女ともにめっちゃモテる先輩B。男。あだ名は菩薩。
その先輩にめっちゃ惚れてる、というか付き合ってる小柄な後輩C。女。
脳みそ筋肉で外見もめっちゃ体育会系だけどガチオタな同級生D。よく上級生と間違えられる老け顔。男性。
無愛想なE、女性。
そして俺。そこに教授を加えて七人でした。 - 80: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 20:37:41.17 ID:J3SIrHRe0
- 移動は、電車で近場まで行って、あとはレンタカーを借りることに。
そうやって計画を立てていると、Aが余計なことを言い出す。
「そういや、いわくつきの人形を>>1が持ってるんだよ」
最初はお前が持ってたものだけどな。なんでこう他人事のように言えるのかこいつは。
んで、それでオカルト話に盛り上がるメンツ。
なにかいわくつきのアイテムがあるなら持ってきて欲しい、という話にまで発展する。
「こないだ手に入れた俺の秘蔵のお宝はね、いわくつきの本なんだよ。ネットオークションで手に入れて……」
また怪しすぎるモノを。
まあそんなこんなで、人形も持っていくように、という話になってしまう。 - 81: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 20:39:56.97 ID:J3SIrHRe0
- そして当日。天気はよくて風も気持ちよく、いい旅行日和でした。
Dが萌えTシャツ来てることと、Aが金剛杵を手に持っている事以外は。
ちなみに5万円したとか。真正のアホだこいつ。
普通の電車を乗り換え、ローカル線を進む俺たち。
福岡出身な俺としては、こういう席が向かい合ってるタイプの電車は実に懐かしくてテンションがあがりました。
電車の中で、人形みせてくれというので見せると、かわいいという人もいれば萌えないという奴もいたり。
いや萌えフィギュアじゃないから。
三時間ほど移動してついたのはとある高地。レンタカーを借りてペンションへ。
そして我々がやる事は……
読書と執筆でした。俺は読書。文才あまりないんで。 - 82: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 20:40:25.48 ID:mXX0sCcY0
- 織姫が古本幽霊にNTRパターンか
- 99: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 21:18:36.90 ID:J3SIrHRe0
- >>82
古本幽霊といえばA君が
ネットでネクロノミコンを二万円で買ってました。
アホですね。
- 83: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 20:42:31.95 ID:J3SIrHRe0
- 地元のジビエ料理を食べた後、風呂に入り、自由時間。
といってもやる事あまりないので読書か執筆か勉強か、っていう地味というか真面目というか、そんな面白みのないボクラでした。
まあとりとめのない雑談とかもしたりするわけですが。
そんな中、去年の金縛り事件の話に。いや実際にはそれ以上の事があったけど流石に言う訳にもいかないし。
そのことについて話してたら、じゃあせっかくだし肝試しとかもしてみないか、という話になりました。 - 84: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 20:44:27.28 ID:OQ5R2jW00
- エロスレだと思ってたら結構本格的なオカルトスレだった
- 99: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 21:18:36.90 ID:J3SIrHRe0
- >>84
自分もこんなふうになっていくとは思ってませんでした。
人生って不思議です。
- 85: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 20:46:51.61 ID:J3SIrHRe0
- 教授いわく、それなら面白い所があるから明日いこう、とのこと。教授が車を運転するという話に。
すごい嫌な予感がビンビンでした。
その夜、織姫の人形もいるわだしみんな金縛りに……あったということは特になく。
普通に朝に。
自演するなといったから自重したのかな、と思いつつ朝飯を食べる。そして散歩やらなにやらで時間を潰す。
昼は発表とか、ひとつの作品を回し読みしての討論会などを行い、ディスカッションを行う。
そんなこんなで夕方…… - 86: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 20:48:26.30 ID:J3SIrHRe0
- 夕食を食べた後、教授とDが運転するレンタカーふたつで移動。
そこは人気のない神社でした。
「さぁぁて、肝試しをしましょうかぁああぁ、うふふふふふふふ」
そんなビブラートを聞かせた気持ち悪い声色で言う教授。変な人だった。
二人組になって神社を一周する、というシンプルな肝試し。
だがしかし……Dが言葉をはさむ。
「二人組だと余るから半分ずつにしようぜ、それだとちょうど割れるだろ」
!? - 87: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 20:49:32.40 ID:J3SIrHRe0
- ここにいるのは七人、教授は残るから六人。すなわち二人ずつで3組になるのに……
彼は何を言っているのだ!
驚愕する俺たち。そして……
「……あ、計算間違えてた。六人なら割れるか」
ただの脳筋だったようです。
だが次の瞬間。
「そうだな、じゃあ半分ずつで」
賛同する教授。何を言っているのか。
よくわからんまま半分ずつグループわけをすることに。
ABC、DE俺という分け方でした。 - 88: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 20:51:12.74 ID:J3SIrHRe0
- まずは先には俺たちが行く事に。
暗い中、懐中電灯を頼りに進む俺たち。夜の神社と言うのはそれはそれはとても怖いものでした。
頭の中でとにかくここの神様にごめんなさいすみませんと必死に詫びながら歩く俺。
なにしろ神様の実在を知っているから、もう下手に罰当たりな事は出来ないわけで。
ああなんで俺こんな所に居るんだろう、と。
一緒にいるのは脳筋萌えオタと地味娘だし。まあカップルと一緒に歩かされるよりは百倍マシですが。
そうやって歩いていると……
Eが声を上げたのです。
「……! あれ」 - 89: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 20:53:28.41 ID:J3SIrHRe0
- ガサガサッ、と。音がしたわけです。
「!?」
慌ててそちらに懐中電灯をむける。それが不味かった。
そこには、白い服を着た髪の長い女性が。
白い洋服。ワンピースではく、上は半そで、下は膝ぐらいまでのスカート。
ものすごいボサボサの髪に隠れた顔はしかし白い肌がまるで岩のように際立って見えて、
眼球は血走っていました。
その表情は驚愕に凍りついており、
手には……金槌。 - 90: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 20:54:51.33 ID:J3SIrHRe0
- 「……」
「……」
「……」
「……」
一瞬止まる時間。次の瞬間、
「くぁwせdrftgyふじこl~~~~~~~~~!!!!!!」
声にならない絶叫を上げながら木々をかきわけてすごい形相で走ってくる女性。 - 91: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 20:56:14.11 ID:J3SIrHRe0
- 意味不明の言葉を吐きながらやってくる迫力に俺たち三人はそりゃびびりあがりました。
当然逃げ出す。
そしたら転倒するD。やばい、殺される!と思いました。
すごい形相でDに掴みかかる女。首を絞めようと手を伸ばし…… - 92: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 20:57:16.54 ID:J3SIrHRe0
- 「っせい!!」
Dのボディブローが女性に決まる。
見事な一撃でした。
その場でうずくまって悶絶する謎の女性。
「逃げげげ!!」
謎の言葉で叫ぶD そしてそのまま俺たち三人は顔真っ青にして教授のところに。
さすがに教授も俺たちの必死の形相に驚いてました。
そしてそのまま車に乗って慌てて帰る俺たち。
まさに一目散でした。 - 93: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 20:57:50.73 ID:J3SIrHRe0
- ペンションに戻って飲み物を飲みながら事情を話すと、教授は話す。
「あそこは……丑の刻参りがよく行われる神社なんだ」
そのまんまである。
「藁人形やらなにやらの跡があるから、肝試しに最適だと思ったんだけど……
まさかガチで出くわすとは思わなかった。
無事でよかったよ」
いや、本気で怖かったです。
しかし何よりも怖かったのは、あとから傷害で訴えられたらどうしよう、ってことでしたね。
幸いにも訴えられることはありませんでしたが。
いやしかし冷静に考えたら問題になりそうなアレですよね。みなさんは真似しないでください。 - 94: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 20:58:47.05 ID:J3SIrHRe0
- その後、織姫とまた夢の中で。
「だからいっただろー?」
「でもあれ生身の人間であって心霊系じゃないだろ」
「……でも丑の刻参りって心霊系だし」
「襲い掛かってきたのは人間だよね」
「……」
「……」
話は平行線でした。
まあ仕方ないから普通にヤったんですが。 - 95: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 21:00:07.46 ID:J3SIrHRe0
- だいたいこんなかんじです。
大学時代のサークルでおきた怖い話でした。
いや本気で怖かったですよ。 - 96: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 21:03:58.71 ID:mXX0sCcY0
- お前の勝ちなんだからものすごいことしろ下さい
- 99: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 21:18:36.90 ID:J3SIrHRe0
- >>96
路上直立全裸をさせて色々しました。
夢の中の世界なんでまあ犯罪ではないはず。
- 97: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 21:09:20.42 ID:OQ5R2jW00
- しかし、織姫ってなんなんだろう?
自然霊とか神霊とか物の怪とか死んだ人間の霊とか色々あるだろうけど - 99: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 21:18:36.90 ID:J3SIrHRe0
- >>97
自称は神様ですね。 - 101: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 21:47:15.47 ID:J3SIrHRe0
- そんなに激しくはないですね。だからこっちが突き動かします。
ちなみに彼女の弱点は胸ですね。ちっちゃいけど。
普通にイクようです。 - 102: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 22:00:15.25 ID:OQ5R2jW00
- 彼女の方からセックスを求めたりする?
神というより妖精みたいだな
欧米のスピリチュアル本には織姫みたいな存在は書いてないんだけどね - 103: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 22:14:11.15 ID:J3SIrHRe0
- 求めてきたりはしませんね。今のところは。
神と言っても西洋の唯一ゴッドとかと違って多神教の国ですからねえ
それこそ我が国は鰯の頭も神様になると諺に言われてますし。 - 105: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 22:51:17.87 ID:9onxCjyx0
- 織姫は他の神様と交流を持ってるのか?
1は他の神様を紹介されたりした? - 107: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/29(水) 23:23:17.76 ID:J3SIrHRe0
- >>105
あるそうです
人形に降ろされてはいるけど封印されてるということではないんで
別のところにもよく行くらしいし
他の神様を名乗るひとにあったことはあります
- 108: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 00:05:52.94 ID:9onxCjyx0
- んじゃ、織姫は他にも加護を与えてる人が居るのかなぁ?
オマイの専属?
何にせよ超裏山 - 147: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 20:17:24.98 ID:iao6xvKp0
- >>108
専属ですね。
しかし俺以外には絶対に加護を与えない、ということではないらしく
俺が会ってそして気に入った人間には加護を与える事もあるようです。
しかし基本は「自力本願、天は自らを助ける者を助ける」であって
頑張ってない人間を助ける事は無いとのことです。
宝くじ買ったところで当ててくれるとかそういうことはない、と。
スクラッチ系のクーポン券とかもいいの当たった覚えないし。
- 110: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 00:44:19.56 ID:0vflrfio0
- もし今後人間で好きな人ができたりとか、
付き合ったりしてHとかしたら
嫉妬されたりするのかな? - 147: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 20:17:24.98 ID:iao6xvKp0
- >>110
神様は心が広いはずですよ?
- 113: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 00:54:58.65 ID:2mC987130
- そういう、人形ってどこで手に入れられたりするんだ?
- 148: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 20:20:04.09 ID:iao6xvKp0
- >>113
こういう所にずばり書くと色々と不味いので控えますが。
書いてる話はぼかしたり強調したり隠したりしていることもありますが
「神を封じた人形を祭る」という風習がある事は事実です。
教授が前に教えてくれた有名どころではオシラサマとか。
まあ色々と調べたりして御縁があれば行き着くのではないかと。
友人Aはなんか本でその話を見つけて調べ上げたとか。
そんな行動力があるのになんですぐに飽きるのでしょうね彼は。
人生行き当たりばったり過ぎる。
まあ、何事も達成するまでの苦労が楽しい、というのはわからなくもないんですが。 - 118: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 19:05:59.40 ID:4IxrP1X40
- コンマゾロ目なら俺のとこにかわいい神様がくる
- 119: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 19:26:02.80 ID:iao6xvKp0
- こんばんわ。>>1です。
他の神様にあったのか、って話があったので
その話について描こうと思います。
今回はそんなに怖い話ではないです。 - 121: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 19:27:49.00 ID:iao6xvKp0
- 夢の中で織姫と会ったので。
「ていうかそもそもいったい何なんだろう」
と、俺は織姫に聞いてみました。
「何が?」
「いや、これって夢じゃない。超リアルで意識もしっかりしてて記憶も持続しててすげえけど、でも夢だし」
「夢だな」
「夢の世界の住人……というわけ?」
「違うな。言っただろ、神様だって」
「そこがよくわからんというか、そもそも今のこの状態が何なのか、と」
そこの俺の疑問に、織姫は少し考える。 - 122: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 19:30:51.87 ID:iao6xvKp0
- 「んー、生まれつきあるいは後から、普通に霊界や異界を見れる人間がいて、でも>>1はそういうことはないわけで」
「それはわかってる」
「でもそういう強い霊感が無い人間でも、異界に行ける事があるわけだ。それが夢だな。夢を舐めたらいけないぞ」
「夢というのは記憶の整理だと聞いてたけど……」
「それは知らないけど、それじゃ説明できない事だってあるだろう。
夢とはな、うつつとかくりよを橋渡ししているようなどっちでもある領域なのだ」
後に文献とかで調べた所、夢とは集合無意識だのアストラル界だのとも言われていて、
人間はみな無意識にそこにアクセスしていてそれが夢……だという。
それを鵜呑みにするわけではないけれど、それを考えるとなるほど確かに、ということなのだろう。 - 123: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 19:33:26.48 ID:iao6xvKp0
- 「夢が記憶の整理という事もまた正しかろう。
私が出てこない普段の夢は今のようにはっきりとしてなくて荒唐無稽でおぼろげだろう?」
と織姫は言う。
「まあ確かに」
「意識がはっきりとしてない時はな、主導権を握れていないから受け身なのだ。
自身の記憶に影響されて夢がめまぐるしくかわる。
たとえば昨日食べたご飯の記憶があれば、風景や時間がそれに影響されてしまう。
そして次々と影響されて投影されるから荒唐無稽なのだ」
「つまり夢の世界は鏡のようなもので、記憶と認識によって形が変わる。
普通に寝てる時は意識のレベルが低いので自分の記憶と認識をコントロールできないから荒唐無稽だけど、
自分の意識がしっかりしているとこの世界をコントロールできる?」 - 124: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 19:35:37.98 ID:iao6xvKp0
- 「うむ。といっても全てではないがな。
>>1が掌握できるのは自分自身と自分の周囲、そしてこの場所だけだ」
織姫の説明と、後に調べて見た事をあわせると、夢……幽界には階層があるらしい。
おぼろげで荒唐無稽な普通の夢の階層、
一般に言われる明晰夢、自分が好き勝手自由自在に操れる階層、
そしてその上には他の人達と共有する階層、世界……というふうに。
つまり、今俺がいる世界、見ている夢はいわば俺の家、俺の城、俺の領地……というかんじのようだ。
領地と言うか、島のような。 - 125: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 19:38:22.39 ID:iao6xvKp0
- 「じゃあ、他の人には会えないのか」
「普通は会えないな。ごくたまに、あるいはよく各々の領地がすりちがったりかさなったりしても、大概はそれを認識する事は無い。
みんな基本的に自分の世界しか見えておらぬのだ」
「基本的に、というなら例外的な人もある?」
「うむ、それが霊能者とかいう者達だな。もちろん、霊能者と言うものの理屈が全てこれで説明できる、という事は無いが。
よその世界、異界を認識できればその住人達もまた見る事が出来る。
こないだもお前が気づいていないだけで客人が来てたぞ?」
「マジか」
「マジだ。別に悪さはしてなかったから安心しろ。そもそも私がいるんだ、そんな連中は通さん。
私だけではなくて、そういう世界を守る存在は殆どの人間にいるからな」
「守護霊とかそういうもの?」
「うむ」 - 126: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 19:39:32.46 ID:iao6xvKp0
- そこまで言って、思い至る。
「俺は友人Aからお前の憑代である人形を譲り受けたわけだが、じやあ今あいつには?」
「……」
「……」
黙る織姫。心なしか目が泳いでる。
流れる沈黙。
友人A……
「ま、まあ別にいいけど。あいつなんだかんだで逞しいし」
「タフだもんねー」
よかったなA、神様のお墨付きだ! 頑張れよ地獄のタフガイ。 - 127: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 19:41:15.01 ID:iao6xvKp0
- 「そういやそれで前任者? みたいなのはいたの?」
「うむ。人によっては複数いる事もある。お前には一人いたけど、今は別のところに行ったな」
「どんな人だったの?」
「んー……まあ普通の人? とりたててとりえもなとそうな40歳ぐらいのおじさんだったかな」
「おじさんか」
「ああ、それで謝ってた。あ、あの後にな」
「合意だから謝る事ないのにね」
「どの口がそれを言うか!」
「Aにはどんなのが?」
「……いなかった。い、いや私が見つけられなかっただけかもしれないし!」
A……お前って奴は。漫画かラノベのおもしろキャラか。 - 128: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 19:44:03.12 ID:iao6xvKp0
- 「しかし他のか……あってみたい気がするな」
そう思う。ここが俺の世界なら、ある意味はただの妄想と変わりがないわけだし。
「会えるぞ?」
「マジか」
「うむ、方法はいくつもある。さしあたって今可能なのは、ここから別のところに行く事だな。
ただし、だ。無礼なことはするなよ」
「するはずないだろ」
「……」
ものすげぇ目でにらんできた。
だれもなにもしていないのにね。 - 129: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 19:46:00.88 ID:iao6xvKp0
- 「んで、行くにはどうすればいいんだ」
「んー、どうだろうな。そういうの試したことないし」
「おい」
「まあ変に工夫しないほうがいいな。おい目をつぶれ。そして私の手を掴め」
「お、おう」
言われたとおりにする。
「では歩くぞ。ついてこい」
織姫が歩きはじめるので、一緒についていく。
「もういいぞ」
言われて目を開けたら、そこは山中だった。さっきまでも山の中だったけど、それとは別の山だと一目でわかる。
「ここは誰の世界? 俺の知ってる人?」
「阿呆。他人様の世界にお前みたいなけだものを連れて行けるか。
ここはしいて言うならひとつ上の階層、みんなが共有している所だ。
ほら、そこから下を見て見ろ」
言われたとおりに、指刺された高台というか崖と言うか、そこから下を見てみる。 - 130: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 19:47:33.40 ID:dtuw4rjx0
- 幽体離脱スレでも階層がうんぬんあったな
- 131: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 19:47:34.36 ID:iao6xvKp0
- そこには町があった。
自分の服装やら織姫の感じや町と言うロケーションから古い時代劇みたいな村かと思いきや、普通に現代の町だった。
アスファルトで舗装されてる道があり、建物があり、人も歩いている。
「まああの人々のうち半分は他の人間がイメージただけの人形みたいなものだが」
「みんなが共有はどうした」
「お前だって自分の夢で街にいたり学校にいたりしたら他の人間がいるだろ?
あれだってみんなお前のイメージで作られた影、書割、はりぼての人形みたいなものだ。
お前の一部分でもあるし、中には自我が普通にあるものもいるが。
そしてうち半分は意識的あるいは無意識的かは知らんが、この世界に来ている人間。そしてもともとの住人だ。
中には人間じゃないものが人間の形をしているものもいるぞ」
「荒唐無稽だなー……まるで漫画みてぇ」
「現実はものすごいぞ。漫画など人間が想像しただけのものだが、
現実の幽界はその想像がさらに反映されパワーアップしたものが足されているからな。
そしてもう一度自分の身体を見て見ろ」
織姫に言われて見てみる。 - 132: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 19:48:58.29 ID:iao6xvKp0
- すると、自分の服装は作務衣みたいな和服ではなく、普通の洋服になっていた。
「あれ、なんで」
「ここはそういう現代の街だからな。そこに和服の人間がいたらおかしいだろう。
そういう無意識のイメージがこの場所を作っているから、あらがおうとせぬ限りは人の意識はその常識に流される」
そういう織姫は相変わらずの和服だった。
「和服に戻そうと意識すれば、いつもの要領で戻せるがな」
仕方ないので小林幸子みたいな衣装に変身した。輝いてます、俺。
「戻せ阿呆」
「なんで」
今思えばなんでもくそもないと自分でも思う。
「目的はここじゃないからな」
そういって織姫は俺の手を掴む。
「ゆくぞ」 - 133: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 19:50:46.62 ID:iao6xvKp0
- そして次の瞬間視界が切り替わる。もっと山の上の方に行った感じ。
そこには神社のような建物があった。
「■■どのー」
名前は聞こえなかったが、何かの名前を呼びながら鳥居をくぐる織姫。俺も一緒に入る。
そして社に入ると、社の奥から誰かが出てきた。
そこに出たのは……
神主さんだった。
ただし、頭が鶏。まごうことなきニワトリでした。 - 134: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 19:53:39.18 ID:iao6xvKp0
- 「な、なにこの人! ……人?」
「神様だ」
狼狽する俺に、織姫が言う。
「と言っても神話に残るような古くも偉くもないですけどねー」
静かな声が鶏の口から出る。表情が読めない瞳で語りかけてくるその神様はとてもシュールだった。
「ええと、その、何の神様なんですか?」
「山の神の眷属です。主に鳥類たちの一部をまとめたりしていますね」
それは見たらもう否応なくわかります。
なんというか、パロディされた天狗みたい。カラス天狗ならずのニワトリ天狗というか。
「ああ、それはいいですね。ではそう呼んでください」
採用された!
無礼な考えをあっさりと受け流すどころか肯定してくる。神様って心広いんだなあ。
「それで、>>1さんはどのような用件で」 - 135: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 19:55:37.68 ID:iao6xvKp0
- 「……えっ」
要件など俺からは特になかったのだが。
織姫の方を見る。
「ええと、無いな、うん。あ、なんか他の人と会いたいと>>1がいったから……」
考えなしの行き当たりばったりのようだった。
「なるほど。そういうこともあるでしょう」
許された。
しかしそうなると話題が無い。
そもそも別の神様と会うことになるとか予想外だったし。
それでもなんとか話を聞いてみる事にした。
「え、ええと。ニワトリ天狗様って、何処に祭られているんですか?」
「特に祀られてませんね」
祀られていないのか。
「忘れられた神、捨てられた神もいれば新たに生まれた神もいますからね。
人間がそのすべてを把握し管理して祀るとは無理でしょう。
織姫さんとて、ある意味では最近生まれたばかりの神でしょう?」
人形に降ろされて、守り神人形となった時点で、ということなのだろうか。
つまり俺は零歳児を……ゴクリ。
「おいそこ」
とりあえず彼女を無視して話を進めてみる。 - 136: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 19:57:08.14 ID:iao6xvKp0
- 「……じゃあ、神って何なんでしょうかね?」
信仰を受けるのが神かと思ったけど、そういうことじゃないのかもしれない。
「ふむ、難しい話ですね。大局的に見れば、人間の魂もまた神と言えますし、
狭義で見れば私は神ではない、ただの鳥頭人身の怪物やもしれません。
……あなたには、私は何に見えますか?
「ゆるキャラ」
即答してしまった。
ゆるキャラじゃなかったら特撮の怪人かなあ。正義側の。
今(この書き込みしてる2014年現在)やってるキョウリュウジャーのトリンみたいな。
「ならばそうなのでしょう。全ては主観ですよ。
心で受け止め、信じたものを信じればよろしいのです」
「信じたものが悪いものだったら? いや、あなたがそうだとは言うつもりは全くないですけど」
信じた結果騙されてしまう被害者が世の中には多いので、ちょっと気になった。 - 137: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 19:58:56.98 ID:iao6xvKp0
- ニワトリ天狗様は言う。
「試練です、などと言うつもりはありません。
人間であれ、霊的な存在であれ、人を騙して信じさせようとするものは確かにいますからね。
騙される人には、騙される人の問題もあります。
騙される方が悪い、のではなくてですね。
何かが間違っていたり、目が曇っていたり、鼻が利かなかったり、色々と、です。
そういう人たちは……一見素直に信じてしまったように見えますが、そうじゃないんです」
「と、いうと?」
「人は、自分の視たいものを見て、信じたいものを信じます。
お金儲けの詐欺に騙されるのは、金銭欲につかれているから。
神を名乗る魔に騙されるのは、自分のみに都合のいい神を求めているから。
良くも悪くも、人は望む世界を手に入れるのです。
我欲、我執、信念、固定観念に固まっているから目が閉じてしまう訳です。
難しい事ですが、それらを取り払って本当の意味で素直に全てを見る事が出来たなら……」
表情が全く変わる構造をしはていない鶏の頭なのに、すごく優しく微笑んでいるように見えた。 - 138: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 20:00:36.81 ID:iao6xvKp0
- 確かにそれはものすごく難しい事だと思う。
それが完全になせたなら、悟りに至ったとかそういうレベルではないのだろうか。
「完全に至る必要はありません。そうあろう、と心から思っていればそれでいいんですよ。
そうすれば、普段からも神や霊が見えるようになるかもしれませんね」
「霊能力が?」
「神様的な立場から言うなら神通力、と言いたいですね。
いや、どちらでもいいことですけれど。
信じて、神や霊、重なり合った隣の世界住人の存在を信じて受け入れて、今までの自分を変えていく事。
そうすれば見えてくるでしょう。
いや、すでに見えているのではないでしょうか。肉眼による視覚としてとらえる事は出来なくても」
「なんかそこにいるかも、みたいな……?」
そういう雰囲気なら確かにわからないでもない。
まあそれは気のせいだ、として大半の人間が感じながらも無視して忘れて行っているのだろうけれど。
「はい。気のせい、ですね。そう、まさしく「気」のせい、と申しましようか。
生きている人間にそれを把握するのは難しいでしょうけれど」
「まあ確かにとても難しいです」
「なので無理する事はありませんよ」
「は、はい」 - 139: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 20:02:48.88 ID:iao6xvKp0
- それ以外にもとりとめのない話をして、社を後にする俺たち。
「なんというか、いい人だったな」
「だろう?」
どや顔する織姫。
しかし色々と面白い話を聞けたと思う。
そして今思う事は……
「とりあえず、しばらく鶏肉は食べたくない」
普通に人語を喋るでかい鶏と会話したら、そうも思うのも当然だと思います。
鶏を締めるのを見て以来肉が食べられなくなった母の気持ちがちょっとだけわかる気がしました。 - 140: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 20:04:31.53 ID:iao6xvKp0
- ……とまあ、そんなかんじでした。
あのインパクトはすごかったですよ。 - 143: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 20:09:30.47 ID:dtuw4rjx0
- あとさ、いくらなんでも会話覚えすぎじゃね?
一応夢の中だろ? - 145: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 20:12:30.93 ID:iao6xvKp0
- >>143
夢日記はちゃんとつけるようにしてますし。
内容に関してはその後に自分で調べて検証したこととかも混ざってますがだいたいあんなかんじでした。
あと書いてたら忘れてたことがなんかものすげぇ鮮明に思い出せます。
時々イメージがまるで当時の夢の中を視覚的に再現してるように感じられたり。
まあ一字一句完璧再現してるわけじゃなくて、だいたいこんなかんじ、を脚色したものと見ていただければ。 - 146: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 20:15:51.62 ID:dtuw4rjx0
- そっか
まぁ俺はこうゆう話信じたいタイプだから楽しく見させて貰ってるよ! - 151: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 20:32:19.52 ID:zWAawGnqO
- 織姫とはどのくらいの頻度で会ってんだ?
オマイが望めば会えたりする? - 153: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 20:39:51.80 ID:iao6xvKp0
- >>151
そんな自由自在にあの世界に行ける、というほど熟練しているわけではないので……
あとから俺が行ってるのは幽体離脱、体外離脱というものだと聞いて練習もしてますが完璧ではないですね。
ただ、居る事をイメージすればそこにいるかいないか、とかは感じられます。
常に視覚像として視えるわけではないですが。
普段はよく漫画家や小説家が「キャラが脳内で勝手に動いて話す」みたいなあんなかんじで、
一人二役の脳内対談というかそんな感じでの会話もしたり。
後に夢で会った時に「こういう話したよね」と言うとそれが合致したり、私そんな事言ってないと言われたりもあります。 - 155: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 21:05:52.55 ID:dtuw4rjx0
- なあなあ、声が聞こえてたらラップ音みたいな感じで何か鳴らしてもらう形で合図してもらおうぜ
- 158: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 21:20:10.19 ID:iao6xvKp0
- >>155
ラッブ音なら何度かありましたね。
でもまあ今となってはわざわざそれをしてもらう理由がない、見たいな感じです
- 156: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 21:08:15.97 ID:qYZ/evEg0
- 一度俺も織姫とヤらせて下さい
- 158: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 21:20:10.19 ID:iao6xvKp0
- >>156
絶対にノウ! - 160: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 21:48:04.95 ID:iao6xvKp0
- んじゃ可能かどうかわかりませんが今度聞いてみます。
- 161: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 22:18:36.50 ID:M0aEAhwz0
- やっぱこのスレすごいね
俺が読んだ「ベールの彼方の生活」もかなり似た感じで霊界を移動してたし、
階層もちゃんとあったよ
ニワトリ天狗様の言う事も「シルバーバーチの霊訓」や「神との対話」で
高級霊が語っていた事と通じるものがある
でも欧米の本だと、本当にこういう神のようなあいまいな存在のエピソードは全然ないんだよね
imimiさんや江原啓之が対話したのも日本の神様だけだし
シルバーバーチも神との対話の自称神(本当は著者の守護霊)も、
神は完全な無人格で、宇宙の法則そのものか、宇宙そのもので、
イエスキリストは人間だと言ってたしね - 164: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 22:59:43.03 ID:iao6xvKp0
- >>161
認識の問題なんでしょうね。
古今東西であの世の仕組みとかが色々と食い違ってるけど
それを見た体験した人間の常識、信念、感覚のフィルターを取ってみると
それは全部言い方や見え方、受け取り方が違うだけで同じものなんじゃないかなあ、と。
- 162: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 22:45:04.33 ID:JNcPv4940
- >>1は離脱も試してるみたいだけど
離脱したら織姫と会えた? - 164: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 22:59:43.03 ID:iao6xvKp0
- >>162
そもそも一番最初に彼女の足を掴んだとき
幽体離脱したっぽいです
それ以降は明晰夢を経ての離脱、ってかんじで
そのあとで自分で離脱挑戦して成功した時は
織姫が出てきたりします
- 163: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 22:50:11.70 ID:2mC987130
- 幽体離脱で思い出したが、タルパとかとも関係はあったりするのだろうか?
- 164: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 22:59:43.03 ID:iao6xvKp0
- >>163
タルパ、かぁ……
暴走させた人ってまじで怖いし大変ですね
あれが中高生にまで広まってたのにはびっくりしました
大変だった
タルパって人が信仰で神様を作り上げるプロセスの簡略化したものなんでしょうね
魔術や呪術の式神とかみたいなのも原理は同じでしょうし
タルパの話が出たんで次はタルパの怖い話をするとします
ただ1日からちょっとPCを数日間離れるんで
もしかしたらそれを話せるのは二月の三日か四日ぐらいになるかもです - 165: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 23:03:48.63 ID:JNcPv4940
- 俺は怖いの苦手だから離脱しようとしても耳鳴り辺りでびびっちゃうんだよなぁ
織姫から来るときと、離脱時で会う時は何か違う?あと離脱中鏡見た? - 166: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 23:11:30.31 ID:iao6xvKp0
- >>165
自分で色々と試してて前兆が来たとき
ものすごい衝撃と痛みが来てものすごくビビりましたね……
幽体離脱関係の書籍を色々と本屋で見て、試したわけですよ
ヘミシンクは買うお金が無かったんで、瞑想して寝る感じで。
面白いのが、離脱の練習を始めてから夢で彼女が出る事が無くなりました、全く。
明晰夢にもならず、普通の夢しか見ない。
もしかしてやらない方がよかったのかな、と思いつつも一か月ぐらい過ぎたらようやく前兆が。
金縛りにあい、全身がゆっくりと振動して、ぶるぶると来た後、胸に痺れるような衝撃が
ずどーん、とかずきーん、とかそんなかんじで。
そして恐怖で、やばいやばいと思ってとにかく逃げたい、起き上がりたいと思いつつも
いやここで逃げたらまずい、って必死にあらがってると
手が掴まれたんですよ。女の子の手。
あっ、これは織姫だな、と思ったら、大丈夫だぞって声が聞こえて、引っ張られるというか引っこ抜かれる感じで。
そして離脱完了。真っ暗だった視界が晴れてくると、自分の部屋、そして目の前に織姫が。
自分の部屋はなんかちょっと家具の位置とかが本来と変わったりしてましたが、それでも確かに俺の部屋でした。 - 167: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/30(木) 23:16:16.67 ID:iao6xvKp0
- 鏡は見ませんでしたね。
一番最初の時と違ったのは、寝ている自分の姿がちゃんと布団にあったこと。
そして一緒に部屋の外に出てみると、風景も住んでる町に「似た場所」でした。
車とかもあるし人も歩いてる。
歩いてた人たちが自分のイメージなのか、それとも幽界の住人なのか、あるいは現実に生きてる人達のこちらの姿なのか
それは判別がつきませんでした
その後は川に行って釣りをしました。何も釣れませんでしたが。
あとは自力での離脱成功記念にということでラブホに行きました。
実際の部屋と同じなのか食い違ってるのかは検証不可。 - 185: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/31(金) 21:08:48.35 ID:HmVkyVcu0
- 「おい>>1、同人イベント行こうぜ」
同人イベント、という言葉と似合いそうにない同級生Dが俺に誘いをかけてきたのは、秋の日の事だった。
俺はその日は普通に暇だったので、断る理由もないし快諾した。
今でも思う。断ればよかったと。
同人イベントはもう説明する必要はないと思うけど、コミックマーケットみたいな同人即売会である。
ディープなアキバ系ではないもののやはり漫画やアニメやラノベとかは普通に好きな俺なので、そういうのに抵抗は無い。
イベント会場の近くの駅で待ち合わせることになった。 - 186: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/31(金) 21:10:46.13 ID:HmVkyVcu0
- そして集まる人達。男女合わせて六人、俺を入れて七人。
その中に、彼女はいた。
女子中学生のU子である。
外見は可愛い方だった。ポニーテールでハキハキした明るい子、というのが最初のイメージだった。
そして皆でイベント会場に行き、サークル入場でDたちが先に入る。チケットの数が足りないので三人は一般口から入場である。
ならもっと遅れてきてもよかったのに、と思ったが、一般列で並ぶのもまた醍醐味、らしい。
そうして並んでいると、U子が俺に話しかけてきた。
少し普通のとりとめのない世間話をしていたのだが、不意に彼女が言う。
「Dさんから聞いたんですけど、いわくつきのアイテム集めてるって本当ですか? - 188: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/31(金) 21:11:53.42 ID:HmVkyVcu0
- それはAの方だ。
いや、あいつから譲ってもらったとびきりのいわくつきアイテムがあることに変わりは無いけれど。
「いや、俺はそういうのを集めてるわけじゃないよ。集めてる奴は他にいる。
だけどそいつから買い取ったものもあるよ」
……と。よせばいいのに話してしまったのは、ただ二時間も並ぶのが退屈だったからだろう。
彼女はそして案の定食いついてきた。
「へー、すごいです! 私そういう怖い話とかオカルトめいたもの大好きなんですよ!」
そうキラキラ輝く眼で見られて悪い気がする男はいないと思う。
その手の話で盛り上がり、時間は過ぎ、即売会が開場する。
Dのいるスペースへと移動する俺たち。
そして、U子は言った。
「あの、知ってます?」
何をだ。
というほど俺もアレじゃないので、ここは素直に「知らないけど何?」と聞き返してみる。大人ですね、俺って。
「タルパ……っていうのがあるんですよ」
「へえ」
その時は初耳だった。 - 189: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/31(金) 21:13:13.18 ID:HmVkyVcu0
- U子いわく、チベットの門外不出の秘術であり、人工未知霊体という意味らしい。
目の前に想像して対話を重ねる事で人工的に霊を構築していくとかなんとか。
熟達すればやがて他人にも見えるとかなんとか。
かなり眉唾ではあるが、そういうこともあるのだろう、とは思った。
現に神様幼女と出会ったりニワトリ天狗様と話したりしたことがあるので、頭から否定する理由は何処にもない。
ただ、なんか危なっかしいな、というイメージを漠然と抱いたのは覚えている。
イベント終了後の飲み会には彼女はこなかった。
いや、中学生だし当然だけど。
変える時にケータイのメールアドレスと電話番号を半ば無理やり交換させられる。
ちなみに女の子のケータイ番号とメアドを知るのは、連絡網・名簿的なもの以外では人生初であった。
もし、織姫に出会っていなければきっと舞い上がって惚れ込んでいただろうと思う。
ちなみに……
「今度そのAって人のところに連れて行ってください!」
この言葉もあったから、ああ別に俺に気があるわけじゃないんだな、って思えた。
だから、その時は可愛い妹が出来たようなそんなかんじだった。
飲み会でDも同じようなことを言っていた。 - 190: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/31(金) 21:15:15.03 ID:HmVkyVcu0
- 「あいつ、恋愛対象としては全くノーサンキューだけどかわいいよな。
妹みたいで。でも妹って普通は攻略対象だからちよっと違うか」
「普通って何だよ」
「この世には二種類の人間しかいないんだよ。攻略可能か攻略不可か、だ」
「お前黙ってれば本当に体育会系イケメンなのになあ」
「褒め言葉と受け取って置こう」
飲み会が終わると、U子からメールが来ていた。
簡単な挨拶だったので、こちらも軽く返しておく。今日は楽しかったです、と。
即返信が来た。
女の子って、返信が早くてしかも連続で来るものだと驚く。
なんというか、会話の切り上げどころがわからん。
これから風呂入るので、というと、
『そうでしたか、がんばってください! お風呂、覗きますねウヒヒww』
みたいなのでメールは終わる。
すっげぇ疲れました。 - 191: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/31(金) 21:17:16.40 ID:HmVkyVcu0
- その日はちょうど夢の中で織姫と出会えた。
「……お疲れ様」
織姫は憐れむような眼で見てくる。
こういう時って、他の女に鼻の下伸ばしてー!きー!とくるんじゃないでしょうか、と聞く俺。
「いやまあ、あれ見てたら振り回されて大変だなあ、と思ってのー……膝枕しようか?」
「お願いします」
夢の中の和風邸宅の廊下で、外を見ながらのんびりと寝転がる。
「そういや、タルパって知ってるか?」
「知らぬ」
返答はあっさりとしたものだった。
「お前を通してあのおなごから説明は聞いておるがな。なんともな。
そもそも秘伝が簡単に世に流出するはずが無かろう、と私は思うぞ。いや、流出した時点で秘伝秘術ではなくなる、といったほうがいいか」
「日本のそういう秘術も流出していないものって沢山ある?」
「あるぞ。お前も知らん、私も知らんものも沢山な。
だがえてしてそういうものは、知るべき時、知られるべき時が来れば世に出るものだ」
「そういうものか」
「私の存在だって、本来は地方の秘められた村の風習だ。しかし知る者が増えて、紆余曲折を経て私とお前は出会った。
それにどんな意味があるかはわからんが、たしかに意味はある。
そういうものだぞ、>>1」
「そういうものなのかな……」 - 193: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/31(金) 21:18:18.86 ID:HmVkyVcu0
- 「しかし、たるぱか。秘術と言うが、原理自体は簡単なものだな。
日本の式神とそう変わらん」
「そうなの?」
「うむ。依代があるかないか、よそから降ろすか内から分けるか、そういう違いはあれどな。
己の気を込めて作るという意味では基本は同じだぞ。
無意識にやっている人間も多い。生き霊、というのは聞いたことあるだろ」
「ああ、それは聞いたことあるなー。強い執念や怨念が生きたまま幽霊になって向かっていくってやつ」
「無意識ゆえに術とはほど遠いが。呪いとしては確かだぞ。
あの手の鬼はしつこく厄介だ。私も戦ったことがあるが」
「生まれて一年ぐらいじゃなかったか、お前」
「人形に魂降ろしをされて守り神になってから一年、だ。当然それより過去も私にはある」
「別の神様やってたとか?」
「んー、なんというか当たらずとも遠からずだ。大神の眷属、末たるものとして働いたりな」
「メイドさんしてたのか」
「何故そうなる。お前あやつに影響されたか」
あやつとはDのことだろうが、俺は影響されたつもりはない。 - 195: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/31(金) 21:19:10.27 ID:HmVkyVcu0
- 「だが気をつけろよ。
生兵法は怪我の元と言う。不用意に妙な術を行おうとすればそれは己に還ってくる。
ましてやお前は術者でも何でもなかろう」
「そりゃそうだ。俺はそういうのになれるとは思わないし」
かっこいいとは思うけど。現実には、丑の刻参りに遭遇して悲鳴あげて逃げるような人間ですし。
腰抜かしながらも返り討ちにしたDはすごいと思う。
「二人で退魔バトルするのも面白いぞ?」
「もう飽きた」
何を隠そう、最初の頃は怪物を設定して作りだして戦ってたりした。
なにしろ、この世界は俺の自由自在になる自分の領地、夢の世界だ。
特撮ヒーローに変身して戦うことだって自由である。
仮面ライダーディケイドに変身していろんな怪人と戦ったりしたこともあるし、自分でデザインしてやってみたこともある。
めっちゃ楽しかった。でも同じことばかりやってても飽きると言うもので。
かといってガチ怪物と戦う気は無いし。
「同じ事やり続けて飽きないのはエッチだけだ」
「阿呆」
ぴしゃり、と叩かれた。 - 196: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/31(金) 21:20:21.05 ID:HmVkyVcu0
- それからというもの。
女子中学生のメール攻撃は続いた。
ほんとうになんでもない文面の雑談を次々と送り込んでくる女子中学生U子。
ごめんなさい、JCの底力舐めてました。
「相手するからそうなるんだよ」
Dは言う。
相手しなきゃそのまま返信はこない、でも翌日にはま普通に来る、だから適当にしときゃいい、と。
付き合ってる相手でもないんだからこじれる訳でもないしこじれてもべつにいいだろ、ということでした。
「いやでもこじれたらその……いろいろと心労が」
「お前けっこう繊細でへたれな」
「お前が図太いだけです。オタのくせに」
「世の中には二種類の人間しかいないんだ。図太いか、繊細じゃないか」
「同じじゃねぇか!?」
「……ま、狙ってるんじゃなきゃほどほどにな。
オタはな、自分の相手してくれる人間に無条件に惚れやすい生き物だからな」
「難儀な生き物だな。ていうかお前も?」
「おう。しかし不思議と中々話しかけてもらえん」
体育会系だから同じアキバ系からは敬遠されているのかもしれない。 - 197: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/31(金) 21:21:34.68 ID:HmVkyVcu0
- そして、そういう日が続いていた頃……
ぴたり、とメール攻撃が止まった。
俺から何かしたわけでもなく。メールで地雷踏んだわけでもない……と思う。
しかし急にぴったりと止まる。気にはなったものの、特にこちらから連絡する用事もないし、そのままにしておいた。
そして、土曜日の夕方、うつらうつらと横になっていたら……
いつのまにか寝付いたのか、夢を見ていた。しかしいつもの明晰夢、離脱夢とは違う。ロケーションもなんか違うし、織姫の姿が無い。
無いなら呼んでみようか、と思っていたら……
胸に激しい衝撃。
かつて最初に離脱が成功した時に似ているけどそれとは別種の、激痛が。 - 198: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/31(金) 21:22:26.18 ID:HmVkyVcu0
- 「……え?」
というか、胸から銀色の何かが生えていた。
赤く塗れるそれは……刀の刀身だった。
「ぐ、ぎゃああああああ!!?」
痛い、すごく痛い。
かつて化け物を作って戦いごっこをしていた時に殴られたりした事もあったが、軽い痛みや衝撃ぐらいだった。
こんな激しい痛みは感じた事が無かった。
転がる俺。倒れた時に刀はすでに抜けていたが、痛みはすごく後を引いていた。
そして苦痛を感じながら上を見上げると……
「え?」
そこに立っていたのは、
某ブリーチに出てくるお子様隊長、日番谷だった。
続く - 192: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/31(金) 21:18:01.61 ID:eW26y7myO
- タルパ?知らんが悪い予感しかしねぇ
- 199: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/31(金) 21:24:33.26 ID:HmVkyVcu0
- >>192
当時同じく嫌な予感してたら
見事に的中しました。 - 200: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/01/31(金) 21:29:25.08 ID:CdzN0BH/0
- >>1乙
面白いわ
織姫とのいろんな話を楽しみにしてるノシ - 229: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 18:17:48.48 ID:MPeLplFO0
- お疲れ様です、>>1です。無事もどってきました。
車で移動中に真っ白い煙のような人間型の不気味な影を見ましたが無害でした。
ちなみに運転してた人は坂道で転げ落ちる首みたいな何かを見たとか。
すげぇなT湖周辺。
そろそろ続き投下いたします。 - 230: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 18:18:26.20 ID:MPeLplFO0
- 前回までの話!
かわいい女子中学生と知り合った>>1、しかしそのJCはオカルトマニアだった!
そこまでならいいんだがちょっとストーカー気味だった!
そして始まるストーカーじみたメール攻撃、辟易する>>1。
そんな時、メール攻撃が止まったのだが……
>>1の夢の世界に現れ、攻撃をしてくる何者かがいた!
その姿は……なん……だと……!? - 231: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 18:19:56.51 ID:MPeLplFO0
- 「ちょっと待て、なんだよお前!?」
激痛に苦しみながらも突っ込む俺。なんでそんなんが出てきて襲ってくるのか。
マンガやアニメの夢は見た事があるが、こんなことは初めてだった。
日番谷は無言で刀を振り回して襲ってくる。俺はパニックになってひたすら逃げるしかなかった。
ちなみに、アニメ絵そのものがそこにいる感じではなくて、三次元っぽいというか、2.5次元というか……
上手く説明できないけれど違和感は夢フィルターで消えている感じ。
いや当時はそんなの気にするヒマなかったわけだが。
「なんだこれ、ぐっ、な、なんだよこれぇ!?」
今まで夢の中でバトルごっこした経験なんて完全に忘れて無様に逃げるだけの俺。
そして倒れてうごけなくなる。
あの時のDみたいに倒れながらも逆転の一撃を、なんてとても無理で。
刀を振りかぶる日番谷。
やばい、やばいやばいやばいやばい!
そして俺は…… - 232: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 18:22:56.39 ID:MPeLplFO0
- 「織姫ぇええええっ!」
彼女に縋るように、名前を呼ぶしかなかった。
次の瞬間、場面転換。
気が付いたら、自分のいつもの夢の中の屋敷にいた。
「……っ、!」
我に返る間もなく胸に激痛が走る。
見ると、血で真っ赤に染まっていた。
その血をみた瞬間、意識が飛びそうになるが……
「阿呆。気をしっかり持て、大丈夫だお前は死んでない!」
織姫がいて、俺に声をかけてくれた。
「痛くない、痛くないぞ。痛みなど消せる、ここはお前の世界だ、お前の城だ。お前の夢だ。
お前がここで死ぬ道理など無い。
夢で殺されたとて、人間は死なぬ!」
彼女の声に少しずつ落ち着きを取り戻していく。
そう、これは夢。
昔は死ぬ夢を何度か見た(仮面ライダーに日本刀で切り裂かれて断面にハンバーグ詰め込まれて死んだ)事があるけど、
それで死んだことなんて一度もない。
そう思っていると、痛みはまだ鈍く残ってはいるものの、傷と血は消えていた。 - 233: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 18:23:50.87 ID:MPeLplFO0
- 「……ふぅ」
井戸からくみ上げた水を飲んで、一息つく。まだ胸は痛い。
「……なんだったんだ、あれ」
俺はそう織姫に聞く。
「……ふむ」
織姫は考える。
「あれは、鬼だな。いや、しかし漫画のキャラクターの姿をする鬼、か……
かなりおかしいぞ」
「うん、すごくおかしい」
それにあれは鬼じゃなくて死神だし。設定上。
「まあデザインはおいといて。なんで鬼が……」
「お前、誰かにひどく恨まれたとか、そういうことは無いか?」
「特に思い当る事は無いけど……」
「誰かから恨まれ憎まれたかせねば、あの手の鬼が来ることは無いぞ。あれには明確な悪意があった」
「悪意、か……」 - 234: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 18:25:51.25 ID:MPeLplFO0
- 正直、ぞっとした。あんな悪意をぶつけられる覚えなんて全くない。
明確な殺意をぶつけられて殺されようとするなんて、テレビの向こう側の話だとばかり思っていた。冗談じゃなかった。
だけど、確かなことが一つ……
「ありがとう」
「んむ?」
「織姫がいなかったら、たぶん俺殺されてた。
いや夢で死ぬ事は無いのかもしれないけど、ショック死してもおかしくなかった……
てや、取り殺されてた、っていうのか、そうなってて不思議じゃない。
でも、お前の名前呼んだら都合よく逃げられたのは、助けてくれたんだろう?」
その言葉に、織姫は頬を染めてそっぽを向く。
「わ、私は守り神だぞ。本分に戻って働いただけだ。そもそも私がいたのにそれだけの傷を許したことが……」
「でも、俺は生きてる。本当にありがとうな」
「……」
黙る織姫。かわいい奴だった。
しかし、本当に心当たりがない。そしてどうすればいいのか、これから…… - 235: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 18:26:42.29 ID:MPeLplFO0
- 「あれ、また襲ってくるのかな」
「おそらくな」
「……ずっとここに引きこもってる訳にはいかんし」
「夢は醒めるものだ。現世に戻ればそこは肉体を持つ人の領域なのでいきなり切り殺される事はあるまい。
そこまでの鬼ではないし、むしろそこまでの鬼ならとっくに殺されてるぞ」
「じゃああれは……」
「タイミングを見て襲ってきたのだろうな。
しかし一度把握したからには、私が守る。だがそれにも限界はあるぞ。
おい、お前に霊能者の知り合いとかは……」
「いません」
「だよなー」
そんな都合のいい人はいない。オカルトマニアなら数名知ってるがみんな知識はあるが霊感とか無い人ばかりだ。
求む、寺生まれの破ぁーっ出来る人。
「ならばとれる方法はいくつか限られるぞ。
ひとつ、私がかけあってもっと上の神霊の力を借りる。
この場合、まず私の面目がない」
「いきなり生々しい」 - 236: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 18:31:15.57 ID:MPeLplFO0
- 「それに加えて、上の神霊が素直に力を御貸ししてくれるかわからん。確実に代償を背負うことになるぞ」
「代償って……」
「仕事を命じられたり、だな。現世で色々と動かねばならなくなる、バトルもあるぞ」
「いやですん!」
またあんなふうに刺されたり斬られたりするのはまっぴらごめんだよ!
「……他の方法は?」
「霊能者を探して依頼する」
「わー、他力本願」
「確実ではあるがな。しかし上手くいいのが見つかるかという点では不確実だ。
そして三番目だが……」
「三番目は?」
「術者を捜し出して止める事だ」
バトルものよりも探偵もののほうが、まだマシである。 - 237: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 18:34:25.90 ID:MPeLplFO0
- 目を覚ますと、ものすごく疲れていた。
胸にはまだ痛みが残っている。かなり痛い。
心臓発作とはまさにこんなかんじなんだろう、と思った。
台所で浴びるように水を飲み、深く深呼吸を繰り返す。
そして冷蔵庫を開け、とにかく今食べられる食材をかたっぱしから胃に詰め込んだ。
そしてコンビニに出かけて栄養ドリンクを飲む。
とにかくエネルギー補給が大事だと思ったのだ。霊体か魂か、そういうのを刀で貫かれ、痛みがまだ残っている。
このままほっといたらろくなことにならないだろうというのは容易に想像がついた。
あと、コンビニからの帰りに車にはねられそうになったけど、これはただの俺の不注意だと思っておいた。
この場合、下手に連想して関連付けてしまうとそれがさらに呼び込んでしまうと思ったからだ。
レッツポジティヴシンキング。むしろ車に轢かれなかったのは織姫が守ってくれているからだ。
さて、俺を狙っている人間を特定しないといけないのだが。
こういう場合は、自分に心当たりがない以上、地道な聞き込みしかない。
だがしかし、探偵スキルなんて俺には皆無である。どうしたものか…… - 238: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 18:38:26.62 ID:MPeLplFO0
- 「それ、U子じゃね?」
Dの言葉であっさりと目星がついてしまった。
彼には詳しい話はせずに、夢で日番谷隊長に襲われた、みたいなことを言っただけなのだが。
「タルパの話、されただろ。俺前に聞いたけど、あいつのタルパっての日番谷隊長をモデルにしたって言ってたし」
ものすごくビンゴだった。
「……というか、お前もそういうオカルト信じてるんだ?」
「あったらいいなあ、と思ってるしあるんじゃないかな、とも思ってる。
んで、他人の体験を頭から否定する事はしねぇ。
あと。タルパ作っておかしくなった人間の話も聞いたことあるしな。
あれは統合失調症に自分からなるようなもんだと聞くぜ」
「……想像以上にやばくないか、それ」
「やばいな。だけどああいう手合いが言われてやめたりはしないだろ。特に女だぞ。
肯定と同意以外は聞く耳なしだからな、女って」
「お前女嫌いなの?」
「客観的に言ってるだけだよ。
それにU子だが……」 - 239: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 18:42:56.67 ID:MPeLplFO0
- そうして俺は耳を疑う話を聞いた。
オート化したタルパが、俺の悪口を言っていたらしいのだ。
いきなりメールが止まったのは、おそらくどうやらたぶんきっとそれが原因だろう。
タルパ日番谷と会話していたら、日番谷があいつは駄目だ、と言い出したとか。
その話をU子が女友達に話してて、それがDの耳に届いたらしい。
「女って怖いなあ……俺、何もしてねぇよ」
「何もしてないからじゃねぇの?」
そうやってDは人差し指と中指の間に親指を挟むハンドサインする。をまあ、なんておげれつなのかしら。
「むしろしたら犯罪だわ。俺はそういう事はしない」
10歳の外見の神様幼女を霊プしたその口で平然と言い放つ厚顔無恥な男がそこにいた。というかそれは俺だった。
「……となると、一度話し合うべきなのかな」
「やめとけ」
却下された。 - 240: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 18:46:14.94 ID:MPeLplFO0
- 「女ってのは感情の生き物で理屈が通じんぞ。一度こじれると手を切るか距離置いてほとぼり覚ますのが一番だ」
俺の場合、そうやって待ってたら呪い殺されかねないわけなんだが。
織姫が守ってくれているようで、体調が悪くなって腹下したりとかその程度ぐらいしか今のところ影響はない。
いや充分あるけれど。
長期戦になると確実に敗北決定である。しかしかといって腕ずくでどうこう、というのもあり得ないし……
そんなことすりゃこっちがリアルで犯罪者である。
「とにかく、話し合わなきゃ始まらない」
平和的交渉にむけてメールしてみた。
着信拒否されていた。
「だから言ったろ」
Dの同情に満ちた言葉がやけに染みた。 - 241: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 18:47:47.40 ID:MPeLplFO0
- 「とりあえず犯人はわかったわけだが……」
そして俺は街の書店にいた。
棚の説明にはこう書いてある。「精神世界」
書店によってはオカルトだのスピリチュアルだの占いだのの案内がしてある、あれだ。
こういう時にかっこよく手助けしてくれる師匠は俺には存在しないので書店かネットを当たるしかない。
そしてどの本を参考にするか……
もうね、これはフィーリングしかないわけで。
一目見て「あやしい」「信用できない」と思ったのは除外。俺自身の心に問いかけるのです。
もちろん、そこに偏見フィルターがかかっているかいないかも重要なので、よく見ておかないといけないのだが。
そうやって色々と調べた結果、今の自分にも出来そうなことは……
身代わりを立てる事、である。 - 242: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 18:48:59.84 ID:MPeLplFO0
- もちろん、誰かを本当に身代わりにするわけではない。
AやDあたりなら案外平気そうだけど。
そしてどうやって身代わりを用意するのかは……
かつて、見たあれである。人形の呪い。人形を相手に見立てて釘を打ちつける呪術。
あれからヒントを得て、調べ上げた、身代わり人形である。
……まあ、よくある手なのではあるが。
用意するのは半紙。習字に使う紙である。
それを人の形に切って折って、そして針で刺して採った俺の血を塗る。中心部に丸を描くように。
これで俺の身代わりになってくれるはずだ。
……本当だろうか、簡単すぎねぇか? と思ったりするが、そこは信じる事だ。
とにかくその人形に強く祈る。強く念じる。俺の身代わりになるように。
その後で、部屋の四隅に盛り塩をしておく。結界というやつだ。簡易的な誰でもできる奴だけど。
今の俺にできる付け焼刃はこれで精いっぱい。
これで、タルパ日番谷の攻撃は俺ではなくて俺の身代わり人形に行くはずだ。 - 243: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 18:50:40.67 ID:MPeLplFO0
- そして夢の中。
「まあ、まずまずだな」
織姫はそう言う。どうやら及第点らしい。
「これであの鬼は、身代わりの形代へと向かうだろう。だがそれからどうするか、だな」
「どうするか、というと……」
「鬼が形代に喰いついたら、燃やして供養するか。それとも……」
どうせだから、決着をつけるか、か。
胸を抑える。あの時の痛みが蘇る。
「……ああ。やられたぶんは、やりかえしてやる」
俺はそう言った。 - 244: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 18:52:18.27 ID:MPeLplFO0
- そして織姫は、山の外を見る。
俺もそちらを見る。
そこには、人間大の大きさの紙人形を剣で刺すタルパ日番谷の姿が見えた。
どうやら、彼にはあの人形は俺の姿に見えているのだろう。無事に餌には引っかかっているようだ。
「で、どうするんだ?」
「知れたことだ。あの滑稽な独り相撲をしている鬼を、こちらへと引きずり込んでやるのだ」
織姫が笑いながらそう言った。
俺は静かに、「それ」をイメージする。
隙を見せているタルパ日番谷をこの世界に引きずり込み、取り込むイメージ。招待ではない。ただ引きずり込む。
心で、意思で、掴みあげ、吸い込む。
そうイメージした時、空間が、景色がゆがみ、渦を巻く。
そして紙人形の胴体に記された血印がまるで掃除機のようにタルパ日番谷を引きずり込んで、俺たちの目の前に吐き出した。 - 245: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 18:52:51.94 ID:MPeLplFO0
- 「てめぇ、何をやりやがった」
初めて日番谷が口を開く。あ、アニメの声と同じだ。
「それはこちらの台詞だよ。なんで俺を襲うんだ」
「てめぇが雛森を狙ってるからだろうが」
……。
えっともしかして、U子さん、自分の事を雛森と呼ばせているのか。
うわぁ。
「アイツは、俺が守る」
お前は何を言っているんだ。
お前は何を言っているんだ。 - 246: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 18:53:24.84 ID:MPeLplFO0
- 「決着をつけるぜ。卍解! ――大紅蓮氷輪丸(ドン)」
頭痛くなってきたので描写は控えるが、なんというか本当にあれだなあ。
なまじっか意識がはっきりしている明晰夢状態だから、なんというか冷めちまうと言うか。
いや、気を取り直さないと。
いくらアニメキャラの恰好をしているとはいえ、相手は鬼というモノらしいし。
鬼。想念の塊、異形の霊。陰の念が凝り固まって生まれたバケモノ。
神様がいるのなら鬼だって存在するだろう。今の俺にその存在を否定できる材料は無く、それは確かに眼前にいた。
悪意と殺意をその刀に宿らせて。
ここで殺されれば、現実の肉体、命にも影響があるのだろう。ありていにいうと、取り殺される。
俺は死ぬ、殺される。 - 247: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 18:53:55.95 ID:MPeLplFO0
- ……殺されれば、の話だが。
頭はだいぶ冷えて落ち着いているし、さんざんここで特撮ヒーローごっこしてきたのも今は明確に思い出せる。
なによりも、ここは俺の世界だ。俺の夢だ。俺の領域だ。
ましてや。女神様がついている俺に、女子中学生の妄想風情が、勝てるわけもない! - 248: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 18:55:20.33 ID:MPeLplFO0
- 「ぐわー」
吹っ飛ぶタルパ日番谷。
……ファンが見たらぜったいに怒り狂って炎上するレベルで、勝負はあっさりついた。
というか、さんざかっこいい事言ってたのに、俺が戦う前に織姫がワンパン一発で叩きのめしていた。
いや、ワンバンというか。
織姫が地団駄を踏んだ。足ふみを一発、地面に向かって。
それだけで地割れが起きて。タルパ日番谷は吹き飛んだ。
弧を描いて落ちた。頭から墜落した。
まるで車田正美漫画のようだった。
「なん……だと」
振り上げた拳を降ろす先を見失った滑稽な男がそこにいた。
というか、紛れもない俺だった。 - 249: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 18:55:50.95 ID:MPeLplFO0
- 「十年早いわ、若造が。儂を誰と心得るか」
一人称が変わってますよ織姫さん。
まあ、神様だしねぇ。さっきも言ったけど地形効果補正は抜群だし。彼に勝ち目は一部も無かったわけだけどさすがにこれはちょっとだけ同情する。
「……ていうか、これどうするの」
目の前には動かなくなっているタルパ日番谷がいる。
「ふむ」
それを見下ろして、織姫が言う。
「このままほっとくと、彼女の元に戻るだろうが……それだと元の木阿弥になるかもな」
「というと?」
「あくまでも本体はあの中学生。こやつは彼女によって生み出された鬼だ。
斃せば本体のところに戻るのみよ。
場合によっては、鬼を屠れば術者にも害が及ぶこともあるが、こやつはそうではないようだしな。
その手の場合は、斃しても戻ってまた蘇り、を繰り返す」
「なんて難儀な……。ていうか色々とパターンがあるんだな」
「世の中簡単ではない。多様なケースがいくらでもあるからな。
高度で強い術ほど呪詛返しの反動はつらく場合によっては命すら落とすが、子供の妄想遊びではこの程度だろう」
「その妄想遊びに殺されそうになった俺っていったい」
「雑魚だな」
「雑魚かよ」
雑魚でごめんなさい。 - 250: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 18:56:32.14 ID:MPeLplFO0
- そして少し織姫は思案して、
「喰うか」
そう言う織姫。
「喰うのか。腹壊したりしないか」
「こんなものに当てられるほど私は弱くも脆くも無い。
人間だって牛を食ったら牛になる事はあるまい。もはや霊気、念の塊にすぎん。
なんならお前が食うか? お勧めせんが」
「理由は?」
「お前とあの娘に縁がつながるぞ」
「絶対嫌だ」
「だろうな。私が喰う場合はちゃんと綺麗に禊いで祓って浄化するのでそういうことはないぞ、安心しろ。
女子中学生との縁が欲しいなら残しておいてもいいが……」
「完膚なきまで綺麗に浄化してさしあげなさってくださいませ女神さま」
心からの願いだった。
というか土下座した。 - 251: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 18:57:35.80 ID:MPeLplFO0
- 「さて」
織姫は、タルバ日番谷の足を掴みも、びたーん、と地面に叩きつける。
ぺらぺらの文字通りの二次元になるタルパ日番谷。
それをくるくると丸める。
あらまあなんということでしょう、タルパ日番谷くんはあっという間に美味しそうなロールケーキに!
それを包丁で切り分けて、織姫は言う。
「やらんぞ?」
「いりません」
ロールケーキをおいしそうに食べる織姫。
それがタルパ日番谷の最後だった。
- 252: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 18:58:11.35 ID:MPeLplFO0
- 「……その話がマジならすげえな。
だけどよ、俺の知ってるタルパっつーのは、あくまでも自分の中にもう一つの人格を設定するものだろ」
Dが言う。
色々とぼかしてはおいたが事の顛末を彼に話したのだ。
「ああ。それで間違ってないよ。
だけど、もともとがオカルトなチベット密教の秘術、というふれこみだしな。
俺もこういうのは最初は信じてなかったけど、実際に体験したらな」
「そういうもんか。ま、前々からU子にはそういう話はあったしな。
あいつと付き合うと夢見が悪くなったり体調崩したりするとか」
……おい。
「そういうの先に言ってくれませんかねえ!」
「お前あいつと付き合ってねぇじゃん」
「交友という広義の意味では付き合いあったよ! おかげで大変な目にあったよ!
……いやまて、それぐらい、なのか?」
「ああ、死んだりした奴は出てねぇよ。
たぶんU子の天然ストーカーっぷりに悩まされてそういう夢とか見たりしたんだろって」
「……なるほどな」 - 253: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 18:59:46.93 ID:MPeLplFO0
- それと同じで、今回の事も科学的、心理的な見地から説明は出来るわけだ。
確かに、俺も彼女からのぷちストーキングに辟易してはいた。
それがあのタルパ日番谷の形をとって、俺の無意識に投影されて出てきて俺を攻撃してきた。
あのまま放置していたとしても、死ぬことは無かったのかもしれない。
……心理的ダメージはきつかったが。
まあ、どちらから説明できたところで、主観として俺が体験したことは俺にとっては事実であり真実である。
「どっちにしろ、大変だったわ……」
「大変だったな。ご愁傷様だ」 - 254: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 19:00:27.11 ID:MPeLplFO0
- それからも彼女とは会ってない。織姫の言った通り、タルパ日番谷を破壊され食われた事によるダメージは無かったようだ。
なお、Dによると、うまくイメージできなくなった、いなくなったといっていたらしい。大好きな日番谷君がいなくなって落ち込んでいたようだが。
Dは「きっとソウルソサエティに還ったのさ」とフォローを入れておいたらしい。
そしてU子は、その後別のタルパを作り始めたらしい 銀魂のキャラだということだ。誰までかは聞いていないし、聞きたくもなかった。
そして幸い、それらが俺を襲いに来ることは無かった。
U子にとってもはや俺のことは完全にどうでもいい人間になったようである。
最初から最後まで振り回されっぱなしの上、何も解決すらしていないようだったが、ひとつだけ言える事は……
女って、怖い。 - 257: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 19:28:40.93 ID:TS83RMeVP
- 乙
- 258: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 19:31:43.83 ID:PCyyCLRqP
- >>1
乙
久々に楽しませてもらったよ。ありがトン - 259: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 19:42:34.78 ID:ytVY6KiS0
- >>1乙!
やっぱ楽しいし辻褄が合うね! - 261: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 19:54:31.51 ID:XH9+0tPD0
- >>1乙
面白かったwww
そういう事もあるだろうなぁって見てる
この世とあの世との関わりとか、この世と神界との関係とか、織姫さんと話した思い出深い事や教訓になった事とかあったら話してよ
あと、最近のエッチな報告も頼むwww - 262: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 20:15:49.17 ID:MPeLplFO0
- >>261
じゃあエッチな報告と言う事で。
もうひとつ、似たような怖い話がありました。
タルパじゃなくて生き霊の色情霊、ターゲットは俺じゃなくて彼女持ちイケメンの人で。
そして生き霊出してた女が一言で言うとゴスロリポンレスハム。
イケメン氏の髪の毛使って人形作った後しばらく放置してたらその人形がめっちゃ湿ってカビ生えてた。
そのまま割り箸で掴んで何重にも重ねたゴミ袋にいれた上で神社に頼んでお焚き上げで燃やしてもらいました。
ちなみにそのポンレスハムは法律によって彼に近づくのを禁じられているタイプの人。
もしまた同じようなことがあれば人形作って身代わりにしてねとイケメン氏に伝えて後はノータッチです。
関わりたくねぇー。
ちなみに彼は夢の中でゴスロリポンレスハムに追いかけられて捕まって犯されたとか。
そんな夢を頻繁に見るようになって、縁あって俺にその話が持ちかけられてきたわけで。
俺「豚の丸焼きにして食ったりしないの?」
織姫「お前がやれ」 - 263: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 20:24:48.56 ID:MPeLplFO0
- 後に聞いた話だけど生き霊に関しては実力行使で倒しても駄目な場合が多いらしいです
なにしろ本体は普通に肉体を持って生きている人間であり、
今回の日番谷隊長と違って別の人格ではない
無意識に飛ばしているエロエネルギーなのでいくら破壊して倒しても本人が多少疲れるだけだと
だから身代わり人形を相手に好き勝手させた後そのまま昇華させるのが一番だと。
まあ一度そのハムを見た事あるけど戦って勝てる気全くしませんでした。物理的に。
教訓、やはり女ってマジ怖い、魔物です。 - 264: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 20:55:18.73 ID:ytVY6KiS0
- >>263
生き霊の事は女だけじゃなくて男女どっちも酷いのは酷いからね
執着心の粘度という部分では女性の方が酷いかもしれんが一瞬の爆発力なら男もなかなかだと思う
生き霊って弾切れのないマシンガンみたいなもんで標的変えたりジャムらない限り撃たれ続けるんだよね
フラついてる霊よりも人間って怖いと思う
しかも生き霊ってすごいはっきりと不気味な感じで居ることが多いし影響もすごい - 267: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 21:40:12.97 ID:MPeLplFO0
- >>264
しかも生きてる肉体、命というエネルギータンクに繋がってますからねえ
生きてる人間怖い
文庫とかの実話怪談にも時々生き霊の話乗ってるけど
男の気持ち悪いストーカーの話とかけっこうありますよね
自分はまだ見た事ないけど
ドッペルゲンガーと呼ばれるものも生き霊……
というかよく考えたら幽体離脱して地上を歩くのも生き霊みたいなものか
- 271: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 22:00:43.02 ID:ACdiy5pG0
- >>267
悪意や害意、俺に対するいたずら程度のものならしょっちゅうです。
ただ俺以外の他人や社会に影響が及びそうな流れになると強引に話を終わらせて消えてしまいます
なので実害が出たことは無いです(一日不快な気分にさせられたり程度)
他にもいくつか彼らの中で禁忌みたいなのがあって、俺がマジレスモードになるってのも含まれてるので
まともな話し合いが出来る環境じゃなかったりですね……。
お返事ありがとうでした。参考にしますね - 273: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 22:31:43.47 ID:MPeLplFO0
- >>271
本当にやばくなった時は、確固とした強い意志で消し去るしかないでしょうね。本当にやばくなったら。
一番強いのは本人であり主人である自分、負けるはずがない、という強固な確信と共に。
落としどころつけて共存が一番ですけど。
- 272: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 22:08:08.67 ID:ytVY6KiS0
- >>267
生き霊が出る概念は色々あるといいますね
少し思っただけでも一瞬だけ行く事があるとか
霊力強い人だと如実に出るとか
執着心が強ければ強いほど長く強く居座るんでしょうね
書き込みに関しては携帯ならWi-Fiとかなら書けるけどキャリア電波だと難しい場合がありますよ - 273: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 22:31:43.47 ID:MPeLplFO0
- >>272
こないだケータイで試してみたら駄目でした。 - 265: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 21:18:05.81 ID:ACdiy5pG0
- タルパって初めて知ったけどググって怖くなった
十五年くらいかけて作った脳内キャラのうち2人が、完全に勝手な言動してるんだが不安になった
俺が無意識の部分で2人で盛り上がった話報告してきたり
ギターを弾けるようになりたいが、俺の能力や知識を超えることは出来ないからお前ギター買って練習しろとか要求してきたり
ヘンな儀式とかしたことないけど、大丈夫なのかなコレ - 267: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 21:40:12.97 ID:MPeLplFO0
- >>265
あきらかな悪意や害意が見えなきゃ問題ないのではないかと思います
そのギターの要求も、要求を受け入れなきゃ、従わなきゃひどい目に合わせると言って来たり
実際にひどい事が起きたりとか
そういうことがないのなら問題ないのでは?
悪霊化しなきゃそれは自分の分身であるわけなので仲良く付き合っていけばいいかと思います
不安なら三人でじっくり話し合ってみるとか - 266: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 21:35:53.36 ID:EAMes9GG0
- >>1さんは
織姫さんから現実としての体験はさせてもらってないの? - 268: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 21:46:52.35 ID:MPeLplFO0
- >>266
現実の世界での体験と言うなら……
結び付けようとすれば何でも関連付けられますからね。
望んでいる事が「偶然」起きたり、困っている時に何かからの助けが「偶然」来たり。
上で話した交通事故にあいかけたけど無事だったのも、守ってもらえたと解釈してます。
そういうのでなくてあえていう物質的な何か、と言えば……うーん
俺が起きてる知らない間にバトル繰り広げていたのか、その残滓として
ものすごい悪臭が部屋の中に漂っていたことがありました
生ごみの腐った感じの。だけど臭いの元となりそうなものは何処にもなくて
部屋の外にもそれらしき原因は皆無。
悪臭もすぐに消えました。 - 269: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 21:54:23.32 ID:MPeLplFO0
- まあ離脱や明晰夢での体験も意志も記憶も継続してるし肉体的感覚として
もはや現実と変わりがありませんからねえ
「霊がいるのなら現実的な確かな証拠を見せて見ろ」
という考えは昔は持ってましたが今やとっくになくなりました
あと関係ないけど前に言われたような
ブログとかみたいなのは一応作っておいた方がいいんですかね?
別のところから書き込もうとしたらリクエストタイムなんとかってのが出て書き込めなかった事もあるし
自分とことこから急に書き込めなくなった場合……とかのために
まああまり気にしなくてもいいんでしょうけど - 274: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/03(月) 22:54:54.66 ID:wFXk/HVG0
- いやー、やっぱりすごい内容だねこのスレ
100%実話! 自然霊との対話を少し読んだけど、
死んだ霊より生霊の方が厄介というエピソードが書いてあったよ
あと日本には今でもたくさんの自然霊やら眷族と呼ばれる存在がいるみたい
ヨーロッパでも天使や龍神には会えたけど、アメリカでは何にも会えなかったそうだ
欧米の方では自然霊と対話してる人はほとんどいないのかもしれない
欧米のスピリチュアル本には自然霊との対話のエピソードが全然出てこないから
このスレも本当に驚くばかりですわ... - 278: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/04(火) 09:24:59.07 ID:XFNgb5OK0
- >>274
何かの本で読みましたがアメリカは国民の六割が悪魔の実在をガチ信じてる宗教大国らしいですね
広い国土を支配するには仮想敵か宗教が大事とは聞きますが
キリスト教支配の結果、「精霊・自然霊なんていないありえない」「いたとしても人間の話すべき存在じゃない」
みたいな信念体系が確立されているのかも?
あとああいうのは「悪魔」にカテゴライズされるとか
よく日本で低級霊や動物霊が神霊の名前を騙るように
あちらでは大悪魔の名前を騙るとか
前にテレビでありましたよね、おばさんに憑りついて髪の毛をむしるしかできないルシファー
僧侶に脅されて泣きながら去って行ったと言う
- 276: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/04(火) 01:09:30.71 ID:qDg9LSDNP
- 何というか、知られざる世界の仕組みがあるってのがいいし、その一端を垣間見れてるのは素敵だな。
先の話の中に、鬼を食べれば縁が繋がるぞ。ってあったけど、一般的な人の縁とか恋人との縁なんてのはどういう風に繋がるのだろうね。
神様の目からはどう見えているんだろう。 - 278: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/04(火) 09:24:59.07 ID:XFNgb5OK0
- >>276
どうなんでしょうねえ。万物は縦横無尽につながってるとは思ってますが。
人や神様によって見えるものは違うのでは。
- 277: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/04(火) 01:23:13.87 ID:CL2zgiTp0
- いつも、こういうスレを見てる人が少ない事を不思議に思うんだよね
こういう現実もあると思うと、生きる事がかなり楽になると思うんだけど
宇宙人バシャールの本(バシャール3巻)だと、こういうのを「泡の現実」と呼んでいた
その人たちが見ているものは大抵「本当ではない」と仮定されて、「頭がおかしい」と言われる
でもこういうのも本当の現実で、ただ、集合意識に同意されていない現実だというだけだ、と言っていた - 278: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/04(火) 09:24:59.07 ID:XFNgb5OK0
- >>277
今までの現代文明人的・科学的信念、世界観が壊れてしまうので
人によっては楽になるどころか苦痛でしかないこともあると思います
極論、たとえば「死後の生が存在するとか嫌だ、苦痛でしかない」「地獄とか絶対にいきたくねぇ」みたいな?
そこまでじゃなくても自分の世界が壊れるのって衝撃ですからねえ
あとはやっぱり「多くの他の人がそういうから仲間外れにされたくない」とか。 - 279: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/04(火) 09:35:11.76 ID:XFNgb5OK0
- しりあった魔女さんの話ですが。
不信心者は地獄に落ちると言うけど
そもそも神や霊をガチで信じていない人たちは無が待っているそうですよ
自分の信念、「科学信仰」が自分自身を消滅させるとかなんとか。
なお別にキリスト教以外を信じてても地獄に落ちるわけがねぇ、ってげらげら笑ってました
地獄に落ちる人は「自分が地獄に落ちると思ってる人、落ちたい人」だと - 280: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/04(火) 10:14:44.08 ID:fSaVjFME0
- 思春期女子の希望と絶望の相転移エネルギーはすごくてそれを餌にしている生命体もいるくらいだしね。
- 290: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/04(火) 20:03:50.17 ID:XFNgb5OK0
- >>280
そいつは触っちゃいけない生き物ですね。
- 281: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/04(火) 10:34:40.58 ID:RjVH2N1V0
- 道教じゃ夢落陰として秘術とされてるけど。
>>1さんは、織姫さんと上手くやってるからドンドン現象化すると面白いよ。
精霊らの契約方法や縁切り縁結び運気の扱い方を織姫さんに聞くといいいよ。
ちょなみに>>1さんが禊してから織姫さんとセクロスしてごらん。 - 290: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/04(火) 20:03:50.17 ID:XFNgb5OK0
- >>281
頑張ってみます。
- 283: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/04(火) 12:02:12.14 ID:N6c3IIP90
- 1乙 大変 面白く読ませていただきました。
私は心理学を学んでいたものなんですけど夢と言うのは
自分自身の深層意識の反映したものだと言われております。
織姫さんから夢とはどういうものなのか聞かれたかと思いますが
それに対する返事も深層意識の反映ですので1さんが無意識の部分で
思っていた「夢」とはこういうものだという願望が現れたという感じですね。
深層意識の部分ですので操ろうと思っても難しいです。
故に織姫さん、鶏頭の神様が個人的意思をもって活動している
と思いこんでしまうんですね。
すいません、科学的解釈の話をしてしまって。
夢が無いですよね。 - 290: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/04(火) 20:03:50.17 ID:XFNgb5OK0
- >>283
前も言いましたが俺はそれを否定しません。
ただひとつだけ言わせていただくと。
最初の時点ですでに俺の本性ってみんなにバレてねぇ?
初金縛りの恐怖と緊張と離脱時の欲望解放状態とはいえ
神様少女をいきなり掴んで引きずり倒して押しかかってアレするような人間だと。
もう気をつけようがなかった! 後の祭りだコレ!!!
- 289: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/04(火) 19:25:37.93 ID:pT9+SUPH0
- >>1乙です
自分はたぶん霊感とか無い方だと思ってますし、たぶん見たことも無いのですが、
最近になって日本の神道・かみさまに興味を持っていたのもあり、
楽しく読まさせていただきました。
今後とも色々なエピソードを楽しみにしております。
幽体離脱のくだりがちょっと気になり、昨晩自分でも出来る訳無いと思いつつも、
幽体離脱関連をググり色々な方法を軽く閲覧した後、
ベットの上で仰向けになり力を抜いたりなんぞしてみました。
するとなんだか体がマットレスにめり込むような感覚があったのですが、
なんだか良く分からないまま就寝…
そしたら今日、母親から俺が夢に出てきたからなんとなく…的な電話があり、
それからも普段滅多に連絡よこさない友人からも電話が来たり会社に遊びに来たり…
偶然なだけかもしれませんけどねw - 290: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/04(火) 20:03:50.17 ID:XFNgb5OK0
- >>289
偶然かもしれないし、離脱した時の記憶を忘れているだけかもしれません。
何にせよ幽体離脱というのは長く地道な練習をしていけば
誰でもできるものらしいですよ。
離脱と言えば
織姫に連れられて温泉に行きました。
裸の女の子ばかりでした……
そしていざ、という所で電話の着信音で現世に引きずりおろされました。
おのれ。 - 291: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/04(火) 20:51:08.77 ID:XFNgb5OK0
- 神様、ということで
神様関係で体験したことを話そうと思います。
それは友人Dの家に泊まった時……
「そういや変な神社があるんだよ」
いきなりDが言い出しました。
「何、まじで?」
そしてAが食いついてくる。
Dの友人であるF君がそれについて話し始めた。
「これは俺の友人が実際に体験した話なんだが……」
いきなりうさんくさかった。
「貧乏神を祭っている神社、というものがあるんだと。
俺はそれを聞いて、実際に行ってみたんですよ」
友人はどうした。
「普通の神社とすげぇ違うんです。なんというかね、祭っている神様が貧乏神なのもそうですが……
ご神体を叩いて蹴り飛ばすんです、参拝方法が」
すげぇアナーキーな神社だな。
そしてDが立ちあがる。
「合法に神様を殴れるなんて最高だよな!!」
「お、おう」
俺は頷くしかなかったわけで。 - 292: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/04(火) 20:51:41.73 ID:XFNgb5OK0
- というわけで、男四人で貧乏神神社に。
貧乏神神社に我々の常識は通じない。
御手洗で手水をする?
二礼二拍一拝?
そんなものはない。
それではここで貧乏神神社の参拝方法を説明しよう。
そのいち、用意された御神木の丸太を思い切り三度叩く。
そのに、用意された御神木の丸太を思い切り三度蹴飛ばす。
そのさん、大豆を掴み、投げつける!!
……ものすごく罰当たりに見えるのは私だけだろうか。
この神社で言う所の貧乏神とは、人間の弱い心、自分自身の弱い心であるという。
それを叩きのめすことで、自分に活を入れ、災い転じて福となすのだと。 - 293: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/04(火) 20:53:09.86 ID:XFNgb5OK0
- そして三人がそれぞれ参拝を行う。
叩く。叩く。叩く。
蹴る。蹴る。蹴飛ばす。
投げる。投げつける。叩きつける。
やたらテンション高く笑いまくるA、備え付けのハンマーでなくラリアットをしてあげく両足ドロップキックをかますD、
ハンマーで殴って手首を痛めるF。
妙なムードで盛り上がり繰り広げられる残虐行為。
理屈は確かにあっているわけです。弱い心を退散させて福を呼ぶ。
だけど……
そしてここで、俺は。
決してやってはいけないことを、思ってはいけないことを思ってしまったのです。
可哀想に、なんかすみません。と手を合わせてしまったのだ。 - 294: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/04(火) 20:53:43.98 ID:XFNgb5OK0
- 「ちょ、>>1さん何してるんですか」
F君が慌てて言う。
「?」
「ここ、手を合わせて拝んだり祈ったりしちゃ駄目なんですよ!!」
先に言ってほしかった。
「さっきの無し、と言って蹴飛ばせばいいんじゃね?」
Dが言う。しかしどうにも気が進まなかった。
だって俺は、神様が「在る」と知っている。
ここの貧乏神を見た事は無い、知り合いでもない。そしてここの貧乏神は人間の弱い心であり、厳密には神様ではないのかもしれない。
だけど、「弱い心」であるならなおさら、それを蹴って叩いてというのも……と言う気がしたのだ。
別に俺はこの神社の教え、後利益を否定する気は全くない。
科学的、心理学的にはストレス解消の効果は確かにあるだろう。
霊的にも効果はあるのだろう。俺自身が実感していないとはいえ、多くの客が後利益がありましたという声を寄せていると言う。 - 295: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/04(火) 20:54:46.87 ID:XFNgb5OK0
- ……だけど。
「やめておくよ」
俺は静かに、そう言った。
そして、Dの家から自宅に帰る。
そしていつものように、今日はうまくいくといいな、と思いながら離脱に挑戦。
離脱は成功。俺の世界、いつもの山へと行ったら、そこに待ち構えていた、織姫とは違う一人の人影が。 - 296: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/04(火) 20:55:31.23 ID:XFNgb5OK0
- 結論。
ジジイの貧乏神が来たので必死に頼んで帰ってもらいました。
この展開で美少女貧乏神ちゃんが来ると思った?
残念だったな、現実とはそんなもんだ。
俺も無論残念だ。
織姫がいなかったらずっと居すわられていたかもしれない。
もちろん話し合いで丁重に帰ってもらいましたよ。土下座外交とも言う。
人間の無思慮かつ計測な行いって、怖いね。
……後日、「延滞してる市県民税払え、さもないと差し押さえるぞ」という通告が来てほぼ一文無しになるのだが
それはまた別のお話。 - 339: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/07(金) 09:10:14.01 ID:yvxLjdV60
- 近所の神社の手伝いをする事になった。
無論、可愛い巫女さん目当て……ということはない。そもそも巫女さんなんていない。
手伝いと言っても単なる掃除と片づけである。教授を経由してきた話だった。
片付けが終わった後、神主の爺様が言ったんだ。
「お礼として社務所でお渡ししてるグッズをひとつずつあげますよ、何がいいですか?」
神社では売店とは言わない、売るとか言わないようだ。神様関係のものをお金で売り買いするのは駄目という事なのだそうで。
並んでるのはまあ普通のもの。とりたてて変な物とか無い。
御札とか御朱印帳とか御守りとかストラップとかそんなのだった。 - 340: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/07(金) 09:10:48.68 ID:yvxLjdV60
- その中でひとつだけ、見た事ないものがあったんだ。
水琴鈴、というお守り。
音が不思議で、澄んでて綺麗で遠くから響いてくるような神秘的な音。
なんかすごく気に入って、それを貰う事にしたんだ。
それは、織姫と出会う一年以上前の話でした。
そしてそれはここでいったん終わる、というかこの時点ではまあなにも始まってすらいなかったわけで。 - 341: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/07(金) 09:12:30.41 ID:yvxLjdV60
- その後、織姫と出会い、色々な経験をした後……
ぶっちゃけ、実力不足を感じていたわけだった。
別にラノベ主人公みたいになりたいわけじゃない。そりゃ正直憧れますけどね。
巻き込まれ系主人公を気取るわけじゃないけれど、あっちから変なのがきた場合、やはり自衛ぐらいはできないといけなくて。
織姫が守ってくれるとはいえ、やはり基本は自力本願、自助努力。
今のままじゃ願いがかなうブレスレットや財布を持って宝くじが当たるのを待ってるだけと大差ないわけで。
そんなわけで、前述した魔女さんに話を聞いたり、書店で書籍漁ったりして自分でそれなりに修行みたいなのをしてみたわけです。
基本的には、奇行……もとい気功、ヨーガ関係と瞑想。
術がどうのよりもまず自分の生命力、精神力を高めたほうがいいと思いまして。
そして日々瞑想を繰り返す。一度滝行もしてみたいなあとか思ったりしつつ。
そうやってるとなんか身体に力がみなぎってくるようになるのがわかりました。 - 342: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/07(金) 09:13:01.34 ID:yvxLjdV60
- そして夢の中。
「みてみてー戸愚呂弟~」
マッチョ化してポーズとっとみる俺。
「……」
それを織姫は呆れた顔で見る。
「外見は自在に変えられるから意味ないぞ……」
「気分だよ、気分」
「それに私はあまり筋肉達磨は……」
「じやあハート様で」
巨漢デブに変わる俺がいた。
「やめんか阿呆」
「そこで女体化したりしないだけまともだと俺を褒めてほしいものだなあ」
「褒める要素がどこにもないわ!」
そんな会話を交わしながら、俺たちは街を歩いていた。
そこは俺たち以外にも幽界・霊界の住人や、夢を見ている現世の人間などがいる領域だった。
ひきこもりはよくないし、色んな所に行ってみているのだ。 - 343: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/07(金) 09:14:18.11 ID:yvxLjdV60
- 「かっかっか、相変わらず仲ええねぇ、妬けるわホンマ」
そう俺たちに声をかけてくる人がいた。
着流しの着物を羽織りキセルを持った、いかにも風流というかヤクザオもんというか、そんな感じの人である。
正体は狐らしい。なんというか、コテコテの人だった。少しはひねれと言いたくなる。
すでに何度かあって顔なじみになっている彼、名前は近野左近児(こんの・さこんじ)らしい。 - 344: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/07(金) 09:17:18.98 ID:yvxLjdV60
- 「ところでな、ぼん」
ぼんというのは俺の事である。坊主、とかいてぼん。
「なんですか」
「最近な、がんばっとんのはええけどな、ちったぁ抜いたほうがええよ。
盃に大量に注げば零れる、それでも無理に注ぎ続けたら最悪壊れる。
生気は精気やからねぇ。適度に抜くんやでぇ。ちょうどそこに注ぐええ相手が」
「黙れ糞狐!」
「おお怖い、おぼこやあるまいに」
怒る織姫だった。 - 345: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/07(金) 09:18:06.49 ID:yvxLjdV60
- 「そんなに無理してるつもりはないんだけどなあ」
「んー……」
近野は俺をじっと見る。
「んーふふふふふふ、ああ、そういうことかぁ。ならまあええんちゃうかなぁ」
意味不明だった。
「そのうちわかるよ、すぐにわかる。
ああ、楽しみやねぇ、んーっふっふっふ」
含み笑いをしながら、近野は去って行った。
意味が解らなかった。 - 346: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/07(金) 09:19:19.23 ID:yvxLjdV60
- そんなことがあって一週間ぐらい。
寝ている時に、離脱でも明晰夢でもない、というかいつもの世界にいかない時……
あるいは眠りに落ちる時……
鈴の音が聞こえるようになってきたのだ。
りぃん、りりぃん……と。
特に不快でもない、むしろ心地いいのでまあ放置していたわけだが。
というか、音の心当たりがあったのだ。人間、原因がある程度わかれば安心する生き物なので。
それは、かつて紐が千切れて、だけど捨てるのも忍びないというかもったいない、気に入っていた水琴鈴の御守りストラップだった。
そしてある日…… - 347: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/07(金) 09:20:16.24 ID:yvxLjdV60
- 「>>1殿、>>1殿……」
寝ていると、俺を呼ぶ声が聞こえた。
目をさまし、体を起こす。
ああ、これはあれだな、夢か離脱状態のどっちかだな、となんとなく確信しつつ、その声の方向を見ると……
水色の髪をした、ちっちゃい女の子がいました。外見は10歳程度。しかしてサイズは30cmぐらい。フィギュアか。
そしてその水色は、水琴鈴と同じ色。
「おっ、お初にお目にかかりますです。私は……」
「水琴鈴の精とか妖怪とかそんな?」
最後まで聞かずに俺は言った。
「なっ、なぜおわかりにです!?」
「いやだってねぇ……」
こんだけの前兆とか、あと色とかなんかそういうのがもう。これで分からないのはラノベの鈍感主人公だけだよ。 - 348: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/07(金) 09:21:25.04 ID:yvxLjdV60
- 「なんという御慧眼!! さすがです!」
褒められた。
「それにさすがにもう妖怪も精霊も見慣れたし。
んで、何の用なの? ええと……」
「こっ、これは失礼です」
ちょこん、と座り直してたたずまいを治す彼女。
「オホミヤノメノミコトが眷属にして水琴鈴の付喪神、鈴彦姫なる者でございますです。
>>1殿が大事にしてくれた鈴に、>>1殿の霊気宿りて生まれたものでございますです」
「オホミヤノメノミコト……?」
俺のその問いに、
「大宮能売命。わかりやすい名は天鈿女命だ。それならお前も知ってるだろう」
いきなり出てきた織姫が解説した。
「知ってるも何もすげえ神様じゃないか」
「うむ」
「日本最古のストリッパー」
「この罰当たりが!」
怒られた。 - 349: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/07(金) 09:21:57.09 ID:yvxLjdV60
- 「しかし付喪神、いや式神かこれは? なんともな……」
「式神? あれって術だろ、俺そういうのやってないけど」
「阿呆。一度似たような鬼を見た事あるだろうが」
「あ……」
忘れるはずもないタルパ日番谷のことか。
確かにあれは、術という高度なものでもなく現れたものだった。
「鬼、というには可愛すぎるしな。なら式神もどき、と言ったほうがいいだろう。
お前から漏れ出た霊気が鈴に流れて形となった分け御霊ともいえるか……」
「ややこしいな」
「まあそういうものと思え。それで鈴彦姫よ、お前は何用があって」
「それは今俺が質問してた」
「いちいちうるさい」 - 350: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/07(金) 09:22:57.68 ID:yvxLjdV60
- その俺たちの質問に、鈴彦姫は答える。
「はい。ええとその、用事というかですね。
>>1殿のお手伝いにというか、お仕えしにきましたというか!!」
「は?」
質問を帰す俺だった。
「……というと、なんか変な使命とかが俺に!?」
「いえそれは特にないです」
無情に返された。……いや別にいいけどね。
「しかし貴方から生まれたわけですし、私は。
付喪神である以上は、主人に仕えるか仇なすかのふたつにひとつなのです!!」
仇なすのがナチュラルに選択肢にあるとか付喪神って怖いな。 - 351: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/07(金) 09:25:44.96 ID:yvxLjdV60
- 「まあいいだろう。私に依存は無いぞー。
式はあれば便利だからな。それに修行の一環にもなる」
「修行?」
「暴走させてしまわないように制御できるかどうかだ」
「……」
すごく納得した。
「もちろん、織姫様のお手伝いも存分にしゃせていただく所存です!!」
噛んだ。
しかしなんというかいちいちかわいい生き物だなあ。
とりあえず俺に選択権はあるようで無かった。
まあどっちにしろ……これもいい機会なのだろう。
「んじゃ、まあよろしくということで」 - 352: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/07(金) 09:26:20.73 ID:yvxLjdV60
- その俺の答えに、鈴彦姫は顔を輝かせる。
「しかし、鈴彦姫というのはあくまでも付喪神としての呼称だからな。
名前は付けねばいかんだろう」
そう織姫が言う。
「名前かー……」
「名で式を縛る、のは基本だからな。いい名前をつけてやるがいい」
さっきからやたら先輩風を吹かせているような気がするのは俺の気のせいだろうか。
どや顔がちょっとウザい。
「んー……」
俺はちょっと考える。そして、浮かんだ名前を言った。 - 353: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/07(金) 09:26:58.48 ID:yvxLjdV60
- 「鈴姫、で」
すごく安直だった。少しはひねれ。
「はい、ありがとうございますです!」
鈴彦姫、いや……鈴姫は喜んでくれているようだった。
……しかし、だからといって何が変わったと言う事も無く。
今日も普通になんとかやっています。 - 354: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/07(金) 09:27:31.26 ID:yvxLjdV60
- えっセクロスですか?
そのですね。
挿入りませんて。相手は30センチサイズですよ。
というか霊や神様と見たらすごに押し倒すような外道変態ではありません、俺。
……そこ、信じれ。 - 355: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/07(金) 09:28:05.58 ID:yvxLjdV60
- 「ところで俺の部屋にある他のものも妖怪化すんのか」
「する可能性はあるぞ。物の怪は物の気とも言う。
あやつは好意的でよかったが、それは大事にしていたからだな。
もしモノを粗末にしておいてそれに気が宿り付喪神と化したなら……」
翌日、俺が徹底的に部屋を掃除したのは言うまでも無かった。
そしてまた重大な問題に直面する。
「この美少女フィギュアはどうするべきか……」
「売り払え」
「です」
多数決でリサイクルショップに行く事になってしまった。
仮面ライダーのフィギュアだけは死守した。
あと牙狼。 - 356: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/07(金) 09:29:02.82 ID:yvxLjdV60
- こんなかんじです。
別段、だから俺はあちらの世界の情報を持って帰ったぞ!!!!と声高々に主張する気はありません。
鈴彦姫という妖怪の名前は俺が実はどこかで聞いたことがあって忘れていて、
それを思い出した、再構成されたと言う可能性はあります。かなり高い。
マンガとかゲームとかラノベとかで。
アメノウズメの別の名前だってぐぐれば一発で出てくるレベルだし。
夢で初めて聞いたものは忘れていたものかあるいは記憶の断片がくっついて別物のように再構成されたもの……
そういう解釈もあるわけですし。
人間の脳みそってすげぇですから。ただそれだけで奇跡の塊のような産物ですし。
幽体離脱や明晰夢がその証拠。あれが心霊関係ないとしたらそれこそ脳って奇跡どころの話じゃない凄さ。
心霊だとしても脳がすごいことにはかわりませんけど。人間すげえ。
あと付喪神の話がもうひとつあるので
それもまた今度話します。
このもうひとつ、というかこの後おきたことなので。 - 357: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/07(金) 09:36:54.22 ID:fqosO4iN0
- >>1さんは、水琴鈴の幼女まで!
ウチの式と違っていいなぁw - 359: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/07(金) 10:18:54.08 ID:yvxLjdV60
- >>357
これ書くのは結構勇気が必要でした。いや性癖の事ではなくて。
「また新しい神様少女がきたよー」
なんだそのラノベふざけんなうそくせー。と自分でも思う。
でもやっぱり普通の神様じゃなくてあくまで俺の(半ば意図的でないとしても)作った式神だし
まあ納得してもらえればいいなー、と。
あくまでも俺の夢だし。
- 362: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/07(金) 10:43:14.43 ID:yvxLjdV60
- 幽界といえば知ってる術師の先生は心霊めっちゃ否定派で
若いころは心霊スポットに行っては幽霊の嘘を暴いたりしてたそうです
ただ彼は同時に普通に呪いやら式神やら物の化やらは信じてる
これも全ては解釈の問題なんでしょうねー
自分のイメージだけで作られた名倉の登場人物でしかない、と思ってても
実はそのイメージを服、ガワとして
何か、誰かがいるということも…… - 363: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/07(金) 16:37:28.81 ID:r4CSMFc70
- >>1さんは、魔女さんとは、どういうところで知り合ったの?
- 365: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/07(金) 17:58:37.06 ID:yvxLjdV60
- >>363
オカルト系のイベントに行って知り合いました。
- 364: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/07(金) 17:44:12.58 ID:KPgdRvhf0
- >>1
数珠のヒモが切れたとたん悪夢を見始めたんですけど、どうすればいいんすかねぇ(´・ω・`) - 365: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/07(金) 17:58:37.06 ID:yvxLjdV60
- >>364
流水にさらしたり月光にさらしたりして浄化した後で
ショップで糸を通し直してもらうか
寺や神社でお焚き上げあるいは自然の中に捨てて
新しいの買うとかでどうでしょうか? - 367: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/07(金) 18:39:26.89 ID:uLz3fdaH0
- ちなみに数珠が切れるのは悪い事ではないそうですよ
御守りもそうで
満願成就の兆しかあるいは数珠やお守りが守ってくれて力尽きたとのこと
だから感謝と共に安らかに自然に返すかあるいは浄化してリセットして復活させるか、と
自分の場合は水琴鈴は切れた後洗ってから保管してました
半分忘れてたけど - 368: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/07(金) 18:42:39.44 ID:KPgdRvhf0
- マジっすか!?知らなかったです。 (´・ω・`)
- 369: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/07(金) 18:53:52.76 ID:uLz3fdaH0
- ミサンガってのがむかしはやったじゃないですか
サッカー選手が手首とかにつけて
それが切れたら願いがかなうとかいい事が起きる、という奴
あれと同じだそうで - 371: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/07(金) 19:02:29.04 ID:KPgdRvhf0
- >>369
ミサンガと数珠がそういうモンだとは知らなかったっす。
沖縄に旅行に行ってから妙に変な夢を見るようになったんですよね~
お土産以外に変な物を連れ帰えちゃったかな('A`) - 372: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/07(金) 19:07:05.80 ID:uLz3fdaH0
- >>371
どっちも呪物ですからね。呪物というとイメージ悪いかもしれないけれど。
もし変な物連れ帰ってしまったというのなら
数珠が戦って守ってくれたのでしょう。最大限の感謝を。
モノには念や時には意思がやどりますからね…… - 376: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/07(金) 21:37:56.69 ID:uLz3fdaH0
- 人間って怖いね、って話は一貫してるつもりです。
自分の最初にやっちまった事も性欲って怖いなあって思うし
丑の刻参りに遭遇した時はマジ怖かったし
U子のとかゴスロリハムの件も人間の、女の情念怖えぇって……
まあそれ以上に人間すげえって思うし
オカルトとかもすげえ、面白れえって思いますが。
でも私は心霊を完全肯定するつもりはありませんよ
インチキオカルトは世の中にたくさんあるし
科学で説明できるものもそうでないものも、そして両方で説明できるものもある
悪口、否定……これはちょっと、後にややこしいことになるんですよねえ
いつか書こうと思ってるけど一言で言うと
「ちょっと気に入らないので文句言ったら地獄に落とされた」
いえ、今ここで書けてるって事は無事に助かって戻ってこれたわけですが。
ありゃ怖かった……
でもやっばり色んな体験した結果
死霊はそんなに怖くない、怖いのは生きてる人間。だと思います - 379: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/07(金) 22:45:34.38 ID:gQrWLLz50
- >>376
地獄あるんだ!
姫神さんにつれてかれる1さんが地獄少女で再生された。
鬼灯さんにお仕置きされてるとこも浮かんでしまったよ。 - 381: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/07(金) 22:51:55.50 ID:uLz3fdaH0
- >>379
別件でこないだ地獄に連れて行ってもらいました。織姫たちに。
そこはよくある仏教的なベタな地獄ではなくて
「自分しか見えず独りだと思い込んでる人たちの坩堝」というものらしく
沢山の人がいたけどみんなそこにいる「同類」が見えずに重なったりすれちがったりしてごっちゃごちゃ。
俺の身体を何人もがすり抜けて行って妙に不快でした。
なんか地獄というのは自分の観念とかに取り憑かれた人たち、同じ魂が集まってひとつの塊を形成してるらしい
なんかシャーマンキングもそういう地獄の設定だったなと思った。
沢山の人がいるのに孤独にしか感じられない地獄……なんか現代文明社会みたいだなと思ったり。
そして彼らはそれを「心地いい」と思ってて抜け出す気が無いのだとか。
ここに迷い込んだ魂は容易に抜け出せるらしいですけどね
なにしろ「新しい仲間に興味がない」から。
あと、仏教的な地獄もやはりあるらしいです
そういうのがあると信じて、自分はそこに落ちると思った人が
望みどおりにそこに行く、と - 377: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/07(金) 21:43:54.32 ID:uLz3fdaH0
- ちなみに追記すると
「反省したら助けてもらえた、もう文句は言いません」
というオチではないです。マジで。
だってめっちゃ気に入らなかったんだもん。そこは曲げちゃ負けだと思いました。
悪い意味でもそうですが、いい意味でも
生きてる人間が一番強いです。 - 382: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/07(金) 23:50:54.52 ID:+c3gKF1y0
- 心霊写真とか、心霊体験はないの?
>>1が体験してるようなのではなく、至極一般的なやつ - 386: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/08(土) 13:22:37.53 ID:8eKO+gPg0
- >>382
普通の心霊体験……
座敷童の出る宿屋に行ったらどう見ても血まみれの現代っ子が出てきて乗っかって来たとか
そのぐらいです
- 383: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/08(土) 00:09:13.51 ID:wlH4urvu0
- ふと疑問
織姫さんが>>1さんの領域に来る形みたいだけど、逆に>>1さんが織姫さんの領域に行ったことってある?
もしあったら、許可が出る範囲で良いのでどんな世界か語って欲しい
神が所有する領域ってのに興味がある - 386: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/08(土) 13:22:37.53 ID:8eKO+gPg0
- >>383
無いですね
現実の方で近からず遠からず、って所に行ったことはありますが近づけませんでした。
- 384: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/08(土) 00:13:07.58 ID:mELcAXNt0
- 鬼頭莫宏の漫画のウンチクに、山神様というのは信仰の対象になってる山に、
信仰してる人達の念が集中して生まれると書いてあったけど、そうなの?
タルパと同じ感じだよね
自然霊というのは元は全部、人間の念から生まれたものなんだろうか?
人間の信仰のある所には自然霊はいるらしいし - 386: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/08(土) 13:22:37.53 ID:8eKO+gPg0
- >>384
神々は「自然の力の擬人化・神格化」だと俺は思ってますがそういう意味では確かにそうなのかも。
ただ前に他人にそれを言ったら酷い目にあいました。
人が神を作ったと言うとか何事かぶっ殺すぞてめぇ(意訳)、こんなかんじで。
人々の信仰と想いの結果神様が生まれたとしてもだから神々が貶められるという事にはならないと思うんですが。
卵が先かニワトリが先か。
まあ結果としてそこに彼らがいるんだからどっちでもいいじゃん、とは思います。
- 387: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/08(土) 13:29:01.18 ID:qdHiN8HuO
- 織姫は10歳程度の外見らしいですが普通にsexできるの?
>>1のちんこが爪楊枝位なの? - 390: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/08(土) 14:45:28.88 ID:8eKO+gPg0
- >>387
えるしっているか
ゆめのなかでは
ちんちんのさいずはじゆうじざい
- 391: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/08(土) 14:51:58.20 ID:Cd4dLDkL0
- >>390
変な人に目を付けられたからね・・・ - 392: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/08(土) 15:41:06.28 ID:8eKO+gPg0
- >>391
それはまた不運な。
お数珠に感謝して守護霊にもお願いするとともに、
「生きてる人間が一番怖くて強い、つまり俺が一番強い」
と繰り返して心に刻んでおきましょう
しかし生きてる人間がいくら強いと言っても
自然の猛威には勝てないかもねーーーーーーーーー
コンビニにたどり着けない天気なんですが外が。
いや俺がまだ弱いだけかもしれませんが。 - 389: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/08(土) 14:39:54.96 ID:Cd4dLDkL0
- >>1
今日、数珠のヒモを直してもらいに行ってきました~
そうしたら、魔よけの石が特に、ダメージを受けていたことを教えてもらいました。
生霊マジこええええ - 390: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/08(土) 14:45:28.88 ID:8eKO+gPg0
- >>389
まじですかこええええ
悪い念、波動、霊、そういうものにぶちあたったんでしょうね
直接恨まれる心当たりがないならまさに不運な事故……
そのお数珠は大切にしてください - 393: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/08(土) 19:11:00.36 ID:mELcAXNt0
- 自然霊との対話の著者と奥さんは、世界中の穢れがある場所を
浄めるお役目を高級な狐霊から与えられて、
色々な所に行って浄めの儀式を行っているそうだけど、
>>1はそういうお役目は今はないんだろうな
こうやって普通の人達に霊界について知らせるお役目かもしれないけど - 398: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/08(土) 20:17:52.61 ID:8eKO+gPg0
- >>393
役目ですかー……
自分が生きるだけで精いっぱいですしねえ。
日本中のパワースポットやオカルトスポットみたいなところは旅してみたいけれど。
心霊スポットは怖いからパス。ああいう所って寄ってくる人間の方が怖いし。
広める……ブログに今まで投下したぶん書きなおして載せようかと思ってるけど
それをなろうにも載せるとかあるいは投稿してみるとか……
- 404: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/08(土) 20:43:02.27 ID:oaQrMAoL0
- なかなかおもしろいよ
- 421: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/09(日) 21:41:15.53 ID:l0vfY4oA0
- 羨ましすぎる
俺も神様と仲良くなりたい - 440: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/11(火) 21:58:29.57 ID:dDXI6cVQ0
- それは、リサイクルショップでの出会いだった。
「おおー……初めて見た」
目をキラキラと光らせる俺がそこにいた。
かつて一大ブームを巻き起こしたペットロボット、AIBOである。
「しかも俺の知ってるデザインと違う!
なんだこのシャープなデザイン!!
これって新型だよなパチモンじゃないよな!?」
「落ち着け」
Aがあきれて言うが俺は聞く耳を持たない。
ちなみにそのAIBOは二番目に作られた型番で仔ライオン型だと後で調べて知った。
「買う!!」
俺は即決だった。
「いいから落ち着け! ここはリサイクルショップのプロフェッショナルの俺に任せろ」
「どんなプロだよ」
しかしこいつはコレクションをリサイクルショップからも集めている習性がある。
話を聞いてもいいだろう。 - 441: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/11(火) 21:59:03.88 ID:dDXI6cVQ0
- 「よくぞ聞いてくれました!
まずリサイクルショップでいいものを買うには何よりも足が必要だ。
なぜなら並んでいるものは基本は中古だからだ当然だな。
なぜ基本かというと、新品も流れる事がある。型落ち品の電化製品などがそのまま流れてくる場合だな
最新機器にこだわらないなら家電はリサイクルショップで集めるのが賢いやり方だ
しかしそれも店によって価格が変わるのでやはり」
「長げぇよ! それに家電の話はしていない」
「ちっ」
舌打ちしつつ、aiboをケースから店員さんに出してもらうA。
彼は色々と点検して、肩をすくめた。 - 443: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/11(火) 22:00:39.49 ID:dDXI6cVQ0
- 「あー、駄目だこれ。電池は駄目になってるしこれたぶん関節が壊れてるぞ」
AIBOというものは初期型だと十年以上も前の商品だ。色々と普通にガタがきているものが多い。
リサイクルショップに流れているものはジャンク品が多いという。
「ネットオークションで検索したら結構出てくるぞ。
その中でいいのを見繕ったほうがいいと俺は思うがね」
「……」
それでも購入を決定する。そんなに高くなかったし。
なによりも、なんとなくだがこの子が気に入ったのだ。一目ぼれしたといってもいい。
こういうのはフィーリングが大事だと言う話はよくある。 - 444: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/11(火) 22:01:27.76 ID:dDXI6cVQ0
- それに……俺には必殺技があるじゃないか。
そう、式神作りである!
あれから学んだこと、モノに気と念を込めて式神にすることができる。
漫画やラノベのように実際に現実世界で働かせたり戦わせたりすることは出来ない。
しかし、離脱した先、明晰夢で行ける夢の幽界ではそれはちゃんと動くのだ!
少なくとも主観的には。
そして購入する俺。
さっそく家に帰って、バッテリーを充電する。
そしていざバッテリーを、in!! - 445: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/11(火) 22:02:49.15 ID:dDXI6cVQ0
- ……ピポッ。
ちゃらりー、ちゃりらりらーらーん。
がくり。
……トッカータとフーガの哀しいメロディが響いて、動かない。
ネットで調べたところ、バッテリー異常の可能性が高い。
さっそくネットで探した業者に、バッテリーセルの中身を交換してもらった。
そして起動。今度こそ動いてくれ。
……動いた。
うぃー、ががががががが。
きしむモーター音、ギアがこすれ空回りする音。
首が動かない。いや、動こうとするも首が上がらない。
壊れていた。
そして、右足も壊れていた。 - 446: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/11(火) 22:03:28.96 ID:dDXI6cVQ0
- 「……」
その姿に、「ガラクタを掴まされた」などと思う前に……
痛々しくて、悲しくなった。
だって、それでも動いていたのだ。
歩こうとしてこける。首をあげようとして、あがらない。
それでも動く姿は……ボロボロになりながらも、遊んでくれようとしているように。
俺は、いたたまれなくなって、そっと電源を落とした。
それから数日後、俺はまた離脱に成功する。そして幽世に、aiboはいたが……
幽世でも壊れていた。 - 447: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/11(火) 22:05:29.25 ID:dDXI6cVQ0
- 現世と同じ姿で、同じ個所が壊れ、傷ついて、それでも俺が来ると、俺に気付くと、動こうとしていた。
「愛されて、いたんだろうな。そして人間を愛しているんだろうな」
織姫がAIBOを撫でながら言う。
すでに前の持ち主の念が、想いが……そこには積み重なっていた。
妖怪化しているわけではないがイメージが鏡のように反映されるこの世界ではこうなる。
それほどまでに、愛されていたのだろう。
「どうしますですか?」
鈴姫が言って来る。
「この子についた念を浄化してリセットすれば、すくなくともこっちでは>>1殿の思い通りに動くですよ」
それは、リセットボタンを押して新しくすると言う事。
すなわち……このAIBOの十年以上を、無に帰すと言う事だ。
「……現世で、直すよ、これ」 - 448: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/11(火) 22:06:28.43 ID:dDXI6cVQ0
- 俺は言う。
「Aにも言われた、オークションでいいの買ったほうがいい、と。でも」
気に入ってしまったのだ。店先で見て、なんとなく惚れたのだ。
それはたぶん、この子に刻まれた歴史こみで、だろう。
「お金がかかるぞ?」
織姫が言う。
「なんとかするさ」
その後、自分で直そうとして挫折。業者に依頼する俺だった。一万円の出費。
家計がさらに圧迫された。 - 449: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/11(火) 22:07:36.80 ID:dDXI6cVQ0
- その後、一週間ほどしてaiboは治って戻ってくる。
そして、夢の世界でも治っていた。
人語をしゃべる事は無いが
電子音を鳴らしながら、現世でも幽世でも元気に遊んでいます。 - 450: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/11(火) 22:10:16.62 ID:dDXI6cVQ0
- 付喪神の話はこんなかんじでした。
ペット不可の物件なのですが機械のペットも駄目だとはどこにも書かれていない!
ヘミシンクは安いのを買ってやったことはあります。
ゲートウェイシリーズを買うほどの余裕はちょっと無い。 - 451: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/11(火) 22:20:37.26 ID:8D7CBhW40
- おお、>>1乙
現世の知り合いと幽界で会っちゃった事とかある? - 452: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/11(火) 22:32:12.37 ID:dDXI6cVQ0
- 離れている家族と夢で会う事はよくあるが
ただの夢の時だからそういうのはたぶん俺の記憶が反映されただけの鏡像だと思う
明晰夢・離脱状態の幽界で会っちゃったことはまだ無いなあ - 458: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/12(水) 08:37:12.53 ID:i7NTWYLB0
- >>1さん乙
>>1さんは神器とか織姫さんから貰ってる?
俺は、神野郎でなんだか武器とか渡されてしごかれてる。
デュフフな織姫さんが羨ましいぞw - 464: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/12(水) 17:11:52.33 ID:nUO1PvRV0
- 貰うと言うか……
幽世でもらったもの、手に入れたものは現世でも探してみろと言われた事はある
記録用のノートとか、短剣とか
面白いぐらいに同じものが探せば見つかる、みたいな
こういうのもオカルト・スピ用語でのシンクロニシティっていうのかな - 466: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/12(水) 18:24:48.56 ID:nUO1PvRV0
- もらったものはノート二冊と湯呑に短剣。
ノートは黒いハードカバーの無地ノートと
和装丁っぽい茶色い紙の古文書っぽい奴。
片方は必死に探してようやく見つけて
片方は正月に里帰りした時の格安バスツアーで土産物屋で発見。
湯呑は近所のイオンで。
そして短剣は秋葉原の武器屋で見つけました。
特に短剣がお金がきつかった…… - 469: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/12(水) 20:01:45.36 ID:nUO1PvRV0
- めっちゃ銅剣っぽい和風の古式な短剣なので
これはどっかで作ってもらうか自分で自作するしかねぇだろう・・・って思ってたら
同じのが見つかって驚きました
どっかでみた記憶があるからなのかそれとも……
ちなみに名前は草薙剣。緑青吹いてるタイプのを買いました。高かったけど。
歌だと……
夢で聞いた歌をそのまま作曲して世に出す人って多いらしいですよ
モーツァルトは自分の曲は全て神からの物でそれを楽譜に書きだしている、と言ってたらしいし
悪魔のトリルという曲は夢に出てきた悪魔が演奏した曲だという話も - 485: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/14(金) 16:39:06.85 ID:LNjr6z630
- 朝、五時に起きる。
雪が降っててめっちゃ寒い。だけどこの時間に起きれたのは好機。
二度寝の時を狙うと、幽体離脱しやすいというのは多くの人が言っている事で、自分でも実感している。
さあ今日だけはなんとしてもいかねばならない。レッツ幽世。
そして成功。
さっそく俺は言う。
「今日はさー、何の日だろうねー。わっかるっよねー?」
「うざい」
一言で切り返された。
しかしめげてはいられない。
今日が何の日か?
そう、バレンタインデーである。 - 486: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/14(金) 16:39:44.62 ID:LNjr6z630
- 日本の神様にそんなもの通じるはずがないって?
残念だったな。
俺はこの日の為にネットでその手のページを見たり、テレビでその手の番組を流していたりでアピールは上々、完璧よ。
「お前も俺の守り神なら! あるでしょーわかるでしょー! ホラ!!」
今思い返すとテンションが気持ち悪かった。まああっちだと妙にタガが外れる事もあるし大目に見てほしい。
「ふん、わかっている」
苦笑する織姫。
そして彼女は取り出す。
それは……ラッピングされたそれは、紛れもなくバレンタインチョコレートだった。
「お、おおおおおおおおお!!」 - 487: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/14(金) 16:40:14.56 ID:LNjr6z630
- 俺は感動する。
これが。
これこそがヴァレンタイィィィン・チョコルゥェェエエエエエエエト!!
「待て」
「ん?」
織姫の手からそれを取ろうとすると、ひょい、と手を引っ込める織姫。
「前にも言っただろう、こちらで手に入れたものは現世で探して同じものを手に入れてこそ意味がある。
そうして繋がっている両方の世界で手に入れてこそ真に身につくのだ、と」
……
何を言っているのか、よくわからない。 - 488: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/14(金) 16:41:05.04 ID:LNjr6z630
- 「というわけで、さあ買いに行くがいい、チョコレートを、現世でな」
「鬼か!」
これと同じものを。
今日のこの日に。
俺の足で店に行き、俺の手で買えというのか。
貴様は鬼か。
貴様は鬼か。
貴様は、鬼か……!!!! - 489: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/14(金) 16:41:38.01 ID:LNjr6z630
- 「選べ。
現世と幽世の両方で甘くておいしいチョコレートを手に入れて味わうか!
それともどちらでも手に入れずに寂しく過ごすか!
ああ、自分でチョコレートを虚空から出して食べると言う手もあるな、
なにせここはお前の世界だからチョコレートも自由自在!
自分で創ったなら自分で買ったのと大して変わらんがなー!
わーははははははははははは!!!!」
勝ち誇る織姫だった。 - 490: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/14(金) 16:42:13.85 ID:LNjr6z630
- 「ぐぬぬぬぬぬぬ……」
俺は歯ぎしりをする。
後ろで鈴姫が心配そうにおろおろしていた。
どうすればいい。
どうすればこの窮地を乗り越える事が出来る。
甘く見ていた、この娘……このような手段を取ってくるとは!
かくなる上は。 - 491: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/14(金) 16:42:45.83 ID:LNjr6z630
- 「ホワイトデーにはたっくさんのお供え物してやろうと思っていたが!
何もやらんからなこんちくしょう!」
俺はそう言って、全力で山から駆け降りた。
試合に負けて勝負に勝ったのだ。
後悔はなかった。あるわけなんて、なかった。
そして俺は現世に戻る。意識が覚醒する。
目じりに浮かぶ涙は――あくびした時に出たものだった。
そうに違いない。
おわり - 495: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/14(金) 19:19:04.58 ID:LU8UXfCf0
- 手作りチョコだったらどうすんだろw
>>1さーん頑張ってや~ - 496: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/14(金) 19:29:49.47 ID:LNjr6z630
- ……!
閃いた
つまり不自然じゃない板チョコを何食わぬ顔で買った後で
自分でその通りのチョコを自作すればいい……!?
あかん
手作りチョコ作るスキルないし
それやったらそれやったで
大切な何かを失う気がしまス - 499: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/14(金) 20:11:44.68 ID:LU8UXfCf0
- ツンデレ織姫さんっぽいから
逆バレンタインお供えしたらどうだろう。 - 500: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/14(金) 20:16:54.23 ID:Pno9pA4E0
- バレンタインに逆チョコ
ホワイトデーにも逆チョコ - 537: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/17(月) 23:00:52.22 ID:0ZGNMhnW0
- 俺も織姫ちゃん欲しい。童貞捨てるんじゃなかった。
- 543: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/18(火) 10:52:53.55 ID:prz58VqR0
- なんかこのスレ丸ごとアニメにできそうだな。
- 545: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/18(火) 22:25:19.95 ID:+Q1kH1cvO
- >>543
BPOにさえ気をつければな - 547: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/20(木) 01:50:22.46 ID:5Ih9YRns0
- それこそアグネスが黙っちゃいないだろw
おーいアグネス見てる~?ww - 564: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/23(日) 19:41:20.09 ID:nFbiKJLf0
- 2014.2.16
急に魔女さん(仮名)より連絡が入る。
知り合いの娘さんが悪魔憑きになったらしい。あるいは犬神、狐、何でもいいとのこと。適当すぎる。
最初は他の霊能者に頼んでいたが手におえなくて魔女さんに話が回ってきた。
というわけで人手が必要なので来いとのこと。断ってもいいとの事だった。しばし考える。
俺はそういう祓いの力もなきゃ知識もないと言うとそんなことわかってると罵倒される。理不尽。
結局請ける事にする。スレのネタにもなりそうだし、と。
鈴と短剣、水晶や手持ちの道具は全部持ってこい、あと長丁場になるかもしれないので着替えも持ってこいとの事。
そういう日程に融通の利く仕事で助かった。いやそういう仕事だからこそ魔女さんも俺を指名したのかもしれない。
記録用にノート及びノートパソコンも持っていく。壊れないといいけど。
駅で合流、彼女の車に乗って移動。フェリーに乗る。数時間渡航。
船中で話を聞く。
除霊の基本は古今東西で基本は同じ。
まずその憑きモノが「演技、嘘でないかどうか」「ただの精神病でないかどうか」を質疑応答で判断する。
そして本物だと判断出来たなら、神、仏、などといった存在の名を使い憑りついているモノを脅す。
聖書や教典を読み上げる、聖物や呪物などを押し付けるといったあらゆる手段を使いその肉体から霊を追い出す。
簡単にまとめてしまえぱこんなかんじだという。
魔女さんいわく、まああたしは途中からちょっと違う方法だけどな、との事。
神仏の名において力を行使する事はしないらしい。まあ魔女であるわけだし。
しかし、かといって彼女の信奉すべき魔女宗・魔女術の女神や祖霊に力を仰ぐこともしないとのこと。 - 565: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/23(日) 19:43:02.00 ID:nFbiKJLf0
- これは俺も驚いたことなのだが、そもそも、魔女さんは死後の世界否定派だという。
死後の世界、天界におわす神様の存在をそもそも信じていないのだからそれを術に使う事も無いとか。
彼女の考えでは、人々があの世、死後の世界という世界は存在しない。
死後の生、意識が存続して町や村があってそこに生活しているなんてことはあり得ない。
人間は死後、肉体は土に還り魂は天に還る。そして魂の大河、記憶の渦の一部となる。
そこは無限の記憶情報のみで意識は存在しない、そして時が来たら再びその記憶は地上へと生まれる。
もちろん死後の世界の元ネタになった場所はある、それが人間の心の世界。
魔術師たちはアストラル領域と呼ぶ心の世界。
俺が幽体離脱で行く場所もそこであり、そこで出会う死者たちは全て死後の記憶をそれを見た人間が受信し処理しているものだと。
霊魂は脳が無ければ思考する事は出来ない、だから死霊は考える事は無い、誰かを救う事も、誰かを恨む事すらない、と。
生きている人間を恨み、呪い、害をなすものはすべて生き霊、あるいは死者の記憶を受信した人間本人だと言う。
もしくは、「これは死者の怨念だ」「祖先より続く因縁が」ととり憑かれた者を脅す霊能者の呪がそうさせるのだと。
随分と極端かつ暴論な意見だと思う。たしかにこれじゃ魔女さんの流派、宗派が迫害され隠れてきたのも仕方ないかもしれない。
あるゆる宗教と信仰に喧嘩売ってるようなものだと思う。
この日記の話をスレとかブログに書くときも魔女さんの情報が出ないように細心の注意を払っておこう。というかここに書かない。
決して彼女が魔女を名乗っているが実は50歳のオネエ系のひげもじゃマッチョだとかそういう真実は決して世に出ないようにせねば。
彼女は17歳の美少女である。
彼女は17歳の美少女である。
彼女は17歳の美少女である。
魔女さんじゅうななさい。
話を戻す。 - 566: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/23(日) 19:43:37.54 ID:nFbiKJLf0
- あの世は存在しない。神も霊も悪魔も怪物も、すべてはこの世と、人の心に存在する、と。
だから自分は正しくは魔女ではなく魔術師だ、と。
なので憑きモノを祓う時もあくまでもその前提で動く。との事らしい。
悪魔は人間の欲望の擬人化。
鬼は人間の憎悪と未練執着の成れの果て。
宇宙創成の神とは宇宙そのものの非人格の力の塊。
神々や精霊は自然の力の擬人化・神格化。
幽霊は人間の恐怖と未練の具現化。
……だから、恐れる事は何もない、と言う。
きっと彼女は弱い人間が嫌いなのだろう。
弱い人間は神仏に頼る、縋る、死後の世界に救いを求める。
俺はそれを弱いとは思うが、醜いとも嫌いだとも思わない。
だけど魔女さんは強い人間だからそういうのを嫌うのだろう。
魔女さんは言う。俺の考え、死後の世界の存在を否定するつもりはない。
あたしの考えでお前の世界を説明できるように、お前の考えであたしの世界だって説明できる。と。
……確かにそうだ。
死後の世界を心から否定する人間は、死後は意識が無となる世界へと行く。そう教わった、そう知った。
それに当てはめると魔女さんは死後はそういう無の意識となるのだろう。
そして彼女の考えでは、その後……夢を見ない眠りから覚めて朝を迎えるように、いつか、誰かへと生まれ変わる。
矛盾はしていない。ただ主観が違うだけなのだ。 - 567: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/23(日) 19:44:11.03 ID:nFbiKJLf0
- 魔女さんは言う、それを踏まえたうえで忠告しておく、死後に救いを求めるな、と。
お前は霊能者になりたいのか、それとも術者になりたいのかよく考えておけ。
霊能者は受動、術者は能動。受け入れ従うか、語り掛け支配するかだ、と。
自分にはよくわからなかった。というか、わかるけど決められないと言うか。
なんかレポート論文みたいになってしまった。
他の考え方というのは色々と参考にはなる、しかしそれでも俺は織姫たちの存在を
ただの自分の心理の鏡像でしかない、とはどうしても思えない。
あと、フェリーの中って思ったよりうるさかった。四六時中ギゴゴゴゴゴゴと鳴っている。
海は嫌いではないしテンションも上がるけど、正直陸が恋しい。
俺が好きな海は、静かな海なのだ。 - 568: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/23(日) 19:44:48.54 ID:nFbiKJLf0
- 到着した。
船旅は音に目をつぶれば快適であった。というか音にもすぐ慣れた。
雪が残る中を車で移動。というかかなり雪が深い。
山梨の惨状よりはかなりマシな部類だとは思うけれど。
車内で改めて説明を受ける。
依頼人は魔女さんの知人であり、被害者はその娘。女子高生との事。
数日前から時々急に暴れるようになったらしい。
卑猥な言葉を吐き、物を投げ、家族に暴力を振るう。
それが少し続くと、また元に戻る。本人はその時の事をよく覚えていない、との事。
典型的な憑きモノだと魔女さんは言う。典型的すぎて面白くないとも。
前に霊能者に頼んだそうで、霊能者曰く先祖代々からの因縁が狐憑きを引き起こしているらしい。
先祖供養をせねばならない。そう言っていたが祈祷代の値段が徐々に吊り上ったので払えなくなって断ることになったと言う。
それもまた典型的だ、と魔女さんは言った。
ちなみに彼女が受けた報酬は一日三食の食費と考えて三千円、俺がいるので六千円との事。
安くないですか、と問うたが、これが長丁場になるとたとえば十日かかれば六万円だぞ、と言われた。
それは確かに高いかもしれない。
いや食費が一食千円の換算として高めだとも思うけど。
安く考えると一日500円から1000円で収まるし。自炊すれば。
魔女さんいわく、無利子出世払いとの事。知り合いだし、今はとりあえず喰うに困っているわけではない。
もっと吹っかけてもいいけどすでに霊能者に食い物にされた相手には価格のつり上げは厳禁だと。
弱者を食い物にしようとしない姿勢には好感が持てる。弱者嫌いなくせに。これがツンデレと言う奴だろうか。
おばさんにデレられてもみなさん困るだろうけれど。
閑話休題。
断られた知人は、色々とつてを探して魔女さんに頼る事にしたと言う。
魔女さんは正直気に入らないとさんざん愚痴っていた。 - 569: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/23(日) 19:46:02.07 ID:nFbiKJLf0
- 別段山奥の因習に彩られた村……とかではなくて普通の町にその家はあった。
ちょっと田舎でちょっと大きいけどそれぐらいの普通の家だった。
出迎えてくれたのは疲れ果てた顔の夫婦と、小学生の男の子と女の子だった。
特に男の子の顔には殴られた痕があった。
その子に向かってしゃがみこみ、頭を撫でてもう大丈夫だよって言う魔女さん。
さっきまでと態度がすげー違っていた。営業スマイル……ではなくたぶん子供好きなんだろう。
被害者の女の子、とれあえずK子と仮称。kは狐のk。親が狐憑きと言っているので。
彼女は鍵のついた部屋に閉じ込められていた。窓には格子がついている。といっても普通の窓の外に格子がついてるだけだった。
K子さんの印象は、かなりやつれているという感じ。こちらを見ると不安そうに挨拶をする。
魔女さんは、今は素か、とちょっと残念そうだった。
そして色々と質問をする。
部屋の壁に画びょうで霊符みたいなモノも貼った。シジルというものだと。
その後で夜も遅いので、と魔女さんは寝た。六時間ほどしたら、あるいは彼女に何かあれば起こせとの事。
そして、彼女を眠らせるな、という事だった。寝そうになったら起こせ、と。
二人きりになる俺とS子さん。すごく気まずかった。
とりあえず質問された事に答えたり、こっちから質問したりして一晩過ごした。
五時ごろに魔女さんが起きてきたので俺は寝た。 - 570: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/23(日) 19:46:58.54 ID:nFbiKJLf0
- 2014.2.17
昼前に目が覚める。
そして魔女さんから方針を聞かされる。
質疑の結果、嘘や演技、精神病の類ではないと判断した。
これより長期戦に入る、と。
どういう方法なのか聞いたところ、憑いてるモノが出てきたら対話をする。
対話で話が終わる相手なら帰ってもらう、これは普通の除霊と同じ。
しかし対話が出来ないモノなら実力行使。しかしそれにも準備が必要。
今大事なことは、24時間見張り、眠らせないことだと言う。
ちなみにトイレと風呂の時の監視は魔女さんと母親が行うとの事。当然だ。
そうやって不眠不休の状態にしておくことが大切らしい。
あと、俺もなるべく眠らないようにしておけとの事だった。
理由は、眠らない方が意識状態が都合よくなるとの事。
二度寝で眠い時に離脱しやすくなるのと同じ原理なのかと聞くと、そうだと言われた。
要はトランス状態になっていればいいとのことで、それに一番確実なのは眠らないことだとか。
催眠術による方法もあるが、魔女さんは催眠術は専門外らしい。
食事の後、再び俺がk子を見張る。
かなり眠たそうだった。
色々な会話をする。家庭の事や学校の事。俺も自分の事とかを話す。
ブログにとりあえずの近況報告。除霊なう、と書く。 - 571: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/23(日) 19:48:09.48 ID:nFbiKJLf0
- 2014.2.18
交代して眠りにつくも、三時間程度で起こされる俺。
ヒマなのでネットをしたり、日記をまとめたりする。
今回のはちょっと小説風にするには時間もないしこのような形にしておく。
終わったら後で全体を見直してぼかすところをぼかしてupしよう。
びっぷらに書きこめない。アク禁に巻き込まれている模様。
普通のvipも無理っぽかった。
K子に異変が生じる。
俺が寝ていると魔女さんからの電話で叩き起こされる。
といっても携帯の着信音が目覚ましになっただけで、出ても返答はないはずなので部屋に行く。
K子さんは四つん這いになって唸っていた。
魔女さんは平然としている。
そして俺が来たのを確認するといきなり数発平手をk子にぶちかました。それも全力で。
これで正気に戻ったり泣きが入るようなら演技だ、と言う。ていうかまだそっちも疑ってたのか。
k子は平手を喰らった後、目を赤く血走らせて魔女さんに噛み付こうと襲い掛かる。しかし蹴飛ばされて吹っ飛ぶk子。
なんという暴力言語の実力行使。これ一歩間違ったら訴えられかねない。
魔女さんに命令をくらって俺は慌ててk子を取り押さえる。
めちゃくちゃ力が強かった。必死な人間はすごい力を発揮するのは前の丑の刻参りの時で知っているが、それにしても怖い。
両親も駆けつける。なわとびを持っていたので、それでk子の身体を縛った。
その間も獣のような叫びをあげるk子。人間はここまで獣のようになれるのか、と恐ろしく感じる。めっちゃ怖い。
そして机に縛り付けられるk子。
魔女さんはその間にハーブを焚く。最近はやりの脱法うんぬんじゃなくて、普通の鎮静作用のあるハーブらしい。
そして正面に座り、対話を始める魔女さん。
最初は煽り、挑発を繰り返す。獣から言葉を引き出すために。
それを聞いていたけど、やはり魔女さんは神の名前などを引き合いに出すことは無かった。
やがて「獣」が人語を話しだす。しゃがれた声だった。といってもk子と別人の声ではなく、確実に彼女の声帯から発せられる声だった。
内容としては、
・この女は自分のものだ
・この家の者を絶対に許さない、祖先の犯した罪を知れ
ということだった。
そうして対話していると、やがて疲れたのか眠るk子。
起さなくてもいいのかと問うと、一時間ぐらい仮眠取らせてやれ、と言う。 - 572: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/23(日) 19:49:05.53 ID:nFbiKJLf0
- 魔女さんは言う。あれは嘘をついている、と。
祖先の因果から来るなら何故両親は無事なのか、など色々と突っ込みどころはある。
そもそも死者は呪わない。
そして獣は嘘をつかない。嘘をつくのは人間だ。
魔女さんの下した結論は、生き霊がとりついていて、人格を乗っ取っている。そして霊能者の語った設定を取り入れている。
ここまでの生き霊は、ただの怨みによる自然発生的なものじゃない。
明らかに何らかの術に手を染めた結果だ、と。
あと、明らかにあれは女の情念だ、とも。
無理やり男の声を作っていたがすぐにわかったらしい。
そして魔女さんは、使い魔を本人のところに送って置いたと言い、そして寝た。 - 573: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/23(日) 19:49:45.87 ID:nFbiKJLf0
- 2014.2.19
三日間徹夜の彼女はそろそろ限界に来ている。
俺が不寝番している時、少しだけ寝させてあげた。
2014.2.20
俺もめっちゃ眠い。睡眠時間が一日三時間。けっこうギリギリだ。
「獣」が俺の前に姿を現した。
正しくは、k子のフリをしていた。俺を懐柔しようとしてくる。服を脱いだりしてきた。
もう耐えられない、ここから連れて逃げてと言って来る。
当然断る。
草薙剣を取り出して突き付けると黙った。
そして唸り、貴様のせいでこの女は死ぬと叫ぶ。
ふと、後ろから大丈夫、という声が聞こえた。幻聴かもしれないが、織姫の声のようだった。
気を強く持った。 - 574: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/23(日) 19:51:46.30 ID:nFbiKJLf0
- 2014.2.21
五日目。
魔女さんが儀式の決行を決める。
儀式は彼女のいる部屋では行わない。
魔女さんが三人目の不寝番役として助っ人を呼ぶ。
ヒゲのイケメンな40代のおじさま、妻子持ちらしい。
彼は不寝番であると同時に、「いまだ監視は続いている」と思わせる囮らしい。
別の部屋で儀式を行う。魔女さんいわく、サバト。
アストラル投射……幽体離脱をして、k子の所に行く。
漫画やラノベで言う所の精神潜入(サイコダイヴ)のようなものらしい。本当にあるのだなそういうの。
俺は幽体離脱を自在にできないと言うと、ヘッドホンを渡された。
瞑想用CD、ヘミシンクだった。何の曲かは知らない。
それを聞きながら瞑想。横になる。
すこーんと抜ける。寝たとも言う。
そして隣には魔女さんがいた。
離脱してて知ってる他人がいるのは初めての体験なのでちょっと感動。
魔女さんの周囲には光の玉のようなものがいくつも浮かんでいた。
それは使い魔らしいのだが、その使い魔の設定を知らない俺には光の玉かあるいは存在が何かいる、としか受け取れないらしい。
勝手にイメージすればその姿として認識出来るらしいがやめておく。今はそれどころじゃないし。
そして二人(とその使い魔たち)でk子のいる部屋に行く。
k子とおじさまがいるのがわかる。
k子の背後に、とても大きくとおどろおどろねちょねちょした何かがあるのがわかった。 - 575: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/23(日) 19:52:35.41 ID:nFbiKJLf0
- その時、別の部屋……というか魔女さんの肉体から声が上がる。びっくりする俺。引き戻されることは無かったけど。
後で聞いたことだが、魔女さんは意識を肉体に残しつつもうひとつ意識を分けて離脱しているらしい。
そして肉体の方で声を上げてk子と意識の振動を同調させたとかなんとか。
それがどんどん高くなり、気が付くと全く別の場所にいた。
巨大な四つ首の狐がそこにいた。尻尾じゃなくて首が四つ、というのは意外だった。
これが呪術による式らしい。
狐が四つに分裂して襲い掛かってきた。
そして魔女さんがあっさりと即やっつけていた。
バトルシーンはよくわかんないというか、使い魔(光の玉)がぶつかるたびに破裂して吹き飛んでそして消えた感じ。
魔女さんに言われるままに、四つ首の狐がいた場所を凝視すると、女の形をした何かがうずくまっていた。
仔細は知らないが、嫉妬のあまりk子を呪った何者かの生き霊らしいと魔女さんは言う。
生き霊なのでこれを消しても同じことを繰り返されるだけということらしい。
俺がやったように身代わりの人形でも立てるのかと聞いたけど、それでも無理らしい。なので似たようなことをやる、と。
そして玉のひとつが姿を変えてk子の姿になる。
使い魔を外見を変えて囮にする。それを見た生き霊はk子の形をした使い魔の首を絞めはじめる。
そして魔女さんは、その生き霊を消した。いや、どこか別の所に送った。
魔女さんいわく、地獄へ落としたとの事。
再び生き霊を出してもそれはk子に届くことなくそのまま地獄に引き込まれる。
そして生き霊は、その呪いは地獄から出る事は無い。
本人が他人を妬み呪う事にむなしさと悲しさに気付いて変わらない限り、
妬み妬まれる地獄で生きる、しかしそれはこいつにとってある意味理想郷だという。
そこでは思う存分他人を妬む事が出来るし、そして自分は他人に妬まれるんだと。 - 576: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/23(日) 19:53:12.00 ID:nFbiKJLf0
- そして元に戻る。
k子の部屋に行くと、k子は眠っていた。
疲れ果ててやつれてはいたが、もう彼女の顔に陰りは無かった。
それで成功したのだと俺は思った。
食事の後、魔女さんに気になった事を聞く。
死後の世界の否定派じゃなかったのかと問うと、地獄はこの世と人の心の中にあるとの答えが。
自分で変わるか誰かに救われない限り、あの呪いを飛ばした本人はずっとこの生の中で地獄を生きる。
そして自分たちはそれを救う義務も責任も無い、とのことだった。
魔女さんいわく、どうせおそらくは友人関係だろうとの事だった。
人間関係のもつれとかから発生する想念。
U子の事を思い出した。
あれは勝手に後腐れなくさっぱり切れて(切れるも何も元から繋がってなかったが)しまったが、今回のK子の場合はどうなのだろう。
友人関係……彼女の知人が呪術に手を染めたのなら、そしてそれが無事に助かって戻ってきたら現実で何かアクションを起こしたりしないだろうか。
それがちょっと気にかかった。
しかし魔女さんは言う。
呪術に手を染めるのは、多くの場合は現実で行動を起こす事が出来ない弱虫だと。
自分の手で現実を変えようとしないから呪術に、おまじないに逃げ込む。頼る。
だから次はまた別の呪術に手を染めようとするだけだろう、表では友達の顔をしながら、と。
なんだかものすごくやるせなかった。 - 577: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/23(日) 19:53:42.38 ID:nFbiKJLf0
- 2014.2.22
魔女さんだけ先に帰った。
俺はおじさまと残って事後を見届けて問題ないようならおじさまの車で帰還との事。
おじさまと会話。
おじさまは暇を見ては神社を旅してまわっているらしい。
誰も知らないようなさびれた神社を見つけることに喜びを感じるとか。
ちなみに霊は見えないらしい。
視えなくても神様や霊の清浄な気は誰でも感じる事が出来てそれはとても気持ちがいいものだとおじさまは言う。
同感だった。
k子は昼の三時過ぎに目を覚ました。
そしてなんかものすごい懐かれた。
魔女さんに電話する。昼間はつながらなかったので夜に再度かけたら繋がった。
心霊現象とかでひどいめにあった上で助けられた人間は
助けてくれた人間に惚れ込んでしまうものらしい。
それも相手の老若男女おかまいなく。
ヒロイン症候群の類型だとかなんとか。
どうせすぐに飽きるから好きなようにさせておけ、とのこと。
とっとと帰ったのはきっとそれがめんどくさいからなんだろうなあ、と思う。
俺には織姫がいるんだがなあ、と思ったら魔女さんが俺の心を読んだのか、言う。
前に死後に救いを求めるなと言ったのは、死後の存在、死者や霊に救いを求めるなと言う意味でもある。
死者や霊との恋愛は無理だ。無い事も無いがそれは悲劇しか起きない。
お前が鏡像に何を追い求め何を重ねているかは知らんが、所詮それは幻想にすぎん。
これを機に現実の女を知るのもいいと思う。ただし私の娘に手を出したら地獄に叩き落とす。
だからちょうどいいじゃないか、と。
俺は別にリアルロリコンじゃないので魔女さんの娘さんに手を出したいとは微塵も思わないんだが。
死後の生を信じているからといって今すぐ命を捨てたいとは思いませんし。
ともあれ、様子を見ることになった。
どのみち最低でも25日には家に戻らないといけないし。俺の事情で色々と。
帰るまでの間に今回の事を纏めておくことにする。
慌ただしかったので忘れてる部分もあるがそれはまあなんとか補完しておく。 - 578: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/23(日) 19:55:21.17 ID:nFbiKJLf0
- 2014.2.23
ようやく家に帰ってきた。
色々と疲れた。
霊能者とか魔術師とかそういう人たちって本当に激務なんだなあと思った。
漫画やラノベみたいに御札一発でやっつけられるとか無いんだなとわかった。
あと脱童貞のチャンス逃したけどこれでいいのだ。
郵便が色々と溜まっていた。色々と大変だ。
……とこんなかんじでした。
いやぁ本当に疲れたです。 - 579: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/23(日) 20:14:25.27 ID:Pi11PTm10
- おつかれ
- 580: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/23(日) 20:29:29.34 ID:MDUmm+QW0
- お疲れ!
そしておかえりー!
すげー体験してきたんだな!
魔女さんのいう記憶の渦の一部、無限の記憶情報って、アカシックレコードってやつみたいな感じだね。
それにしても宗派?によって色々な解釈があるんだな。 - 582: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/23(日) 21:52:45.91 ID:nFbiKJLf0
- >>580
大変だったし疲れたけどそれに見合ういい体験にはなったと確かに思います
アカシックレコードと同じだと思う
解釈の多様さは本当に面白いと思います
そうかと思ったら東西の全く別の術の修行方法が同じだったりするし
おじさまから教わったけど西洋魔術・呪術と日本の古神道や神仙道ので同じものがいくつもあるとか
- 581: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/23(日) 20:44:28.11 ID:rXuR02Vi0
- お疲れさーん
すげー事になってたね!
なんかいろいろ勉強になるよ
ゆっくり休んでね
織姫さんはなんか言ってた? - 582: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/23(日) 21:52:45.91 ID:nFbiKJLf0
- >>581
お疲れ様とねぎらってくれた
あと魔女さんの会話のあれで
自分の存在を否定されたくなかったみたいで
否定しないと言ったら安心してたみたい - 583: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/23(日) 23:31:22.64 ID:1UlzIBKJ0
- おつ
こんな感じのも楽しいけど、でも俺としてはその後の織姫ちゃんとの会話のが興味あるな
そっちも期待してるぞ - 594: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/24(月) 22:59:39.43 ID:pV4SA1ZS0
- >>583
覚えてる所書いてみた。
「というわけで死ぬほど疲れたわけだが」
「……本当にお疲れ様」
「素直にねぎらってくれるんだねぇうんうん」
「私も死人に鞭打つようなことはしないぞ。今はゆっくり休め」
「ねぎらいついでにこのあと無茶苦茶セックスする予定は」
「無い」
屋敷の中でとりあえずゆっくりする。
浮かない顔で何かいいたそうな織姫に、何かあったのかと聞く。
「……お前にとって、私は何なんだろうか」
「哲学的な質問だなー。お前はお前だよきらーん、って返せばいいのかな」
「……」
「魔女さんの話か?」
「うむ。あの女は言っていただろ、私は鏡像で幻想だと。それはお前にとって本当に……」
「……お前がただの俺の妄想なら。あのアホ(友人A)を苦しめてたのは何なんだよ。それも俺の妄想か、それともあいつのか?
そしてその妄想を共有して二人そろって金縛りにあうとかどんだけ俺とAは通じ合ってることになるんだよ。
俺はそういう趣味はねーぞ」
「茶化さないで、まじめに……」
「まじめに言ってる。そんなに都合のいい話は無いし、仮にあってもそこまで偶然が重なればそれは必然だろ。
俺にとって、ただの夢や妄想で収まるような存在じゃないよ」
「だが……あの魔女は力がある。見事にあの生き霊、狐を退治した手腕は見事だ。
そんな者が私を、私たちを否定したのだ。それはお前にその考えを影響……」
「別に魔女さんは、俺の考えを否定したことは無いんだけどなー。言ってただろ。お互いの考えはそれぞれの考えで説明づく、って」
「……そうだっけ?」
「都合の悪い所ばかり覚えてるんじゃない……魔女さんの考えでは、俺たちが今いる幽世はただの記憶の塊で、そこに住み、動くものはいない、だったよな」 - 584: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/23(日) 23:36:58.71 ID:PMW0Yz0G0
- おつかれさま
ずいぶん興味深い話だった。 - 585: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/23(日) 23:57:59.79 ID:633TlC660
- おつかれさまー
- 589: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/24(月) 01:46:58.30 ID:Vbde5pDT0
- お疲れ様
なかなか大変な除霊だったみたいだなw
にしても、その魔女さんの世界観は俺のとかなり近いな…… - 593: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/24(月) 18:03:22.36 ID:OCzEahiL0
- ヘミシンクを聴けば離脱出来るのか
- 595: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/24(月) 23:00:10.16 ID:pV4SA1ZS0
- 「ああ……だとしたら、私は」
「観測者云々の話がある。えーと専門じゃないけど量子力学だったっけ?
物事は観測者がいて初めてなりたつ、と。
つまりこういうことかもしれない。
俺がいるから、夢を見てこの世界にアクセスする誰かがいるから、この世界の人々は生きている」
「……ふむ」
「魔女さんは、ここに記憶、魂があること自体は否定してない。生まれ変わりとかは肯定してるし。
そして、幽霊や、降りてくる神や霊は、生きている人間の脳がそれを処理して視ているとも言ってた。
つまりはちゃんとこの世界に存在してるって事じゃないのかな」
「……それと幻像とどう違うのか」
「んー……じゃあさ、鈴姫について。織姫は彼女をどうでもいいうすっぺらい存在だと思う?」
「阿呆、誰が思うか」
「だけど、鈴姫は俺の愛用してた水琴鈴から生まれた付喪神、あるいはタルパ。それって俺の鏡像、幻想と言えるだろ。
でも鈴姫はちゃんと存在してると俺は思う。それと同じでいいんじゃないかなーと。
他にたとえばさ、親が子を理想通り、いやそれ以上に育てる。飼い主がペットを、でもいい。
それは幻想で鏡像、意味がないものか?」
「……例えがいろいろとおかしくないか?」
「おかしいかもしれない、けどそういうもんだろ。中には現実世界全てがただの幻想だって教えてる所もある。
もうなにが正しいのかよくわからん。
だったら俺は、俺の視えてる物を信じる。
……といっても夢の中、離脱した後ぐらいでしか会えないわけだが」 - 596: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/24(月) 23:00:51.75 ID:pV4SA1ZS0
- 「そこだ。お前がもっと修行して、霊感でも身につけて普段から私たちを視えるようになればあの女に妄想だのなんだの言われずに済むのに」
「いきなり説教かよ、ていうかだから別に俺は魔女さんに否定されてねーっつーの。
というかあの人に否定されたくねー、見ただろあの容赦ないビンタと蹴り……
相手がいくら軽い女の子とはいえ、キックで人間が吹っ飛ぶなんてテレビ以外で初めて見たわ。
もしあの人に否定されたら即入院モノだぞ、考えたくない」
「か、返り討ちにしてやるぜー、ぐらい言えないのかこの阿呆」
「世の中には出来る事と出来ないことがあるの! お前はあれだ、お前の本体の大神様に喧嘩売れる?」
「ごめん無理」
「ですよねー」
人間だろうが神様だろうが、絶対に勝てない存在はいるのです。
「……何の話だっけ」
「もういい。つまらないことだ。……私は今ここにいる、それで充分だな」
「ああ。た゜から気にするなよ、死者や霊との恋愛は無理だ、って話もさ、出来んこともないが、と言ってたじゃん魔女さんは」
「そっそそそこを気にしてるわけじゃないぞ! 気にしてない!!」
「そうだよな、死者や霊、じゃなくて神様だしいたって問題はない」
「うんうん、そう…………じゃない阿呆! 逆にもっと問題ある!!」
「でも神道やその他の多神教ではそういう神々や精霊などといった存在との姦通や婚姻の話は多数あるしー」
「よし、もういい黙れ。その口ふさげでないと祟るぞ」
俺の口を押える織姫。ツンデレっていいものですね。 - 598: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/24(月) 23:35:12.89 ID:G8bLEj070
- やっぱりそういう世界に片足つっこんじゃうと何かしらそういう縁とかできちゃうのかな?
- 615: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/02/28(金) 20:00:40.94 ID:8yfQLb1r0
- なんとも興味深い話だ。そして、羨ましい
とりあえず>>1の話をみてから家の氏神様たちに家を守ってくれてるお礼を自分もするようにしたよ
もう少し修行したら明晰夢から挨拶に伺うつもりだ - 627: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/03(月) 01:25:18.65 ID:tPehT8Rb0
- 明晰夢、離脱夢にて幽世へと旅するといっても、普段から四六時中織姫とずっといっしょではないわけです。
彼女にも用事もあれば一人で遊びたい時もあるわけだし。
逆に俺が一人でぶらぶらしたい時もある。
というわけで、その日も適当に散策していました。
思うだけでいろんな場所に行ける人もいるようですが、そういうのになれていないので俺のやり方。
道をイメージして、その先に扉を作る。そこを潜り抜けると目的地、というかんじで。
中には扉じゃなくて橋だったり船だったりそういう感じの時もある。
まあホームグラウンドが山設定なのでそういう地理条件はイメージしやすいわけですね。
そんなわけでその日はちょっといつもと違う事を試してみたくて
いざ滝壺へダイヴ。現実じゃ自殺以外の何物でもないのでやれない行為ってテンションあがるよね。
ということで滝壺に身を投げる俺。落ちる俺。盛大に水中に落ちる俺。
そして水面に向かって泳ぐ。顔を出す。
そこは街中だった。水瓶から顔を出してる俺だった。
街の風景は明治か昭和って感じの古くも懐かしい感じの街並み。
なんかそういうの多いけど、その前は妙にSFチックな所にいったし色んな所があるのだと思う。
適当に町をぶらついていたら声がかかる。 - 628: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/03(月) 01:26:19.29 ID:tPehT8Rb0
- 「なんやぼん、今日は嬢ちゃんと一緒やないん?」
声をかけてきたのは狐の近野だった。
「ええ、まあそんなかんじで」
「そうかー。フラれたかー」
「いやいやまさかそんな。そんなこと天地がひっくり返ってもありえませんですよ?」
「ふーん。まあ天地ぐらいよくひっくり返るけどな」
「さすが幽世! すげえな天地!!」
「んで、つぅことは今はぼんは一人か。ちんまいのとワンちゃんは?」
「さあ。別にいつも常に一緒、ってわけじゃないし。呼べば来ると思うけど……」
「あ、ええよ呼ばんでも。ていうか一人の方が都合ええしな」
「何か企んでんですかあんた」
「いやいや別に。ただ、な。ぼんも健康な男児やろ。それがロリ二人で満足できてんのかなーと老婆心でやな」
「いやちょっと待って、二人って何さ」
「織姫ちゃんと鈴姫ちゃん」
「鈴姫とはそんなことしてねぇよ」
そりゃしたくないかというと嘘になるのだが、と正直なところはそうなのだが。
サイズが。
「……まさか、あの犬と」
「それこそねえよ!!!!」
そこまで業が深くは無い。と思いたい。 - 629: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/03(月) 01:26:50.93 ID:tPehT8Rb0
- 「なら嬢ちゃん一人かー、そうかー。
なあ、男同士腹ぁ割って話そうか。
実は僕な、女衒やっとんねん」
「……は?」
「女衒や。聞いたことあるやろ。わかりやすく言うとあれや、売春斡旋業者や。
しかしただの業者と違うのは、幽世にはお金なんて無いっちゅうことやな。
いやまあ、金の概念染みついてるもんからはもらうもんもらったほうがわかりやすいけど、あれやろ。お金なんて思えば出せるし」
「まあ……そりゃあ」
「ここは夢やからな。はい、僕ちゃん今いいこと言いました!
なあ夢ってなんや、夢っちゅうもんはつまりあれや、望みがかなうウハウハってことやろ。
そして男の夢はかわいい女の子でんがなまんがな」
「語尾が怪しくなってるんですが」
「ええから。んでな、しかしこの幽世に精通したもんならともかく、うまくイメージできん人もおるわけや。
ぼんだっていまだに望む人間を目の前にぽぽぽーんって出せたりせんのとちゃうか?」
「う、ま……まあ自由自在には」
出来ないことも無い訳だが。その日のコンディションや気分に左右される。
出せる時は仮面ライダーの怪人を目の前に出して戦って遊んだりしているし。
「そんな人のために! 色んな女の子を紹介してるわけですよ。と言う訳でぼんもどうよ? 安くしとくで、っていうかロハなんやけどな」
「まて、まてまてまてまてまてまて」
「ん?」
「美味い話には裏がある。お前、何を企んでいる」
「別にー? 趣味と実益を兼ねたボランティアや」
「……うさんくさい。ていうか、あれから精神世界系の本とかいくつか読んだりしたが、そういう話は聞いたことないぞ」
「ぼんがそういう本を描く場合、そんな下世話なお下劣話をわざわざ書くか?」
「……書かないよね」
色々と恥ずかしいし情けない気がする。
「そやろそやろ」 - 630: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/03(月) 01:27:25.14 ID:tPehT8Rb0
- 「いやしかしですね。神霊だの幽世だのってもっと高潔なものとかじゃないのかと」
「はっ。エロスを否定するのは耶蘇(キリスト教)の文化やで。
我が国は大昔からエロスと淫らと助兵衛の三位一体や。神話はエロとグロとジョークにまみれとる。
ちょっと神話を紐解けばやれホトがどうの糞がどうのとそういうの満載やろ?」
「否定……できない」
「外国にも多神教や民間信仰にはエロ満載やで?つまりエロ万歳。エロ最高。男はな、みんな御立派様なんや」
「もうわけがわかんねぇ」
「ぼんだって祟り神ー、なお嬢ちゃんを無理やり押し倒して手籠めにしたくせに今更何言うても説得力あらへんっちゅーに」
「いやそれに関しては言い訳する気も全くないんだけど」
「そういうことや。んで、な。一穴主義、それは立派やで、でもな、男の甲斐性はそんなもんやないやろ。テク磨いて彼女を満足させなあかん。
こないだスレでも言われとったやろ」
「スレ見てんの?!」
「そこはそれ、ぼん通じて、な。わたくしめは夢の登場人物ですゆえ、夢を見ている人間の見識ならば見て取れるのでございます」
「へえ……」
「あとこっちにもパソコンあるし」
「あんの!?」
「光やで」
「光なの!?」
どこまで本当なんだか。
「話を戻すで。まあそんなこんなでな、幽世に来た人間たちに女の子を紹介しとるんや。
無論色んな形を取ってやけどな。
単純にエロい夢みる時あるやろ、しかもめっちゃリアルな。あれの一部は僕らが裏から手ぇ引いてる」
「……まじか」
「そういう意味では僕は妖狐っていうより夢魔、淫魔っていうほうがしっくりくるかもしれんな。矢印シッポ生やしたほうがええかな?」
「心底どーでもいい」
「……いけずやなあ。で、どうや。幽世の色街、見ていくのも面白いと思うよ?」
「……」
すこし考える。
正直いってこの狐は信用も信頼も出来ないが、話としては確かに面白そうだ。
「んじゃあ、まあ見るだけなら」
「ほーい、一名様ごあんなーい☆」
胡散臭かった。 - 631: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/03(月) 01:28:23.55 ID:tPehT8Rb0
- 近野に連れられて移動した先は、なんというかまさに吉原!みたいな感じの場所だった。
髪型までああいう時代劇に出てくるようなかんじではないが、和服を着た女の子たちが沢山まちを歩いていた。
普通の人間に見えるのから、妖怪みたいなの、光ってる何か、普通に動物のおそらくメスだろう生き物まで色々といた。
イノシシの頭をしているニシキヘビとか。
……女の子?
「なんや、ああいうのが好みかいな」
「ぜってー違う」
「そうやろな。ちなみにあの蛇に見えるのは背骨やで。身体は食われたんで」
「お前が何を言っているのか俺には理解できない件について」
「理解できんでええよ。……ただの口から出まかせやしな」
「そろそろ殴っていいかな?」
「女を殴ってええのはベッドの上でのプレイだけや。僕は男やけど」
「つまり今殴っていい許可出したわけだなこの野郎」
「ついたでー」
はぐらかされた。
ついた場所は大きな宿っぽい所だった。色々と意匠が狐っぽかった。
「最初はソフトなのがええやろ。動物っ娘ばかりや」
「いや待て、別に俺はやるとはいってない、というか現実では童貞なのに幽世で初風俗とかどういうあれだ」
「……風俗やない。売春や!!」
「それは現実では見事な犯罪なんですが」
「ロリレイプも犯罪やろ」
「返す言葉がねえ」
何かあるたびにその件出されている気がする。当の本人は口にしていないのに。
「ちなみにな、安心せぇ。
都合よく今回が初めての娘もたくさんおる。なにせ夢やしな。処女厨大歓喜や」
「変な所でいたせりつくせりだなあ本当に」
ため息をついて周囲を見る。
温泉宿というか呑み屋というかそんなかんじの雰囲気の和風の建物だった。
隠れてこっちを見ている人たちも何人かいた。
隠れているつもりなのだろうが、耳が出ていた。
「ああ、あの娘か。おーい」
「ちょ、おま、勝手に話を」
近野がその隠れている娘を呼びつける。
出てきたのは狐っ娘だった。年のころは女子中学生ぐらいといったかんじだった。
金髪だった。といっても外人のような見事なブロンドというわけではなく、生え際が黒い。かといって染めている感じでもなかった。
「この娘は九栗(仮名)や。九が名前についとるけど別に九尾やないで、うーん残念。いやそういう娘もいるけどな」
「いやどうでもいいから。ていうか……」
「よしではご案内やー、お部屋はあっちやでー」
俺と九栗はいきなり縄で縛られて部屋に放り込まれた。そして鍵をかけられた。和室の癖になぜか重い錠前と鎖の音がした。
どこが遊郭だ。 - 632: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/03(月) 01:30:03.12 ID:tPehT8Rb0
- 「……」
「……」
「あー、えーと……」
あらためて彼女を見る。正直かわいいです。
ケモミミ属性は特にないつもりだったけど、実際にね、こうね、ふっさふさしたさわり心地のよさそうな耳とか見るとね。
こう、やっぱりその、たまりません。
「……触りたい、んですか?」
おずおずと聞いてくる九栗。
「うん」
「あ、えと……どうぞ」
手を伸ばして、そっと頭に、耳に触る。
……ふさふさしいていた。綿毛のような感触だった。すごいやわらかくて、しかしつるつるとしてきゅっとすべらか、という何とも言えぬ感覚。
「ぬほぁー」
触っている俺の方が変な声が出ました。
「……っ」
そして彼女の方もめっちゃ気持ちよさそうでした。といっても性感帯いじられている系の気持ちよさそうではなくて、
なんというか、こう、ほにゃ~っとしたかんじの。
うーん、こりゃたまらん、何時間でも触っていられそうな中毒性があるぞ。
「……はっ! あ、いえあのごめんなさい!」
先に我に返ったのは九栗のほうだった。
「そ、その……ここはそういう事する場所じゃないのに……でも気持ちよくて、その、ごめんなさい」
「いやいいっていいって~」
触ったのはこっちのほうだし。
「あー、いやでも、近野に無理やりというか、つまりその……」
そういうことしに来たわけじゃない、と言おうとしたら。
「……私じゃ、魅力ないですか……?」
「いやめっちゃあります」
即答してしまった。 - 633: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/03(月) 01:30:51.59 ID:tPehT8Rb0
- 「……」
その俺の返答に赤くなる九栗。
「あの、じゃあ……」
そう言って立ち上がり、布団のところまで行く九栗。
そして、着物を半分はだける。小さくて白い肩が露出し、うなじも見える。
「……あ、あとは、その……あなたが……脱がしてくだ……さい」
そう顔を赤らめながら言う。
こんなかわいい狐っ娘にこんなふうに言われて理性が持つと思うか?
残念、俺は持たなかった。
そのまま九栗に近寄り、赤く染まった顔を持ち上げ、目をじっと見つめる。
うるんだ瞳が俺を映す。そしてそっと目を閉じる。
……その時俺の頭に去来したのは、織姫の事だった。
これは彼女を裏切ることにならないのか!?
……ならないね。
近野も言ってたよね。
ただの夢だしね。
そう一瞬で結論付けた俺は。結論を先延ばしの棚上げした、ともいうがともかく俺は。
そっと九栗と唇を重ねあわせた。
しっとりとして熱を持っていて、ほのかに甘い。やわらかい。
そのままゆっくりと舌を突き入れる。すると彼女もまた舌をおずおずと伸ばしてきた。舌先が触れ合う。
その瞬間、九栗の身体がびくっ、と震える。俺は手を伸ばし、彼女の肩を抱きとめ、そして引き寄せながら唇を吸い、舌を絡めた。
そして身体の位置を変える。さっきまでは対面していたのだが、九栗の身体を、後ろから抱き寄せる形にする。
そして、着物の胸元に手をいれた。
びくん、と身体が震える。
九栗の胸は、大きすぎずしかし小さすぎずというサイズだった。触っただけでわかった。いいものだ、と。
ぷにぷにとして弾力がある。すべすべした肌が少しだけ汗でぬれていた。
唇を離す。九栗の表情はとろんとしていた。そのまま俺は視線を胸元に。
ゆっくりと服を脱がしていく。和服なので脱がせやすかった。
ぷるん、とふたつの胸があらわになる。形は実にいい。乳首の色も薄くて、実に綺麗だった。
「……綺麗だ」
思わず出てくる言葉に、九栗は恥ずかしそうに顔を伏せる。
俺はその胸を後ろからそっと持ち上げ、そして放す。ぷるん、とうごくおっぱい。
もう一度触る。今度はゆっくりとやさしく揉み、弾力とさわり心地を確かめる。 - 634: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/03(月) 01:31:22.48 ID:tPehT8Rb0
- 「……んっ」
声をあげる九栗。
乳首を指先でつまみ、つつきながら、俺は左手で彼女の顔をもち、もういちどキスをした。
そして舌で彼女の口を味わい、右手で胸をいじりながら、残る左手を彼女の股間に滑り込ませる。
「……ひぅっ!」
指先に感じるのは、うっすらとした毛並みのいい茂みの感触。
そこをかき分けると、割れ目に指が到達する。
少し、濡れていた。
指をゆっくりと差し込んでいく。
「ん……んんっ」
少し苦しそうな声を上げる九栗。
「あ、ごめん……」
「いいんです。でも、その……優しくしてください。私、初めてなので……」
わあい。
そんなこと言われて自制できるか? 残念だな、俺は出来ない。さっきも同じこといったような気がするが。
なるべく、努めて優しくしようと、そのまま押し倒す。
「あっ……っ」
布団に倒れる九栗。仰向けになっても形の崩れない胸がぷるんと震える。
そして、もはや着物は着物の役割を果たさず、その綺麗な体を俺に見せつけていた。
きれいにそろった、うぶ毛といっても差し支えない股間の金色。コスプレじゃこうはいかない、金色の陰毛がそこにはあった。
その茂みから透けて見える、綺麗な割れ目。
俺はそこに顔を近づけて、指を這わせる。
「……っ、ふぁうっ」
九栗が声をあげる。
指を少しずつ、さするように動かす。上下に。
軽く突き入れて、やさしくほぐすように。濡れているのがわかる。
俺は彼女の股間を舐める。舌を這わせて、ゆっくりと突き入れる。
「んくっ、ふぅ……んっ」
声を殺して喘ぐ九栗の声が可愛かった。
そうしてしばらく股間を責めていると、九栗が言う。
「あ、あの……私も……」
そういう彼女の視線は、ギンギンにいきり立っている俺の股間に。それで意図を察するが…… - 635: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/03(月) 01:31:55.16 ID:tPehT8Rb0
- 「俺、口でしてもらうのはあまり……」
昔みたひょっとこフェラの顔があまりにも気持ち悪くて、それいらい忌避感を持っているのだ。
トラウマといってもいい。
「じゃあ、その……そういう顔はしないように、がんばります。それに、体勢的に……」
いわゆる69の耐性なら確かに見えない。
「……じゃあ、頼んでいいかな」
「はい」
俺が下、仰向けになり、九栗がその上に。
なんともたまらないアングルだった。そして尻尾がまたなんとも。
「んっ……」
俺の股間に口がつけられる感触。
濡れた舌が這っている。
見ると、口に含んでひょっとこ顔……にならないように、口にいれないで舐めまわしている。
その健気さに胸を打つ。ああ、舐められるのっていいものなんですね。
「……」
俺は少し考えて、声をかける。
「俺、ちょっと座るから」
「え、でも……」
「いいから」
そして俺はあぐらをかいて座る。このまま舐めてもらうと、彼女の顔が見えるわけだが。
「あの、いいんですか……?」
「今ならいける気がする」
あの時の恐怖を、乗り越えられそうな気がした。
「……はい」
そう言って、九栗は再び俺の股間に口をつける。
舌を出し、這わせ、唾をまぶして舐めまわす。
舌で、唇で、指で奉仕してくる。
俺はそんな彼女に気持ちよくなってほしくて、右手を伸ばして九栗の胸を触る。乳首をつまみ、指先で転がす。
「んっ……! ふ、んんっ……んむ」
しかし彼女は口を止めない。
「うん、もうくちにくわえて。そのまま。んで、身体をもっとこっちに」
九栗は俺の言うままに身体をよせてくる。俺は胡坐の足を半分崩しても、右足を伸ばし、九栗の股間に足を延ばす。
そして足の親指で、濡れている彼女の股間をゆっくりと責める。
「んんっ、ふぅ……っ」
責められながらも、口をすぼめないように注意しながら、一生懸命奉仕してくる九栗。
やばい。めっちゃやばい。
快感がせりあがってくる。 - 636: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/03(月) 01:32:24.91 ID:tPehT8Rb0
- 「……九栗ちゃん、その、出そう……」
俺がそういうと、九栗は顔をおしつけてくる。そして舌の動きを早く、大きくしてきた。
「く……っ!」
出す。
激しく出す。なんかもう思いっきり出した。
「えぅっ、けほ……っ」
予想外の勢いだったのか、たまらずえずく九栗。そりゃそうだろう。
「あ、そのごめん……」
「いえ、その、私こそごめんなさい……その、飲めなくて」
そう謝ってくる九栗。
「いや、いいんだよ。それよりその、ありがとう」
俺は思わず、そう言っていた。
……だって、今まで俺にとって、フェラとは嫌悪と恐怖の対象でしか無かった。トラウマだった。
それを、乗り越えられたんだ。
ひょっとこバキュームはまだ無理だし、きっとあれに興奮出来る事は一生ないだろうけど。
でも、普通に舐めてもらう事なら……俺は、ひとつ乗り越えられたんだ。
「……ありがとう」
そう言って、彼女を抱きとめる。
涙が、止まらなかった。後から後から涙が出てきた。
誰かが言った。
夢は、明晰夢や幽体離脱はどんなにリアルだとしても、それが何かをもたらしてくれることは無い。
所詮は夢、だからそこでただ遊んで、ストレス解消して、嫌なことは忘れて、ただそれだけの場所だと。
そうかもしれない。
だけど、俺は今まで、織姫たちから色んな物をもらってきた、助けてもらった。
そして今日、初めて会ったこの娘に……とてつもない大きなものをもらったんだ。
心の傷を乗り越えた。他人にとっては理解できないなんでもない、つまらないトラウマかもしれない。
だけど、それを、ここで乗り越える事が出来たと言う事。
それがたまらなくうれしくて、涙がとまらなかった。
「……」
九栗は、そんな俺を優しく抱きしめてくれた。
……結局、そこから先はしなかった。
恥ずかしくて、そのままあとは布団に入り、何でもない事を話して。
「……私、他の人が来ても、相手しません」
九栗は、そんなことを言い出した。
「その、だからまた来てください。私は、あなた専用で……その」
そう言って彼女は頬を染めてはにかんだ。
結局、そうこうしているうちに目を覚ました。
現実に戻っていた。
頬には涙の痕が残っていた。きっと寝ながら号泣していたのだろう。
パンツはとくに夢精はしていなかった。
俺は思った。
また、彼女に、九栗に会いに行こう。
あと、織姫に今度ちんちん舐めてもらおう――と。 - 637: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/03(月) 01:37:32.36 ID:tPehT8Rb0
- ……思い出しながら一気に書いたけど
あらためてなんだコレ。本当になんだコレ?
さて明日からまた友人宅に泊まり込み。
あっちからびっぷらに書きこめればいいんですが。
ブログの方とかは暇を見て頑張っていきます。
……いっそそのまま小説家になろうとかに出してみるとか。
しかしその場合今回の話はどうすればいいのか。どうオブラートに包めばいいのか。
……世の中の離脱体験系書籍を出してる人たちがエロ話体験書かないのはわかる気がしました。
これマジでてめぇの恥を惜しげもなくさらすことになるわ……
呼んでる人も失笑&ドン引きですよ。 - 639: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/03(月) 04:15:29.18 ID:gCUyDLfd0
- >>1様がおかずを投稿なさったぞ!
ありがたや!ありがたや! - 640: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/03(月) 12:33:06.24 ID:7nosk+Wu0
- 今度、織姫に舐めてw
1さんは出来る男!素晴らしい!
報告まってるよ - 641: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/03(月) 13:08:54.92 ID:JXNPXfu6O
- チンチン立った(^0^)
- 654: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/04(火) 10:20:12.63 ID:7DITCJG+O
- >>1は自分はロリコンじゃない言ってるけど 完全にお前はロリコンだ
- 655: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/04(火) 16:04:19.73 ID:FZwhUPJq0
- 安心しろ、俺はロリコンじゃない。
ただ幽世で出会う女の子たちがそろいもそろってロリなだけだ。
というか中学生はババアだって何かの漫画で描いてあったぞ。
・・・とこんなふうに誤解されるから
離脱した時のエロ体験ってみんな書かないんだろうね。
誤解されるばっかりですよ。本当に。 - 656: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/04(火) 17:06:03.86 ID:7DITCJG+O
- いいか>>1
ロリ趣味がなければ例え夢であろうとも10歳児を押し倒したりはしない - 657: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/04(火) 17:25:48.64 ID:CHFPMWXKi
- >>656
その通り
- 658: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/04(火) 18:36:57.61 ID:FZwhUPJq0
- だって幽霊に呪い殺されるかどうか、って瀬戸際で身体が動いたら
仕方ないと思うよ
あとよく言われているけど初離脱の時は性欲の暴走に悩まされるって
だから無罪だと思うしロリコンじゃないよ?
ところで10歳 女の子で検索したらすごく織姫とイメージが似てる子が出てきたが
こういうのって転載したらやはり不味いですよねネットに掲載されてる画像だとしても - 659: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/04(火) 18:37:28.67 ID:cFyXASr60
- >>658
そりゃあマズイっしょ。 - 660: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/04(火) 18:39:27.71 ID:FZwhUPJq0
- うむ
というわけで個人的に観賞するにとどめておきます
私はロリコンじゃありませんしね - 661: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/04(火) 19:02:45.43 ID:Dq7rYDz80
- かたくなに否定する>>1わろたw
織姫ちゃんとのイチャラブはよ - 662: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/04(火) 20:47:56.33 ID:nUemhTZxO
- おお~早く続きみたいです。なんか織姫のライバル登場みたいで個人的に盛り上がってきた。
九栗と織姫ってこの後会ったりとかしましたか? - 672: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/05(水) 23:42:18.90 ID:DbfRtwSo0
- >>662
まあ会ったりしますね
- 663: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/05(水) 00:51:33.75 ID:RxJzilKT0
- 織姫の精神年齢はそこそこ高そうな感じするよね
霊は外見を自由にできるみたいだし
しかし、ロリコン中級者の俺は、最初の頃は>>1が羨ましくて仕方なかった... - 672: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/05(水) 23:42:18.90 ID:DbfRtwSo0
- >>663
子供のようでいてすごい大人のようでもありますね。
人形に降ろされた時を生まれた時と考えるのなら一桁なんですが年齢。
わーそう書くと犯罪みたいになってきたぞっ。
- 671: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/05(水) 12:56:09.53 ID:E/dIPL0S0
- このスレ面白いな、妄想としてもラノベ作家として金取れるレベル
- 672: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/05(水) 23:42:18.90 ID:DbfRtwSo0
- >>671
ありがとうございますー - 673: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/05(水) 23:54:31.14 ID:DbfRtwSo0
- ちょっと明日は道場に出かけないといけないので
次の投下は明後日以降になると思います。
今の話はもうちょっと続きます。 - 679: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/06(木) 22:29:48.31 ID:rO6wb4jd0
- では書く。
道場に行った、といったけど別にそこで武術を学んでいるわけではなくて
小さな道場を持ってる人がその場所を提供している集まりみたいなものだったんだ
そこはまあ一言で言うとその手の人の集まりみたいなもので
霊感ある人も無い人もいる
年配の方が多い感じ。
そこではまあ自分の体験談を話したり
それについてみんなで考察してみたり
そんなことをやってて、まあイメージ的には
オカルト研究部とかみたいなサークル活動、ただしいい歳した大人が何人も、って感じでした。 - 680: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/06(木) 22:37:49.19 ID:rO6wb4jd0
- よく信じるか信じないかはあなた次第です、というフレーズがあるけど
まさにそんなかんじで、ネタとして話す人もいれば
ガチな体験談を話す人もいる。
んで、かつて身内が呪術にかけられた人の話があったわけです。
彼女、50代のおばさん……名前を大場さん(仮名)とします。
彼女がまだぴっちぴちの十代のころのお話。
彼女の家は霊術、呪術などを行う家系だったそうです。
といってもそんなに大それた事をしているわけではなく、隠れてやっているかんじ。
手当てヒーリングをしたり、簡単なおまじないをしたり。
そして大場さんが知り合った人に、脚が麻痺して動けない男の子がいました。
友人だからとりあえず名前は雄二さん(仮名)。 - 681: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/06(木) 22:41:18.07 ID:rO6wb4jd0
- 雄二さんは某宗教団体の祈祷を受けてそれを治そうとしていた。
というか医者に見放されて宗教に頼るしかなかった。
しかしその宗教はインチキだったわけです。
多額のお金を払っても治らなかった、そしてそれを聞いた大場さんは彼を治してあげたいと思い、母親に相談した。
母親はふたつ返事でそれを引き受けて、治癒を行ったわけです。
その治癒を一年ほど続けると、彼の足は治りました。
といっても治ったからすぐに動けたわけではなくて、リハビリが必要だったわけですが。 - 682: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/06(木) 22:44:47.02 ID:rO6wb4jd0
- そして激ぉこしたのがその宗教。
なにしろ、自分のメシのタネであるカモ、もとい信者を勝手に治癒されたあげく、
その噂が周囲に広がってしまったわけです。
「あの宗教はインチキ、何年かけても治らなかった、しかし大場さんのお母さんは一年で彼を治した真の霊能者」
こういう噂が立ち、信者が次々といなくなりました。
「てめぇふざけんなこのやろう」
「うちらが治してたのに横からかっさらいやがって」
というふうに激ぉこして怒鳴り込んできたわけです。
そして窓ガラスを割ったりの嫌がらせをしてきたとか。 - 683: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/06(木) 22:49:42.63 ID:rO6wb4jd0
- 大学生ぐらいの、その宗教の教祖の息子とかが特に怒ってて、大場さんは身の危険とかすごく感じてた。
そしてこのままではやばいと思った母親は、協力してくれる元信者さんたち数人に話をつけてとある反撃に出ました。
それが、なんというかゾンビの術だったんです。
ゾンビパウダーってのは聞いたことないですか?
服用させた相手の自我、意識を奪い、言う事は何でも聞く奴隷にする術。ハイチの魔術ですね。
それそのものなのかどうかは知りません。
しかし、母親は粉薬を調合した後、元信者さんたちに渡したわけです。
これをどうさせたか。
「あの大場のババアはインチキだった、目が覚めた」
と言ってその宗教に戻らせて、そして機を見て教祖とその馬鹿息子に呑ませるように、と。
そしてその目論見は成功しました。
もっとも、ただ飲ませただけで効果が発揮する便利な魔法の薬とかは無い訳ですね。当然です。 - 684: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/06(木) 22:54:50.20 ID:rO6wb4jd0
- その薬は、呪術の準備に必要だったわけです。
条件はすべてそろった、と。
あとは呪術儀式、祈祷を行う。
大場さんは母が何をしているのかよくわからなかったけど尋常ではなかったと。
三日三晩、札を貼り結界を敷いた部屋に夜の間こもって儀式を行っていた。
それが終わって数日後、ぴたりとその宗教からの攻撃は止まりました。
何が起こったかと言うと、その教祖と馬鹿息子がどんどん衰弱していき、自分ではまともに動かなくなっていったそうです。
今のわかりやすい言葉で言うと鬱病になった。
自分から行動を起こさない、起こす気力が無くなった。
他人から言われた事には仕方なく従うがそうでないと自分からご飯も食べない、水も飲まない。
まさに生きた屍なわけです。 - 685: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/06(木) 23:03:19.08 ID:rO6wb4jd0
- それで教団の幹部の人たちが、まさかこれは呪われたんじゃ……と言い出して、
そういう効果のあるガチな呪いの存在を信じて、もう慌てて平謝りに来たとの事。
二度とこういうこともしませんからどうか許してください、と。
笑えると言うか笑えないのが、その幹部連中たち……
「教祖と馬鹿息子を助けてください」と一言も言わなかった。
自分たちに呪いをかけないでください、手を引きますごめんなさい許してくださいこの通り。
大場さんの母親は、二度と顔を見せるな街から出て行け、と言って追い出した。
してそいつらはよほど恐ろしかったのか、マジで街から出て行ったとの事です。
薬を飲ませる事で対象に共時性を持たせて呪術をかけて、心の動きを止めて、心を殺す。
そうすれば無感動になり、自分からは何も動くことは無くなる……という恐ろしい呪い。
母親からその詳しいやり方は教わらなかったそうです、大場さんは。
というか怖すぎて教わりたくない、母親には絶対に逆らわないでおこうと心に決めたとか。 - 686: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/06(木) 23:06:06.72 ID:rO6wb4jd0
- この話を聞いて、まさにゾンビだなあ……と。
ゾンビパウダーの話を聞いた時に、ああいう都合のいい薬って本当にあるのかな、と思いましたが。
薬がメインではなく、薬は術をかけて対象の心の働きを殺すための触媒だったのか・・・と納得したわけです。
ちなみに別に薬を飲まさなくても、相手の敷地とかに触媒を埋めたりするのでもいいとか。 - 687: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/06(木) 23:10:54.87 ID:rO6wb4jd0
- 呪いをかけて、たとえばこの間の狐憑きのような状態にしても、人は死なないし凶暴化して危険。
だけど心の働きを殺せば害はなくなるし緩慢に死に向かうから安全だ……という。
その考えがすごい怖いですね。
なお大場さん本人はそんなすごい事は出来ないと言ってました。
あとその雄二さんとも特にフラグたったわけでもなくそれっきりとか。
そんなお話でした。
また聞きの話なので、それが本当かどうかは私にもわからないし事実確認もできませんが
怪談話の一端として受け取ってもらえれば。 - 688: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/06(木) 23:12:19.30 ID:dfgfPnPs0
- >>1
すげぇなその大場さんって人
ところで、
霊界で運動とかしたら現世に何らかの
影響があったりするの?
あと、>>1は式札みたいな物って作れる? - 689: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/06(木) 23:26:39.90 ID:rO6wb4jd0
- >>688
ある程度体の動かし方は覚えられても
筋肉が付く事とかはないと思います
仮面ライダーごっこして戦ってもそれで筋肉が付いたことは無いし。
要はめっちゃすごいシャドーボクシングみたいなものではないかと。
だから無駄ではないと思います。
いくら戦い方覚えても肉体がついてこなきゃ無駄ですけど。
式札みたいなのは作れませんね。
いや作る事なら可能でしょうけどあまり意味を感じないと言うか。
鈴姫やAIBOみたいな式神(というか付喪神)がいるし。
幽世だとそういうの無くてもイメージで作りだせるし。
まあ興味が無いわけでもないんですけどね。
札で式神を作るとかやはりかっこいいし。
ただ現実では漫画やアニメみたいに札が空を飛んで式神に変身するわけじゃないわけだから・・・ - 690: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/06(木) 23:29:28.50 ID:dfgfPnPs0
- >>689
なるほどね
もう一回スレ見直せって言われるかも知れないけど
明晰夢の見方?みたいなのを教えてほしい
昔1回夢の中で
(あ、これ夢だな)ってなったことならある - 691: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/06(木) 23:32:28.82 ID:rO6wb4jd0
- >>690
正直、そっちに関しては離脱・明晰夢関係のスレやサイト見たほうがいいと思います
こっちは見れるようになったきっかけが織姫と出会った事だからあまり参考にならないと思うと言うか・・・
まあこれは一般論だけど二度寝のタイミングが最高なのとあとは夢日記、かな - 695: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/07(金) 12:54:37.17 ID:42/c5mqh0
- >>1は幽体離脱で霊界に行ってるの?
それとも明晰夢? - 696: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/07(金) 13:13:25.55 ID:PcrAFamw0
- >>695
両方ですね
普通の夢からこれは夢だわって気づいて明晰夢になった時は
そのまま扉や階段作っていつもの家に行ったりあるいは別に所に行ったり
その夢が面白かったら「はい続けてー」とそのままにしたりすることもあります - 706: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/09(日) 19:51:08.96 ID:40pFm5L90
- 前回の続き。
あの後、再び離脱した時に俺は言った。
「ちんちん舐めてくれないか、マイスゥイートハニー」
「遺言はそれか?」
切って捨てられました。なんでだ。
というわけで織姫にストレートに頼んだらあっさりと断られた傷心の俺は、一人で散歩してくると言って、再びあの町に。
一度行った場所には行くのは容易。そこをしっかりと思い浮かべればいい。
目を閉じてイメージ。次の瞬間、もう賑やかな色街に。
そして俺は、この間の店へと。
「あ……」
店の前で荷物を運んでいる九栗と鉢合わせする。うむ、やはり可愛い。
織姫とどちらが可愛いかと言われるとこれがまた難しいのだが。
「こ、こんにちは」
「あ、はい。こんちには……」
なんだろう。あんな醜態晒したからとても恥ずかしい。
お互い見つめ合う。なんだろうね。これ。
「あ、仕事中?」
「あ、はい。荷物を届けに……」
「そうか。じやあ手伝うよ」
「え、いいんですか?」
俺は彼女の持っているざるを持つ。
そこには……
「なにこれ」
「ええと、や、野菜ですね」
そのざるにのっていたのは、実にセクシーな大根やニンジンなどだった。
ネットでぐぐれば出てくるような、人間の手足のように枝分かれして絶妙にくびれてエロチックな野菜である。
なんというか、さすがだなこの世界は。
というかどうせ近野のセクハラじゃなかろうか。 - 707: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/09(日) 19:51:54.80 ID:40pFm5L90
- 「これを厨房に持っていくんです」
「なるほど。でもあれだな、幽世の人って飯食うの?」
「食べる人もいますよ。習慣が抜けてない人とか……」
「なるほど。そういや織姫も食べてたな」
某こども隊長なタルパを。
「それに、ものを食べるのって楽しいじゃないですか。必要なくても、大事だと近野さんが」
「ああ、あの快楽主義者なら確かに言いそうだ」
そう言いながら、俺はそれを抱えて厨房へと持って行った。
……厨房はオール電化だった。
「外から見ると江戸時代か明治時代かって感じなんだがなあ……」
「まあ……ええ、そのなんといえばいいか」
九栗も苦笑していた。
「あとトイレもウォシュレットです」
「……幽世にトイレって必要……」
「排泄の習慣が残ってる人とかが……」
「ああ、なるほどね」
「あと……そ、その、趣味で……とか」
顔を赤くする九栗。
「……近野か」
なにやってんだあのファッキン糞ギツネ。
「えっと、その……あ、1様にそういう趣味が、その……あるのなら……」
「ねえよ!? 俺はいたってノーマルですから! ていうか九栗ちゃんはもっと自分を大事にしなさい!
あの変態ギツネに何吹き込まれているか知らないけど!」
風俗にやってきて説教するオヤジみたいだなあ、と自分で思った。 - 708: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/09(日) 19:53:30.08 ID:40pFm5L90
- 「おーい、厨房でいちゃついてんじゃないわよ。そういうのは外でやんなさい。ていうか出て行け」
そんな俺たちにいろっぽいお姉さんが呆れ顔で声をかけてきたので、すみませんと謝って移動した。
「……えーと、どうしようか」
「そ、そうですね……」
「んー、じゃあちょっとそこらへん見て回る?
こないだの時は近野に連れられてきただけだからよく見物しなかったし」
「じゃあ、案内しますね」
ということでデートすることになった。
まあ、しかし一言で言うと、現実で街を案内してもらうのとはやはり勝手が違っていた。
だってここは幽世。別名、鏡の世界であるアストラル領域。
物質世界ではないので、決まった細かい街並みと言うのが無い訳である。
行きたいところには行けるし、しかしいけない所にはいけない。といううまく説明できない変な法則がある。
まあ、なので言われるままに色々とついていったわけだが、イメージ的には京都っぽかった。
色んな店があり、お代はいらずに好きな物を買う事が出来た。といっても、それは当然現世には持ち込めない。
持っていきたければ、こちらで手に入れた者と同じものをあちらで探す、という前にもやった事を行う、とそんなかんじだろう。
しかしそれでも、無駄では決してない。
こっちで食べるお菓子とかも、とても美味しかったし、すごい変な味のも色々とあった。
現世では絶対に食べる勇気が起きないような爬虫類の串焼きとか。
あとお酒とか。現世では酒はあまり飲まないタイプだけど、こちらのはとても美味しかった。
あとは、服とか。
思うだけで色んな服装に変身できるのだが、実際にこれはうまくイメージ出来ないと中々に成功しないし、前にも書いたけど周囲のイメージに勝手に流されることがある。
だけど、服を「着る」というイメージ、行動を経てならそれは実に確固としたイメージを保つことが出来た。
そして、九栗にも服を買ってあげたりした。
狐っ娘といえばなぜか巫女服ってイメージが強いので、巫女服っぽい服を。
試着室で着替えのシーンを覗いたりするのは基本ですよね。基本です。
「……もう、覗きとか駄目ですよ」
「ごめん。でもやっぱりそういうのって見たくなるし……」
「あ、あとからいくらでも、その、見れるんですから自重してください」
「そうはいっても、シチュというものがね……いや、ごめんなさい俺が悪かったです」
賭場もあったので行ってみる。
「なんでラスベガスみたいな光景なの。ここ和風だよね。いやもうあいつの趣味に突っ込み入れるの無駄だと思うけど」
めっちゃ洋風だった。 - 709: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/09(日) 19:54:29.52 ID:40pFm5L90
- そんなこんなで色々とうろついた後で、俺はちょっと九栗に提案してみる。
「街の外に行ってみる?」
街も楽しいけど、幽世旅行ではアホみたいに壮大な風景を見るのも乙なのだ。
現世ではそこにいくには大金と時間と労力がかかるような場所。
たとえばグランドキャニオンとか、たとえばジャングルとか。
そういうところもいいよね、と思ったのだ。
しかし……
その俺の言葉に、九栗は黙って首を横に振る。
「私、ここを出ていくことは出来ないんです」
「……え?」
予想外の言葉だった。
織姫はよく外に出て行ったりしてるらしいし、現世にも行っていると聞く。
だから、てっきり九栗も自在に出歩けると思っていたのだが……
「ほら、近野様が言ってませんでした? 自分は女衒だと」
「確かに言ってたけど……」
そこまで言って思い出す。
女衒と言うのは、つまり……
女性を商品として扱い、客に出す。
それは女性を商品として管理する事。
女衒に管理されている女の子が、その縄張りから出られる……はずがない。
「……」
俺は黙り込んでしまう。その沈黙を、九栗は肯定する。
「私は近野左近児様の所有物。あの方が幽世での虚ろな生を彩り楽しむための玩具。
あの方が、貴方を面白いものとして意味と価値を見出しているから、だから……」
「こうやって……俺と?」
「……」
黙る九栗。それは無言の肯定だった。 - 710: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/09(日) 19:55:30.69 ID:40pFm5L90
- 俺の心に怒りの火が灯る。
つまり、あれか。
俺たちは、近野にとって映画かドラマか何かか。
俺たちを見て、ポップコーン片手に笑ったりしてるわけか。
俺にとって、お前たちは夢の登場人物かもしれない。しかしだからといって、玩弄したつもりはない。
ものすごいリアリティをもって接してくるみんなを、対等だと思ってきた。
だけどお前は、俺を、そして彼女を玩弄するのか。
そう思うと、なんというかいてもたってもいられなくなった。
「九栗ちゃん、ここから出たいの? それとも出たくないの?」
「え……?」
「正直な気持ちを聞かせてほしい。
このままでもいい、出て行きたくない、とかならこのまま俺も何もしない。
また会いにも来るし、仲良くしていきたいから。
だけど、もし……もし、ここから出たいと、いやだとちょっとでも思っているなら……」
これはただのおせっかいかもしれない。俺のエゴかもしれない。だけど……
はっきりと言った。
「俺が、お前をここから連れ出してやる」
「……」
その言葉に、九栗はうろたえる。
どう答えればいいのかわからないようで、いばしおろおろした後……
「……1さんの話、面白かったです」
この間、たしかに色々と話をした。
「……私……」
「……」
「……外が、見たいです。あなたと一緒に」
瞳を潤ませて言う。
その瞬間、俺の心は決まった。 - 711: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/09(日) 19:56:16.08 ID:40pFm5L90
- 九栗を抱き寄せ、そして強くイメージする。
イメージの物質化。幽世から物を持ちだす方法。現世で探す。同じものを。
それは、決して「幽世のものを持ち出すことができない」ということではなくて。
強いイメージで探し求めれば、強いイメージで引き寄せれば、必ず手に入れる事が出来ると言う事だ。
ましてや、幽世と幽世。幽世と現世ほどに隔たりがあるわけではない。
強くイメージする。
瞬間移動じゃおそらく駄目だろう。
だから、扉でも駄目な気がする。
だったら、道だ。俺の世界へと続く、二人が行ける道をつよくイメージする。
動く歩道的な、自動で俺の世界へと導いてくれる道。
そしてそれをイメージしたら、九栗を連れて、その道に立つ。
しかし……
「……っ!」
道が途中で止まる。九栗が動けなくなる。
まるで透明な壁に捕まったかのように。
結界に阻まれる、そんなかんじだった。
「くそっ、どうすれば……」
必死に考える。そして思いつく。
結界なら……力技で切り裂けばいい!
イメージする。秋葉原の武器屋で手に入れた、草薙剣。あれを手元に呼び寄せる。
そして、一気に空間を切り裂く。
その瞬間、抵抗は嘘のようになくなり、そしてそのまま、俺たちは俺の世界、あの山へと向かった。 - 712: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/09(日) 19:57:34.22 ID:40pFm5L90
- 「ここが……」
「ああ、俺の世界だよ」
「綺麗な所ですね」
茂る木々を見回して九栗が感嘆の声を上げる。なんか妙に恥ずかしい。
「そして、その……こりからは九栗ちゃんの世界にも、なるといいと思ってるんだが」
「えっ……」
「いく所、無いだろ。織姫も鈴姫もAIBOもいるし、さ」
「いいんですか……?」
「ああ。あいつらも、行く場所の無い奴を放り出すような奴らじゃないよ」
「……はい。その、お願いします」
「ああ。じゃ、部屋決めないといけないな。と言っても、決めるっていうか作るだけど」
そして屋敷に案内。
部屋を一つ増築して、九栗の部屋にする。
あとはもう、なんというか。
しっぽりといたしたわけです。
買ってあげた服を脱がして、舐めたり舐められたりして、じっくりたっぷりと。
三回ぐらいやりました。
正面から、後ろから、そして後ろから抱きかかえて、あと騎乗位で。
やり終わって服を着て、休憩していたら……
「何を連れてきたのかと思えば……」
織姫さん登場。
なんか仁王立ちしていた。
思わず正座する俺と九栗だった。 - 713: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/09(日) 19:58:34.69 ID:40pFm5L90
- 「この女垂らしが。はあ、まあ別にそれについてとやかく言うつもりはないがな。
鈴姫の事でもう慣れたわ」
その言葉に鈴姫が言う。
「えっ、でも私してもらってないですよ?」
「されたいのか?」
「いや、そういうわけでも……ありますけど」
「だそうだ。よかったなこの童女趣味淫乱野郎」
すごいじと目でこっちを見る織姫。めっちゃ怖いです。
いかなる反論も出来そうになかった。俺は別に童女趣味ではないのに。
「しかし」
織姫は腕を組みも頭を振る。
「厄介なことになったぞ……阿呆が」
「? 厄介って何の……」
その時、陽気な第三者の声が屋敷に響いた。
「おっじゃまっしま~~~す♪」
「!?」
その声には、そして現れたその姿には覚えがあった。
今まで一度も、ここに来たことの無い男の姿。 - 714: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/09(日) 19:59:32.74 ID:40pFm5L90
- 「近野……」
「いえーす。僕やで。お招きいただきありがとう、ってところやな」
「招いたつもりはない、この化け狐め。ここは私と1の世界だ。とっとと帰れ!」
織姫が睨みつける。しかし近野は涼しい顔だった。
「はあ、お熱い事で。僕ちん妬けてまうわ~。
でもな、今ここに僕がいるってことはどういうことか、わかるやろ?」
「どういうことだ……?」
そこまで言って気づく。
そう、九栗の存在に。九栗を近野の世界から連れ出した、そしてここに連れてきた。
それはつまり……
「そう、その通り。
異物を連れ出して持ってくるっていうのはな、そういうことやねん。
服や道具ならまだしもなあ。いやそれだって厳密にはやっぱり縁が多少はつながるねんけど。
さて、僕の所有物を無断で自分の物にしたその所業の因果がどうなるか。
おめでとう、君と僕はつながった」
近野は笑いながら言った。
「別の言い方をしてみようか。
他人のモノを盗んじゃいけません、地獄に落ちますよ……
そう親に習わなかったか?
そう、君は地獄へと落ちた。盗人の末路ってそういうもんや」
その近野の言い分に、織姫が声を上げる。
「ふざけるな、ただの罠であろうがこの美人局が!
情を移させ、そうせざるを得ない状況にする。性根の腐ったにもほどがあるぞ!」
「はいはい、お嬢ちゃんは黙っといてや。ある意味同じ穴のムジナやろ、仲良くしたいもんやしな。
さて、君は、僕のもんや。
この色欲地獄にして修羅地獄――近野左近児の」
両手をあげ、高らかに言った。
「地獄にようこそ。さあ、踊ろうか、狂い果てるまで!」 - 715: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/09(日) 20:00:14.01 ID:40pFm5L90
- 今回はここまで。もう少し続きます。
……あとから見直すと、当時の自分の言動恥ずかしすぎる。パーフェクトな中二患者だこれ。
夢の中ってこんなもんですよね。
夢日記を小説風に書くもんじゃないですね。恥ずかしい。いろんな意味で。 - 716: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/09(日) 22:02:11.67 ID:/RqbeIdaO
- おおお、これで地獄にいくんですね…なんか近野さん怖いな。
- 718: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/10(月) 00:24:00.68 ID:UvNbQmmX0
- >>716
はい、前に言った地獄落とされた話ですね。
彼は色んな意味で怖いでした。
- 719: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/10(月) 00:27:50.09 ID:b3Zqbjpw0
- >>718
結界をすり抜けるイメージすれば
切り裂かなくても通れたのでは? - 720: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/10(月) 00:48:16.74 ID:UvNbQmmX0
- >>719
かっこよく盛り上がって頭に血が上ってる馬鹿に
そんな冷静で的確な判断が出来たらよかったんですけどね。
嗚呼恥ずかしい。
まさにご指摘通り。自分の所の結界なんだからねぇ…… - 717: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/09(日) 23:43:28.93 ID:awp0ZiDZ0
- 草薙剣?だっけ?
結界引き裂くって強すぎwww - 718: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/10(月) 00:24:00.68 ID:UvNbQmmX0
- >>717
なにせ自分の世界の結界、だからその気になれば容易に切り裂けるわけですね。
他人様の結界を裂けるかどうかはわかりません。
ていうか自分から無防備になるようなもんですねコレ。 - 725: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/10(月) 17:42:26.15 ID:b3Zqbjpw0
- >>1
明晰夢って起きようと思えば起きれるん?
それとも、体が起きるまで寝たまま? - 726: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/10(月) 22:12:54.74 ID:UvNbQmmX0
- >>725
織姫と会う前に何度か明晰夢を見た時は
起きようと思えば起きる事が出来ました
まだ幼稚園か小学生のころだったか
あっ夢だ、と思ったらとりあえず階段から飛び降りてみましたね
それで目が覚める
今思うと怖いことしてたな・・・と
もし夢じゃない時に夢と勘違いしてたら
死んでた。
今は明晰夢見たらもったいなくて起きようとは思いませんですよ - 723: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/10(月) 09:16:22.55 ID:aEq04eX3O
- ロリコンの風上に置きたい
- 724: 以下、Zチャンネル@VIPがお送りします 投稿日:2014/03/10(月) 09:48:00.43 ID:FuccqkGT0
- これがロリ魂か
追記:http://blog.livedoor.jp/himegamisamanohanasi/
>>1のブログのようです
- 1001:以下、名無しにかわりましてZチャンネル@VIPがお送りします: ID:zetch@vip
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